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獨協医科大学埼玉医療センター

(埼玉県 越谷市)

奥田 泰久 病院長

最終更新日:2020/11/25

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埼玉東南部に住まう人々を守る責務を担う

東武スカイツリーライン新越谷駅、JR武蔵野線南越谷駅から徒歩約3分という好立地にある「獨協医科大学埼玉医療センター」は、埼玉県東南部に住む住人の健康を見守っている基幹病院だ。内科系11の診療部門、外科系18の診療部門に加えて地域周産期母子医療センターやリプロダクションセンターなど19の中央部門を有し、急性期の患者に対して専門性高く医療を提供している。2020年4月から同病院を率いているのが、奥田泰久院長。奥田院長は、麻酔科の医師として長年にわたりさまざまな難しい手術に携わってきている。院長に就任した4月は、折しも新型コロナウイルス感染症の流行が急激に広がった時期。以来、地域の基幹病院の責務を果たすべく、さまざまな困難に果敢に挑戦してきた。そんな奥田院長に病院への思いや特徴などについて話を聞いた。
(取材日2020年9月1日)

今、改めて病院運営への思いをお聞かせください。

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正直言いますと、4月の就任からこれまでずっと新型コロナウイルス感染症の対応に追われ、やっと少し落ち着いてきたところです。当院は、埼玉県東南部の住民の方々の健康を守る使命を持つ基幹病院で、毎日多くの急性期の患者さんが来院されます。そんな中、当院は指定感染症患者を受け入れる体制ではなかったのですが、県からの要請もあり、病床の確保・調整や院内のゾーニング、院内感染予防などさまざまな難題に取り組みながら対応してきました。当初は風評被害といいますか、いろいろな批判の声も聞かれましたが、最近では地域住民や患者さんたちからご理解をいただいているようです。この新型コロナウイルス感染症の問題はエンドレスで、今後、どのような状況になるかわかりません。ですが今後も、地域の基幹病院の責務を果たすべく、できる限り努力していきたいと考えています。

こちらには手術室が22室あると伺いました。

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はい。全国的にみてもかなりの規模だと思います。全身麻酔症例数も特に多いです。ロボット支援手術専用の手術室や、血管内治療など低侵襲性治療に重要な放射線透視装置と従来の手術室機能を合わせ持つハイブリッド手術室なども備え、さまざまな高難度の手術を実施しています。ロボット支援手術は従来の泌尿器科疾患に加えて婦人科疾患、消化器科疾患などでも行っています。当院は、地域周産期母子医療センターとしてハイリスクの妊産婦や新生児を受けて入れている点も特徴です。現在、MFICU(母体・胎児集中治療室)3床、NICU(新生児集中治療室)6床、GCU(新生児治療回復室)9床が稼働しています。また、移植センターでは、生体腎移植だけでなく生体肝移植も始めており、今後、さらに力を入れていく予定です。2020年3月には新しく内視鏡センターが開設され、検査室が以前の2倍の6室となり、より多くの検査や治療が可能となっています。

地域連携について教えてください。

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当院は急性期病院ですので急性期治療を終えた後、患者さんを受け入れていただける地域の病院との連携がとても重要となってきます。もともと埼玉県東部にある中規模病院10ヵ所とは連携しており、医療スタッフの相互派遣なども行っています。さらなる地域連携を図るため、総合患者支援センターを設置し、患者さんのさまざまな相談に対応しています。入院前から患者さんが安心して医療を受けられるようPFM(ペイシェント・フロー・マネジメント)システムも導入し、患者さん一人ひとりの状況を身体的、社会的、精神的背景から把握し、多職種スタッフとも連携し、入院から退院後まで一貫してサポートしています。当院では大規模病院としては珍しく訪問診療も行っており、入院中から引き続き在宅でも医療を受けていただけます。この訪問診療は、地域医療の現場を経験できると研修医たちにも好評です。

病院長として心を砕いていることはどんなことですか。

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スタッフの中には感染症対策で疲弊しながらも頑張り続けている人が多いと思います。そんなスタッフをどのようにしたらバックアップできるか、さまざまなジレンマの中で思い悩んでいます。毎日大変な業務をこなしているスタッフのもとへは毎日1~2回訪れて話をします。やはり現場に行ってみないとわからないことも多いですから。いかにしてスタッフのモチベーションを維持するかが大きな課題だと思います。患者さんたちから寄せられるさまざまなご意見もしっかり受け止めています。患者さんのほうがよく見ていることも多いですし、年齢を問わずハッとさせられる意見もあります。そうしたご意見は医療サービス部門で吸い上げて改善を図り、次のステップへとつなげています。患者さんのご意見によく耳を傾けていることも一つの強みになると考えています。もちろんお褒めの言葉もいただきます。特に交通の便が良いことは必ず皆さんに褒めていただきますね(笑)。

最後に今後の展望をお願いいたします。

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冒頭にもお話しましたが、当院は埼玉県東南部に住む方々の健康を守る使命があり、今後もこれまでと同様、当院の理念である「常に研鑽し患者の信頼に応える」を実践していく所存です。今回のコロナ禍がいつ収まるかわかりませんが、こうした新たな感染症は今後10年周期で起こると考えられています。その時に対応できるよう指定感染症に特化した病棟を整えるなど、新たな構造の病院を作る必要があるとも考えています。当院には医師国家試験合格後に研修先を決めるマッチングに全国から定員をはるかに超える多くの応募がありました。そんな競争を経てきた研修医もそろっていますので、指導するドクターとともに「すべて患者さんのために」を心に置いて、ハード、ソフト面ともにさらに充実させていきたいと思います。

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奥田 泰久 病院長

1983年獨協医科大学医学部卒業後、同大学病院麻酔科にて約20年勤務。2003年から同大学越谷病院(現・同大学埼玉医療センター)麻酔科勤務。2020年4月より現職。同大学埼玉医療センター麻酔科主任教授兼任、同大学3付属病院の麻酔科統括者。日本ペインクリニック学会ペインクリニック専門医。専門はペインクリニック、手術麻酔全般。

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