泌尿器科(医療法人徳洲会千葉徳洲会病院)

最終更新日：2023/10/23

泌尿器科

診療科・部門紹介

前立腺がんや膀胱がん、腎がんへのロボット支援手術や尿路結石のレーザー治療など低侵襲治療を専門に行う

前立腺がん、膀胱がん、腎がん、腎盂尿管がん、精巣がん、陰茎がんといった泌尿器の悪性腫瘍のほか、良性疾患である前立腺肥大症、尿路結石などに対して、ロボット支援手術をはじめとする精度の高い低侵襲手術を実施している。特に前立腺がんの手術では、残せる機能は最大限に残すことで、尿失禁の軽減や性機能保持をめざしている。腎部分切除術、腎摘除術、膀胱全摘除、腎尿管全摘除術も可能な限りロボット支援手術で対応。前立腺肥大症に対するPVP（光選択的前立腺蒸散術）、尿路結石に対するf-TUL（経尿道的尿路結石除去術）といった低侵襲治療も積極的に行っている。

同院では上位機種の手術支援ロボットを導入している

スタッフ紹介

責任者

角谷成紀泌尿器科部長

2005年東京大学医学部卒業。2016年同大学院泌尿器外科学修了。東京大学医学部附属病院、同愛記念病院、日本赤十字社医療センター、三井記念病院を経て、2020年より現職。医学博士。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。専門は泌尿器悪性疾患、ロボット支援手術、尿路結石。

メッセージ

肉眼的血尿や一次検診で指摘されたPSA高値などの症状のない異常所見は、悪性疾患の可能性が否定できないため、迷わず泌尿器科を受診してください。何でもないことももちろんあるのですが、早期で病気が見つかればそれだけ早い段階で治療ができます。また、前立腺がんは進行がゆっくりだといわれますが、決して患者さんご自身の判断で放置せず、PSA検査を継続して受けるなど専門家の判断を仰ぐことをお勧めします。日々の診療では、患者さんが自分の肉親だったらどういう治療選択をするかという視点で接することを心がけています。手術以外にも放射線治療などさまざまな方法を提示し、手術をしないほうが良い人や効果が期待できないときは厳粛に伝え、考え得る可能性をすべてお話しした上で適切な選択をいたします。

紹介医療機関の先生方へ

船橋市東部の中核病院として、地域からの紹介患者さんを積極的に受け入れています。手術患者さんはもちろんですが、精査や入院が必要な場合はいつでもご紹介ください。症状が安定してきたら、患者さんにご理解をいただいた上で、積極的に逆紹介をしております。当科は東京大学泌尿器科の関連・提携施設であり、東京大学医学部附属病院とほぼ同等の治療を行っています。泌尿器の疾患を網羅していますので、お困りのときはご連絡ください。