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医療法人光仁会 春日部厚生病院

(埼玉県 春日部市)

福島 康次 院長

最終更新日:2025/11/04

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地域連携医療の要として頼られる病院

一ノ割駅から徒歩5分にある「春日部厚生病院」は、急性期から回復期リハビリテーションまで対応し、医療療養病床も備える病院。リハビリにも力を入れ、退院後の通院や在宅リハビリまでサポートしている。2025年4月に院長に就任した福島康次(ふくしま・やすつぐ)先生は、獨協医科大学埼玉医療センター呼吸器・アレルギー内科で主任教授を務めた経験から、同病院で呼吸器内科の診療をスタート。これまで以上に地域医療に貢献できる病院として進化した。常に周囲の職員や関係する人々への感謝の言葉を口にする、朗らかで周囲を明るくするような福島院長に話を聞いた。(取材日2025年9月10日)

設立以来、一貫して地域医療を支えられてきました。

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1981年に誕生した当院は、聖光会メディカルケアグループの一員として44年以上、微力ながら地域医療に貢献させていただいてきました。当院の使命は、信頼の置ける質の良い医療を提供することにあります。急性期の患者の受け入れから、回復期リハビリまで一貫して対応し、在宅療養支援病院として自宅復帰後のリハビリもサポート。現在は急性期一般病棟が40床、地域包括ケア病床16床、回復期リハビリ病棟が74床、医療療養病棟が60床という構成になっています。当院ではリハビリに力を入れています。退院に向けた回復期リハビリのほか、訪問リハビリもご提供し、入院治療と在宅医療をうまく連携させる地域包括ケアシステムの推進も役割と考えています。そして、身近で何でも相談できる存在でありたいと思っています。

院内には活気がありますね。

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当院は「病める人に対して良き奉仕者たれ」を創業理念とし、基本理念を「地域に寄り添い続ける」としています。こうした奉仕者の精神を持って医療に携わることで、私たち職員も仕事を通じて生きがいを感じ、人生の満足度や幸福度をアップさせて、充実した生活を送ることができればと思っています。やはり職員が生き生きと仕事をして幸せを感じていなければ、患者さんにより良い医療をお届けすることはできません。患者さんとご家族に、安心と満足をご提供できる医療をめざしています。また当院の周辺には高度医療を行う急性期の病院がいくつもあります。そこでの治療にめどが立ち、病状の改善は図れたけれど、ご自宅に戻るには患者さんもご家族も不安がある。そんな時は、回復期リハビリも担う当院の出番です。当院で患者さんの病状やご希望に合わせ、退院後の生活をも見据えたリハビリを行うことで、できるだけ早くご自宅への復帰をめざします。

入院も退院も早めを心がけていらっしゃるんですね。

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特にご高齢の患者さんの場合、重症化すると大変なことになりますから、早めの入院を心がけています。そうすると加療や療養もスムーズに進み、早めの退院も見込めるでしょう。そうしてより良い状態でのご自宅への復帰を図り、後はかかりつけの先生にバトンタッチ。早期発見・早期治療は医療の原点ですが、早期入院・早期退院はとてもメリットが多いんです。当院は内科系では循環器内科や糖尿病の外来、外科系では整形外科と皮膚科、形成外科、泌尿器科が活躍しています。整形外科では骨粗しょう症治療、骨折や脊柱管狭窄症の治療に特色があります。脊椎圧迫骨折に対しては、患者さんの負担の軽減を図った経皮的椎体形成術(BKP)という治療に数多く対応しています。

院長に就任し、新たに呼吸器内科も立ち上げられました。

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これまで私は獨協医科大学埼玉医療センターの呼吸器・アレルギー内科主任教授として、人材の育成、研究、臨床と幅広く関わり、同大学教授としての職責を全うしてきました。院長となりせっかくの機会ですのでこれまでの経験などを生かして、少しでも地域の皆さんのお役に立てばという気持ちで、呼吸器内科を立ち上げました。これまで当院には呼吸器疾患専門の外来はありませんでした。当院は特に高齢の患者さんがたくさん来院されますし、ご高齢の方は呼吸器疾患を患われている方も多いので、呼吸器内科の立ち上げを決めました。これまで以上に専門的な診療をご提供することで、地域の皆さんのお役に立てるのではないかと思っております。私の信頼する先生方にも来ていただいていますので、気になる症状があればぜひご相談ください。

地域の皆さんへのメッセージをお願いいたします。

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春日部市において「地域包括ケアシステムの推進」が図られており、医療・介護において幅広い職種の方々と連携強化されてきております。当院としても医療ソーシャルワーカーなどの専門職を配置し、患者さんの入院から退院支援まで、ご家族や多職種の人々と連携を取って切れ目のない支援をめざしています。誠心誠意の気持ちを込めて力を尽くし、患者さんを支えることで、皆さんから笑顔を返してもらえることが医療人としての私たちの励みとなっています。それと同時にこれこそが使命だとも考えます。安心安全な医療提供のために、これからも真摯に邁進してまいります。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

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福島 康次 院長

1984年獨協医科大学医学部卒業。1991年同大学大学院医学研究科博士課程修了。2013年同大学埼玉医療センター呼吸器・アレルギー内科主任教授、2025年4月春日部厚生病院院長就任。運動関係の趣味はスキーと剣道。患者の笑顔を何よりの励みにしている。小児喘息を患った経験から、自分のように苦しむ子どもをなくしたいと思い呼吸器の医師に。「肺は鍛えることが難しいため禁煙がお勧め」とのことだ。

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