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獨協医科大学埼玉医療センター

(埼玉県 越谷市)

町田 繁樹 病院長

最終更新日:2025/12/05

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質も専門性も高い急性期医療の提供を

2024年に開院40周年を迎えた「獨協医科大学埼玉医療センター」。母体である獨協医科大学も2023年に創立50周年を迎え、地域の医師会や医療施設との連携も深めながら長く地域の急性期医療に貢献してきた存在である。質も専門性も高い急性期医療を提供する大学病院として、治療だけでなく、研究や人材育成にも尽力し、地域だけでなく広く日本の医療全体へのさらなる貢献をめざす。そんな約200万人もの人口を抱える埼玉県東南部地区の医療を支え、常に進化を続けてきた「獨協医科大学埼玉医療センター」について、町田繁樹病院長に話を聞いた。(取材日2025年9月26日)

開院以来、常に進化し地域医療に貢献していらっしゃいますね。

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当院は獨協医科大学の2番目の付属病院として1984年に獨協医科大学越谷病院の名称で開院。以来、埼玉県東南部に住む約200万人の人々の健康を守る地域の中核病院として、日々、理念である「常に研鑽し患者の信頼にこたえる」の実践を目標に、質の高い安全な医療を多くの患者さんに提供し地域医療に貢献することを使命としてまいりました。2017年には新病棟が竣工し病床数928床へと成長。その折に獨協医科大学埼玉医療センターと改名いたしました。約2500人の職員が地域の医療機関や医師会と連携しながら多職種によるチーム医療を行っています。今後はロボット支援手術のさらなる充実と、より小さながんの発見などに活用できるPET-CT装置の導入を予定しており、私たちへの地域の皆さまからの期待にお応えしていきたいと思っています。

高度な治療を行う上で特徴的な取り組みについて伺います。

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病院としては22室の手術室を備え年間数多くの手術に対応できる点が挙げられます。血管造影やCTなどの内科的手技と同時並行で外科手術を行うハイブリッド手術や患者さんの負担を軽減する低侵襲手術が可能となるロボット支援下手術など専門性の高い医療を提供しています。ロボット支援下手術は従来の泌尿器科疾患に加えて婦人科・消化器科疾患などにも幅広く対応しています。また2020年に開設した内視鏡センターでは6室の検査室が稼働し検査や治療を行っています。さらに血管内治療センターでは脳動脈瘤に対するコイル塞栓術や血栓回収を行っており特にくも膜下出血のコイル塞栓術は関東圏の指導的な役割も担うなど豊富な症例実績があります。欧米においても内科医師が担当することの多い循環器疾患に対するカテーテル治療ですが、当院では心臓血管外科の医師も担当し、違う角度からの診断・治療が可能でほかの医療機関から多くの見学者が訪れています。

移植や周産期の医療も注力されていますね。

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移植センターでは北関東でも多くの症例数の生体腎移植を行っております。今後も多くの要望に応えられるよう取り組んでまいりたいと思っています。生殖医療を扱うリプロダクションセンターでは不妊治療を行っており、特に男性に対する治療では日本でも多くの症例数がありますし、ジェンダーの外来も開設しました。また埼玉県の地域周産期母子医療センターに指定されている当院では、ハイリスク妊娠の入院管理や重症新生児の受け入れも積極的に行っています。現在はMFICU(母体・胎児集中治療室)3床、NICU(新生児集中治療室)9床、GCU(新生児回復室)12床が稼働。子どものこころ診療センターは全国的に数少ない施設であり、心身症や不登校など身体症状を呈する子どもたち、発達の凸凹を認める神経発達症の子どもたちの診断と治療のほか、ST、PT、OTで構成される小児リハビリ部門と連携し、特別な療育プログラムを行っています。

地域の医療機関との連携についてはいかがでしょうか?

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当院は急性期を担う病院ですので、急性期治療後に患者さんを受け入れていただける地域の病院との連携がとても重要です。かねてより埼玉県東部にある11ヵ所の医療機関と連携し、医療スタッフの相互派遣なども行っており、定期的に顔を合わせて互いを知る機会を設けています。もちろん地域の医師会とも連携を強化しています。これらの連携を促進するため、「総合患者支援センター」を設置し、医療連携のほか、福祉相談や在宅医療部門、さらには、PFM(ペイシェント・フロー・マネジメント)システムを導入し、患者さんを身体的、社会的、精神的背景から把握し、多職種スタッフと連携しながら、入院から退院後まで一貫したサポートを行っています。大規模病院としては珍しい訪問診療も行っており、専門性の高い診療も対応が可能です。

地域の方々へのメッセージをお願いいたします。

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私たちの使命は「常に研鑽し患者の信頼にこたえる」という病院の理念のもと、地域の患者さんに良質で安全な医療を提供するということです。これは現在だけでなく将来にわたって続けなくてはならないものだと考えています。そのために私たちは次の世代の医療人の育成にも力を入れていますし、今後も継続して育成し地域に貢献できる人材を育てていきたいと思っています。また、患者さんから頂いた投書などの病院へのご意見は必ず目を通し議論し、改善すべき点は改善し、病院として常に成長する糧とさせていただいています。職員全員が日々研鑽を積み成長し、地域の皆さまと一緒に成長し続ける存在として、ともに歩ませていただきたいと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。

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町田 繁樹 病院長

1989年岩手医科大学医学部卒業、1994年同大学大学院医学研究科(眼科学)修了。米国ミシガン大学眼科研究員、岩手医科大学眼科助手・講師・助教授・准教授を経て、2014年獨協医科大学埼玉医療センター教授(眼科学)、2025年4月より獨協医科大学埼玉医療センター病院長就任。一人の医師として、患者のためにどれだけ努力し一生懸命になれるかということを大切にしている。常に研鑽を積み患者の喜びが一番の喜び。

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