院長メッセージ(独立行政法人国立病院機構 千葉東病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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独立行政法人国立病院機構千葉東病院

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新井 公人院長
Kimihito Arai

プロフィール1980年金沢大学医学部卒業。千葉大学助教授を経て、2004年から国立病院機構千葉東病院神経内科に勤務。2015年4月に院長就任。専門である神経難病の診療と研究を続けながら、病院機能の充実や地域との連携に力を注ぎ、信頼される病院づくりを進めている。脳に関する一般向けの著書もある。

腎臓疾患、神経難病などで千葉の拠点を担う

千葉市南東部に位置する「独立行政法人国立病院機構 千葉東病院」。広大な敷地内には林があり、閑静な雰囲気は療養には最適の環境といえるだろう。同院は、腎臓疾患、神経難病、リウマチ・アレルギー疾患、重症⼼⾝障害児者などに対する医療では千葉県の中⼼的役割を担う。また、近隣の病院やクリニックと協力関係を築いて、回復期から慢性期の高齢者も幅広く受け入れて、地域包括ケアシステムに貢献している。院長の新井公人先生は、難病と言われる神経変性疾患を専門とし、臨床と病理学的研究を行ってきたベテラン医師で、長期にわたって病気と闘う患者を支え、新しい治療法の開発にも力を注いできた。院長として、精力的に病院運営に取り組む新井先生に、地域での病院の役割、特色ある診療、今後の展望などを聞いた。
(取材日2016年5月23日)

病院の歴史と理念をお聞かせください。
Cs1

この病院は、2004年3月に国立佐倉病院と国立療養所千葉東病院が統合し、国立千葉東病院として新たにスタートしました。その後、2004年4月に独立行政法人国立病院機構千葉東病院に移行して、今年で13年目となります。東京ドームのおよそ2.6倍となる12万平方メートルの敷地内には林もあって、病院の周囲はとても閑静な環境です。理念として、患者さまの人権を尊重し、十分な説明と同意に基づく安全で質の高い医療を提供し、地域に信頼される病院をめざすことを掲げて、日々の診療にあたっています。私がこの病院で勤め始めたのが独立行政法人化した2004年4月で、院長に就任したのが2015年の4月です。病院の特色として、いずれも長期の闘病生活を余儀なくされる慢性疾患である腎臓疾患、神経難病、重症⼼⾝障害の3領域で、総合的かつ高度で専門的な診療を行っていることが挙げられます。

それらの病気の診療内容を教えてください。
Cs2

腎臓疾患に対しては、内科、小児科、外科、病理診断科などが協力し、総合的な治療を行います。腎炎などの急性期治療、慢性腎臓病の重症化予防、透析でも実績をあげています。また、糖尿病性腎症重症化予防プログラムに千葉県に委員を派遣し行政にも協力しています。神経難病では、千葉県難病診療分野別拠点病院に位置付けられ、ALS(筋萎縮性側索硬化症)やパーキンソン病などの専門医療や認知症の外来診療を行っています。最後に重症の心身障害児者の医療です。重症の方々を受け入れる病床が120、その他障害者病棟が2病棟あります。長期間、難病の患者さんを診ることは、他の病院ができないことなので、われわれの使命だと考え取り組んでいます。リウマチ・アレルギー科も、県内から多くの患者さんを受け入れています。消化器内科も常勤となりますます診療体制が充実しました。

地域の中で、どんな役割を果たそうとされていますか?
Cs3

これからは、病院、クリニック、訪問看護、介護サービスなどが一体となって、地域の健康な生活を支える「地域包括ケア」の考え方が浸透していくと思います。その中で、当院は主に回復期、慢性期の患者さんの診療を担うことが役割だと考えています。ただし、スムーズに引き継ぎをしないと、患者さん本人にとって、何のメリットもないということになってしまいますから、地域全体で連携を図り、機能させなければなりません。当院では、地域医療連携室、医療相談室、難病支援センター、入退院支援センター、療育指導室が院内、院外と有機的に連携を取っています。在宅復帰に際しては、退院調整会議で地域のケアマネジャー、訪問看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー、臨床心理士らの出席のもと、シームレスな移行が行えるようにサポートします。在宅で具合が悪くなったときも、迅速に入院できる体制を整えています。

医療人の育成や臨床研究にも力を注いでおられるようですね。
Cs4

はい。千葉県は人口に比して医師も看護師も少ないのですが、今後、千葉市より東の地域はさらに過疎化が進み、千葉市より西の地域には東京から患者さんが押し寄せて来ると予想されています。この状況を支えるために、5年、10年先のことを考えて医師や看護師、介護士などを養成しなければなりません。当院に若手医師が残ってくれれば理想ですが、せめて千葉県内に次代の医療者が残ってほしいとの思いで、県内にある国立病院機構の4病院が協力して、初期臨床研修プログラムを立ち上げ、若手の育成に取り組んでいます。一方、当院の特徴の一つに、臨床研究部の併設が挙げられます。141ある国立病院機構のネットワークを活用した多施設共同研究に参加し、マウス、ラットなどを用いた動物実験、細胞や遺伝子を扱う分子生物学的基礎研究を行っています。さらに、新薬の開発に治験という形で携わるケースも多く、薬の有効性を証明する研究に貢献しています。

先生の専門分野と、病院の今後についてお聞かせください。
Cs5

専門は脳神経内科です。間口が広い診療科で脳卒中やクモ膜下出血、認知症もその範疇にあります。私は、脳や神経の疾患を幅広く診療しながら、難病といわれている神経変性疾患の臨床研究と病理学的研究を行ってきました。慢性の病気を抱えながら過ごさなければいけない人たちを何とかしたい、次につながる治療を作りたいという思いで取り組んでいます。当院の院長として、まずは基本的な医療安全と感染管理を徹底します。その上で、高度な医療も提供していくよう努めます。病院機能評価をクリアし、客観的に良質な医療を提供していると認められるよう努力し続けます。加えて、住民の皆さんには、日本の医療が置かれている現状、例えば、医療提供体制や医療費についても知ってもらいたいと考えています。医療を必要としている人が適切な医療を受けられるように、普段から意識すべきことを伝えて、最終的に皆さんが不利益を被ることがないようにしたいと思います。

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