病院長メッセージ(医療法人社団普照会 井上記念病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人社団普照会井上記念病院

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中村 博敏病院長
Hirotoshi Nakamura

プロフィール1980年に千葉大学医学部を卒業。血液疾患を専門として、1984年にドイツに留学し骨髄移植の手技を学ぶ。帰国後、千葉大学医学部附属病院において骨髄移植を行うなど、血液疾患の治療に尽力。1986年に米国の国立衛生研究所に留学。2002年から井上記念病院に勤務し、診療部長、副院長を経て2016年に病院長に就任。「これからも地域の皆さまに信頼される病院をめざしていきたい」と話す。

患者に寄り添い、支える温かい医療を実践

1916年に開設された「井上記念病院」。100余年にわたって地域医療を支えてきた歴史がある。開設当初は感染症病棟を有するなど結核治療に力を入れていたが、時代の流れとともに診療科を充実させ、現在では、一般急性期のみならず、急性期を脱した亜急性期から回復期、慢性期までの一連の流れを通して診る病院として地域で医療を提供している。千葉市の中心部という便利な立地にあり、近隣の住民だけでなく会社員が仕事の合間に診療に訪れるなど、利便性の良さも大きな強みだ。2016年に病院長に就任した中村博敏先生は、100年の歴史をさらに次の100年につなげていくため、「地域の中で求められる役割を果たしていきたい」と話す。同院がめざすのは“治す”だけの医療ではなく、“治して支える”医療なのだそう。中村先生の専門でもある血液疾患の治療やチームで行う糖尿病治療、病院を運営する上で大切にしていることなど、詳しく話を聞いた。
(取材日2018年6月1日)

100余年の歴史がある病院だと伺いました。
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病院が開設されたのは大正時代、1916年になります。今の千葉大学の初代内科教授だった井上善次郎先生が「井上診察所」として開設し、1994年にこの場所に立て替えた際に「井上記念病院」と名前を新たにしました。開設当初は結核治療を行うための感染症病床を設けるなど、現在と比べて疾患の種類や医療を取り巻く環境は大きく違いますが、地域に根付いた病院としての想いは変わりません。千葉市の中心部と立地に恵まれていることもあり、このエリアにお住まいの方たちだけでなく、近隣で働く方たちなど、広く患者さんに来ていただいています。同じ医療圏に高度急性期を担う病院が多くありますので、当院では一般急性期の患者さんばかりではなく、高度急性期を脱した亜急性期の患者さんから、回復期、慢性期までの治療に力を入れて取り組んでいます。

地域の中での連携はどのようにとられていますか?
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今ではどの病院でも取り入れている地域医療連携室ですが、当院ではかなり早い段階で立ち上げました。私がこの病院に勤務するようになった2002年には、医療部門の一部がそうした活動に取り組んでいましたので、当時すでに地域連携の形はできあがっていたと思います。近隣の開業医院の先生方と顔が見える関係を築くため、年に一回は病診連携懇談会を開催。2次救急にも対応していますので、高齢者に多い誤臙性肺炎など急変時の受け入れ先としても機能しています。また、開業医院の先生方からのCTやMRI撮影の依頼も多く、放射線科では専門の医師が画像診断を行っています。必ず読影所見を付けてお戻ししているので、利用してくださる先生方からはとても信頼されているんですよ。また、リハビリテーション科が充実しているため、高度急性期治療を終えた患者さんを当院で受け入れてリハビリ治療を行うこともあります。

特徴のある診療について教えてください。
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白血病やリンパ腫といった血液疾患の治療に力を入れており、骨髄移植の適用にならない患者さんの造血器腫瘍に対応するなど、移植以外の治療を幅広くカバーしています。当院の得意分野として多くの患者さんを受け入れており、3床の無菌室も備えてあります。血液疾患は私の専門で、千葉大学に在籍していたときには骨髄移植を行った経験もあります。時代とともに画期的な治療法が出てきますので、患者さんには「少しでも長く生きることが大切」だとお話しています。また、チーム医療に自信があるのが糖尿病治療。医師だけではできない食事や生活の指導で、それぞれ専門とするスタッフが力を発揮しています。他に、局所麻酔で行う外科の鼠径ヘルニアの手術や眼科での白内障や斜視手術、泌尿器科での前立腺手術、乳腺外科での乳がん手術や外来で行う化学療法など、強みのある診療があります。

病院を運営される上でどのようなことを大切にされていますか?
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100年を超える歴史がありますが、だからこそ旧態依然としないよう変化していきたいと考えています。急速に医療の環境が変わる中で、やはり病院も積極的に変わっていかなければならないでしょう。そのためには患者さんに満足していただくことはもちろんですが、ここで働くスタッフたちの満足度を上げることも大切です。従業員満足度を上げればうまくコミュニケーションがとれるようになり、おのずと病院の雰囲気は良くなります。それが患者さんの満足にもつながっていくと考えています。院内ではいくつかのワーキンググループを発足させていますが、そのうちの一つに接遇向上を考えるグループがあります。スタッフが意見を言いやすいように目安箱を設置し、自分たちの働く環境を評価できるようにしています。集めた意見をもとにグループで議論をして、変えられるところがあれば変えていく。そうした地道な活動を通して病院を良くしていきたいですね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。
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診療では、得意とする血液疾患と糖尿病を含む生活習慣病の治療に加えて、新たな柱として乳腺外科の診療に力を入れていきたいと考えています。診断から治療、その後の経過観察まで一貫した医療を提供し、がんの化学療法や再発にも対応します。当院がカバーする医療圏では、これからますます高齢者が増えていきます。一昔前までの医療は“治す”ためにありましたが、今は“治して支える”医療が求められているのです。患者さんたちが最後まで地域の中で安心して生活ができるよう、病院として支えていかなければなりません。「QOL(Quality Of Life)」ではなく「QOD(Quality Of Death)」、つまりどのように死を迎えるかに医療は大きく関わっていきます。私たちは患者さんの人生に寄り添い、支える医療をめざしていきたい。次の100年につなげるため、今後も信頼される病院であり続ける努力をしてまいります。

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