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医療法人三慶会 指扇病院

(埼玉県 さいたま市西区)

風間 博正 院長

最終更新日:2020/11/25

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急性期と回復期、慢性期と包括的医療に尽力

1982年の開設以来、長く地域に親しまれている「指扇病院」は、急性期病棟と回復期リハビリテーション病棟合わせて226床を有する地域の中核病院だ。2011年に急性期病棟の増床と、回復期リハビリテーション病棟を移設し二次救急施設も拡充、先進の医療設備とより快適な療養環境を整えた。近隣地に長期療養を必要とする高齢者のための「指扇療養病院」、医療機能を強化した介護療養型老人保健施設「びわの葉」を展開する医療法人三慶会指扇病院グループの要となる同院は、切れ目のないワンストップの医療を提供する体制が大きな強みだ。2018年9月から院長として同院を統括する風間博正先生は消化器内科を専門とし、炎症性腸疾患、胆道系の処置など難度の高い手技が必要とされる内視鏡検査と治療を数多く手がけてきたスペシャリスト。後進の育成にも力を入れ、9歳まで暮らした故郷・指扇への医療貢献に意欲を燃やす風間院長に話を聞いた。(取材日2018年6月11日)

こちらの病院の特徴を教えてください。

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急性期、回復期、慢性期と、いろいろな病期の患者さんに対応できるということが、当院の一番の特徴です。高齢者が多い地域だけに、いくつもの疾病を抱える患者さんも多く、科を超えた連携で患者さんを診ています。また、来院された患者さんがすぐに内視鏡検査をしなくてはいけない、CTを撮らなければいけないという場合、可能な限り当日に施行できるよう、職員全員がすぐに検査、治療を進めていく姿勢、環境です。内視鏡やCTなどの設備、機材は充実しており、各科で先進的な医療を提供できるような体制になっています。患者さんの立場に立てる温かい職員が多いことも当院の特徴です。また、救急医療には特に力を注いでおり、地域の患者さまより好評を得ていると自負しております。

先生ご自身は消化器内科をご専門とされているそうですね。

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長く消化器を専門に、日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医として研鑽を積んできました。内視鏡検査と治療、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患を専門とし、内視鏡検査の中でも特に難しい手技を要求される膵胆肝系の疾患の診断、検査を得意としています。総胆管結石や胆管がんなどの難症例の内視鏡治療もかなり多く手がけていると自負しています。炎症性腸疾患に関しては、先端の顆粒球除去療法、生物学的製剤療法、免疫調整薬による治療などを提供し治療実績を重ねており、遠方からも多数の患者さまが通院されています。当院は、消化器内視鏡専門の医師が多数いることから、今後もさらに消化器系の疾患、難症例への対応に力を入れていきたいと思っています。

地域連携ではどのような取り組みを行っていますか?

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地域の開業されている先生方からの要請に24時間365日対応できるよう、私の連絡先をお伝えしています。いつでも気軽に連絡が取れる体制を取っていることで、先生方にも安心していただければと思っています。また、病診連携の会に参加、私が直接クリニックの先生を訪問するなど、良い関係を築いていけたらと思います。深夜や祝祭日、土日にも少なくないご連絡がありますが、昔から人に対して何かの役に立ちたいという気持ちがあるため、このような電話も苦痛にはなりません。病診連携だけではなく、より高度な治療が必要な場合は大学病院などの専門施設へ紹介するなど、病病連携においても磐石な体制を整えています。

どのような病院づくりをされていこうと考えておられますか。

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可能な限り先進的な設備による、質の高い最新医療を提供したいと考えています。そのために職員が積極的に勉強会・学会などへ参加し、最新の高度先端技術や知識を得る努力を奨励したいと思っております。また、救急医療体制の充実と病診連携・病病連携をさらに強化したいと考えております。管理者としては、まずは人事をしっかり管理し、職員が安心して長く勤められ、生きがいとやりがいのある環境をつくりたいと強く願っております。そして全職員で接遇をはじめとした患者サービスを充実させ、職員一丸となって愛情のこもった医療を提供し、地域医療に貢献できればと思っています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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当院は心地良い医療環境で、何よりも患者さまの利益を最大限に考慮し、地域の皆さまに愛される病院をめざします。しっかりとリーダーシップをとり、職員と共に愛情のこもった医療を提供し続けていきたいと考えております。指扇病院グループは2年後の2020年に創立50周年を迎えます。すべての人に温かく、愛される病院をめざして職員一丸となって精進していきたいと考えております。何か健康面で気になることがあれば、当院を受診していただければ幸いです。今後とも指扇病院をよろしくお願いいたします。

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風間 博正 院長

1968年生まれ、9歳まで旧・大宮市(現・さいたま市)で育つ。埼玉県立浦和高校出身。岩手医科大学医学部を卒業後、同大学大学院入学、同大学第一内科入局。2001年東大宮総合病院入職。消化器内科部長、消化器内視鏡センター長、副院長を歴任し、2018年4月指扇病院入職。9月1日より現職。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本内科学会総合内科専門医、医学博士。

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