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独立行政法人国立病院機構 千葉医療センター

(千葉県 千葉市中央区)

森嶋 友一 病院長

最終更新日:2022/04/18

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救急や包括的ながん医療を提供する中核病院

千葉駅から各線で1駅。千葉市中央区にある「千葉医療センター」。1908年に千葉衛戌病院として創設され、千葉陸軍病院、国立千葉病院、独立行政法人国立病院機構千葉医療センターと名称を変えながら、いつの時代も千葉市の医療を支える存在として頼りにされてきた病院だ。特定の疾患の治療だけでなく合併症なども含めて包括的な診療を行う総合病院としての機能が強いことが特徴だ。特に高齢者や基礎疾患を持つ患者のがん医療に力を入れており、地域がん診療連携拠点病院の役割も担っている。2019年には緩和ケア病棟も開設しているが、在宅療養を希望する人へのサポートも怠らない。地域の開業医と独自のネットワークも構築するなど地域連携にも積極的だ。2022年4月から病院運営を担うのは、森嶋友一院長。「国立病院としての使命を果たし、地域の期待と信頼に応える医療を提供したい」という森嶋院長に同院の特徴や展望を聞いた。(取材日2022年3月9日/更新日2022年4月1日)

まず、こちらの病院の特徴や強みについて教えてください。

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当院は、国立病院として、地域の皆さんの期待と信頼に応える医療を提供してきた、千葉市の中核病院です。27診療科がそろっている急性期病院で、伝統的に千葉大学医学部と関係が深く、各科に専門性の高い医師が在籍しています。特に消化器、呼吸器、循環器を中心に充実した診療体制が整い、専門性を生かした診療部門なども設けています。地域を支える急性期病院の使命として、救急の患者さんも可能な限り受け入れています。がん医療については「地域がん診療連携拠点病院」として、肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん・肝がんといった5大がんを中心に力を入れています。また、患者さんをサポートする専門チームが充実しているのも特徴で、例えば、身体的疾患で入院中の方が精神心理面の問題を抱えた場合には精神科リエゾンチームが対応します。私は栄養サポートチームのリーダーを担当し、毎週、全病棟を回って患者さんの栄養状態をチェックしています。

緩和ケアを含めた包括的ながん医療を行っていると聞きました。

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そうですね。総合病院としての機能が整っているため、手術だけでなく、抗がん剤治療、放射線治療、緩和医療まで幅広く対応することができます。高齢の方や基礎疾患を有する患者さんの治療も多く手がけており、手術後のリハビリテーションを含めて、自宅復帰までを念頭に置いたがん医療を行っているのも特徴です。また、どの領域についても、専門性の高い医師を中心としたチーム医療を実践しています。例えば消化器領域では、食道・胃グループ、大腸グループ、肝胆膵グループに分かれ、それぞれ特色を持って専門性を高めるとともに、術後の大きな合併症の危険性を避けるために循環器内科などとも連携しながら治療を進めています。2019年には緩和ケア病棟という環境も整え、がん患者さんの抱える苦痛の緩和に努め、その人らしく生きることを支えています。緩和ケア病棟では、当院に限らず、大学病院などで治療を受けてこられた方も受け入れています。

救急医療や、特色ある診療についても教えてください。

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二次救急を受け入れる救急病院として救急医療の強化を図り、日中は救急部が窓口となってすべての救急搬送に対応します。また夜間は病院が順番に救急の当番になる輪番制という制度で対応しています。この医療圏には病院がたくさんありますから、地域の救急医療体制の一部として力を尽くしています。また公的な総合病院として、内科の患者さんの救急搬送についても積極的に受け入れているのも特徴です。特色ある診療科としては、脳神経外科では、2021年から低侵襲の血管内治療に取り組んでいます。先進の血管撮影装置も導入して質の高い医療を追求しており、症例数も増えてきています。また、婦人科では、大学病院などがあまり扱わない、子宮脱や排尿トラブルなど高齢女性に多い骨盤底障害を中心に診療しています。婦人科の医師のほとんどが女性医師であることも特徴で、性カウンセリングや、性暴力被害者の心のケアなどにも取り組んでいます。

地域で果たす役割について、どのような思いがありますか。

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地域の中では、大学病院のような先進的な医療だけでなく、高齢の方や基礎疾患のある方に適したきめ細かい医療の提供や、患者さんのQOLを高めて地域の医療施設とも連携しながら安心して暮らせるようにサポートしていくことが求められます。コロナ禍においても、新型コロナウイルス感染症診療に積極的に取り組む一方で、一般医療を制限せずに地域のニーズに応えていくことに尽力しました。超高齢化が進む中で、急性期医療から緩和医療まで、さらに新型コロナウイルス感染症流行のようなパンデミックや災害医療まで柔軟に対応できる、当院のような病院が必要とされているのではないかと考えています。職員の働き方改革や医療を取り巻く厳しい環境の中で、急性期病院としての機能を充実させていくことは容易ではありませんが、職員の協力を得て地域の病診連携や病病連携もさらに充実させて、当院に求められる使命を果たしたいと考えています。

最後に、地域の皆さんへのメッセージをお願いします。

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国立病院としての当院の使命は、急性期医療やがん医療をはじめ良質な医療を適切に提供すること、地域の皆さんが必要とされる医療ニーズにきめ細かく対応し、昨今のようなパンデミックや災害時にも常に信頼できるセーフティーネットとして機能することと考えています。そして、めざすのは、地域に暮らす方々はもちろん、地域の開業医の先生方や、他の病院、福祉や介護関係の皆さん、さらに私たち職員相互も含めた「信頼される医療」です。国立病院としての使命を果たし、信頼される医療を実現したいという強い思いを持っています。当院には多様な診療科がそろい、いずれも経験豊富な専門性の高い医師を中心としたチーム医療を行っています。大学病院やがん専門病院とは異なる、総合病院だからこそ実践できるがん医療をはじめ、救急医療、当院の強みを生かした医療によって、地域医療に貢献したいと考えています。

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森嶋 友一 病院長

1985年千葉大学医学部卒業後、同医学部第一外科(現・臓器制御外科)に入局、大宮赤十字病院(現・さいたま赤十字病院)、住友重機浦賀病院(現・よこすか浦賀病院)など関連病院で主に消化器外科の研鑽を積む。1997年国立千葉病院(現・千葉医療センター)入職。副院長を経て2022年4月院長に就任。専門は食道外科、外科栄養。医学博士、日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医。

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