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神奈川県厚生農業協同組合連合会 伊勢原協同病院

(神奈川県 伊勢原市)

鎌田 修博 病院長

最終更新日:2025/12/18

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新たな取り組みで地域にもっと役立つ病院に

地域医療支援病院として、隣接する大学病院をはじめ各医療機関と協力しながら、地域の患者を地域の中で診られるよう医療体制を充実させてきた「伊勢原協同病院」。同院は地域の多様なニーズをもとに多くの診療科を備え、内科と外科が一体的に患者を診る院内連携などで適切な診療に努めている。内科系・外科系・小児科に24時間対応する救急医療、緩和ケア病棟まで備えるがん診療のほか、少子化の時代でも必要とされる小児科、産婦人科の充実を図っている点も特徴だ。さらに整形外科にも多くの医師が在籍して人工関節、脊椎脊髄分野などで専門的な治療を行い、「近年増えている中高年の側弯症、診断が困難な胸郭出口症候群も得意としています」と鎌田修博病院長。「急増が懸念される心不全の相談を受ける外来診療も開始し、地域連携の面ではクリニックと協力した骨粗しょう症の早期発見、治療後の合併症に対するリスク軽減をめざした歯科医院との連携など、新たな取り組みにも着手しました」。半世紀以上も地域に根差した診療を行う同院の今とこれからについて、鎌田病院長の思いを聞いた。(取材日2025年9月12日)

この病院の特徴や地域での役割を教えてください。

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当院は多くの診療科を設置し、地域の多様な医療ニーズに応えています。例えば消化器分野は内科、外科が一体的に診療し、内視鏡検査から腹腔鏡手術までワンチームで取り組むなど、各分野で密接に連携した医療に尽力。救急医療では内科・外科系・小児科が24時間365日体制で救急搬送に対応し、より重篤な救急患者は東海大学医学部付属病院に送るなどの役割分担で、地域の救急医療の充実を図ります。また少子化の時代にも地域に必要な小児科、産婦人科に力を入れ、小児科では常勤医師5人と非常勤医師5人が診療。産婦人科は2025年に病棟をリニューアル。個室と4人床を用意し、ホテルのような居心地の空間をめざしました。さらに小児科、産婦人科とも緊急時に24時間対応可能で、子育ての悩みを軽減しようと産後ケアも充実。このほか、急増が懸念される心不全の相談を受ける外来診療を開始し、循環器内科による心不全治療も強化する予定です。

その他に診療面で注力されるのはどんな分野ですか?

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整形外科は医師数、診療内容ともに充実しています。中でも人工関節部門では関節や筋肉への負担を極力減らす低侵襲手術を心がけ、術後の早期回復に努めています。さらに回復期リハビリテーション病棟を併設する当院では、人工関節手術後の専門的なリハビリテーションまで提供できるのが強みの一つ。脊椎脊髄センターは背骨が不自然に曲がる側弯症、腕の痛みやしびれを起こす胸郭出口症候群といった専門性を要する診療まで行います。側弯症は小児期に多い病気ですが、近年は中高年でも発症し、背骨が丸くなる後側弯症も併発するため体にも大きな負担です。必要な症例には手術による改善も見込めるのでご相談ください。また多くの不定愁訴を伴うなどで診断が難しい胸郭出口症候群は、専門の外来を設けて適切な診断・治療に尽力しています。最近は病名不明で悩まれていた患者さんが「自分はこの病気ではないか」と紹介状を持って受診されるケースも増えました。

地域連携にも力を入れていると伺いました。

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当院は地域医療支援病院として、地域の医療機関からご紹介を受けた患者さんを診療し、地域にお戻しする役割を担っています。また、回復期リハビリテーション病棟では急性期病院での治療後、院内独立型・全室個室の緩和ケア病棟では在宅療養も含めた末期がんの患者さんの入院にも対応。そのため地域医療連携室を窓口に、さまざまなクリニック、病院と密接な連携を図っています。最近は地域の整形外科、内科、産婦人科の先生方に、患者さんの骨密度検査、ご希望があれば推奨薬紹介や診察まで行う「DXA(デキサ)連携」もアピール。骨粗しょう症の診断で推奨されるDXA検査を当院で行い、 地域の先生方と連携して早期発見・早期治療につなげたいと考えています。このほか手術や抗がん剤治療などの前に口腔ケアを徹底すると、誤嚥性肺炎のような術後合併症のリスク軽減が期待できるため、地域の歯科医院と医科歯科連携で周術期口腔管理にも取り組んでいます。

病院として重視されている点などをお聞かせください。

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地域の皆さんが安心して当院を受診していただけるよう、私も含め病院の職員全員が「自分でもかかりたい病院」であるように努め、この地で50年以上続く病院として、地域が求める医療の提供も重視しています。前述の小児科、産婦人科のほか、高齢者に必要な前立腺疾患の治療、認知症の確定診断などを行い、生活習慣病には専門の医師、看護師、管理栄養士が協力して、効率の良い運動、適切な食事管理などを指導します。医療の要である看護師の育成にも注力し、多様な職場を経験して知見を広げる「かながわ地域看護師」プログラムにも力を入れています。また、患者さんへ地産地消の素材でおいしい食事の提供を心がけ、新鮮な野菜を地元の農家さんから配達してもらい、季節感のある献立を考えるのも当院らしさでしょう。私も確認のため同じ食事を頂きますが、非常に質が高いと自負しています。

最後に地域の皆さんや医療機関にメッセージをお願いします。

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当院は地域のクリニックと密接に協力し、患者さんを診ていく地域医療支援病院です。一人でも多くの患者さんに必要な医療を適切な場所で受けていただくため、普段はご紹介元のクリニックで、必要になったら当院で、と二人三脚で地域医療を支えますので、治療後も安心して暮らしていただけるでしょう。 診察呼び出しアプリや会計後払いサービスにより、待ち時間をずっと待合スペースで過ごしていただく必要もございません。紹介状をもとに多くの患者さんにご来院いただければと思います。また、回復期リハビリテーション病棟も併設する当院はスタッフも豊富で、医療用単関節タイプの装着型リハビリテーション機器など先進の機器も導入。入院時だけでなく、医師が必要と判断すれば外来でもリハビリテーションを受けられ、胸郭出口症候群などに対する専門的なリハビリテーションが行えます。紹介先として当院をぜひご検討ください。

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鎌田 修博 病院長

1982年慶應義塾大学医学部卒業後、同大学整形外科入局。同大学病院をはじめ首都圏の各病院を経て、横浜市のけいゆう病院に23年間勤務し、副院長も務める。2020年7月から伊勢原協同病院の病院長に就任。小児科・産婦人科、心不全など地域で必要な分野の強化に加え、自身の専門である脊椎脊髄外科の経験を生かして胸郭出口症候群の外来も開始した。日本整形外科学会整形外科専門医。医学博士。趣味はゴルフとランニング。

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