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昭和大学江東豊洲病院

(東京都 江東区)

横山 登 病院長

最終更新日:2024/03/15

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発展する町に必要な医療の提供をめざす

豊洲駅より徒歩約6分。東京湾の運河沿いにある赤茶色のモダンな建物が「昭和大学江東豊洲病院」だ。再開発により子どもを含む若年層やファミリー層が急増している同地域において、小児医療と周産期医療に重点を置く「女性とこどもにやさしい病院」をめざしている同院。加えて、消化器や循環器、脳血管、救急などでは、大学病院としての先進的な急性期医療の提供にも注力。さらには、土曜日や日曜日、祝日も平日と同じように外来診療や検査、手術を行うなど、患者の利便性や近隣の医療機関の診療のバックアップ体制にも寄与できる「新しい医療文化を創造する」こともめざしている。そんな同院で2023年4月より病院長を務める横山登先生に、同院の特色について詳しく話を聞いた。(取材日2023年11月1日)

最初に病院を紹介していただけますか?

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豊洲地区はこの30年で人口が急増している地域ですが、2008年に江東区に住む妊婦さんが7つの病院から受け入れを断られ、出産後に亡くなってしまったことがあり、人口急増に対応できていない江東区の医療体制が大きな社会問題となりました。そこで、区内で不足している小児・周産期医療に重点を置いた「女性とこどもにやさしい病院」として旧「昭和大学附属豊洲病院」から建て替え移転し、2014年に開業したのが当院です。同時に、地域の基幹病院として幅広い診療科を備え、多様な領域にも対応しています。中でも一番の特徴は、年末年始と法人創立記念日の11月15日を除き、土日・祝日も通常の診療体制をとっていることです。2次救急医療機関として、ERでは24時間365日体制で救急患者を受け入れているほか、循環器センターや消化器センター、脳血管センターについては、3次救急レベルにも対応できるように体制を整えています。

特に力を入れていることについてもう少し詳しく教えてください。

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周産期医療では、東京都から「地域周産期母子医療センター」の指定を受けており、妊娠中の母体の緊急疾患に対応し、早産や前期破水、妊娠高血圧症候群、多胎妊娠、前置胎盤、妊娠糖尿病など各種母体合併症の管理も行っています。さらに、都内でも数少ないNICU(新生児集中治療室)も備え、正常分娩に加えて、出生体重の小さな未熟児や生まれつき病気を持った赤ちゃんを積極的に受け入れており、その後もこどもセンターで健やかな成長をサポートできるよう努めています。また、2019年から新たに不妊治療も開始しました。地域には出産年齢の若い世代の人も多く、その中で不妊で苦しんでいるご夫婦もいらっしゃるかと思います。そうした方々をサポートするのも当院の大切な役目です。不妊治療は以前までは自由診療でしたが、現在は保険適応になったこともあり、これからさらに力を入れていきたいと考えてます。

急性期医療で力を入れていることは何ですか?

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循環器センターでは、大動脈弁狭窄症に対するTAVIや僧帽弁閉鎖不全へのマイトラクリップなど先進の低侵襲血管内治療に対応しており、区内で対応している医療機関は当院以外にほとんどありません。心臓血管外科手術も数多く行っており、大動脈解離などの緊急疾患には、24時間体制で対応しています。私の専門でもある消化器疾患も、食道から胃、小腸、大腸、肝臓・胆嚢・膵臓までの幅広い病気に対応しています。悪性腫瘍が多いですが、近隣には国立がん研究センター中央病院やがん研有明病院などがありますが、当院は総合病院として、がん以外の基礎疾患や合併症などがある患者さんにも対応できるのが大きな特徴です。さらに、炎症性腸疾患の内科的治療や手術にも力を入れているほか、消化器センター長の井上晴洋先生が開発した食道アカラシアや胃食道逆流症に対する内視鏡手術の治療手技は、世界的にも注目を集めており、多数の治療実績を残しています。

病院運営や診療の際に心がけていることはありますか?

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私は外科の医師として40年以上が過ぎましたが、いつも心がけていたことは「まごころをもって患者さんに寄り添うこと」です。患者さんは医師である自分を頼ってこられますが、医療の世界は本当に奥が深く、医師がすべてのことをわかっているわけではありません。もしも自分にもわからないことがあれば、素直にわからないと言って、調べてからご説明し、それでもわからないことに直面したときには、そのことを前提に患者さんと話し合いながら一緒に考えていくことが大事だと思っています。また、病院で働く仲間とは、笑顔の絶えない医局づくり、病院づくりをモットーにしてきました。病院長に就任してからも、いつも病院長室にいるのではなく、病院の中を回って、皆さんとコミュニケーションを取りながら、垣根のない明るい病院づくりを心がけています。

最後に今後の抱負と読者へのメッセージをお願いします。

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当院ではさまざまな先進的な治療に取り組んでいますが、唯一遅れ気味なのがロボット支援手術です。世界的にも浸透してきているため、当院でも近い将来に導入したいと検討しています。また、当院はあまり目立たない立地にありますが、ご来院いただければ魅力を感じていただける病院だと思っています。特に職員のホスピタリティは素晴らしいと思いますし、運河沿いにあることから周囲の景観もよく、外を眺めてもらうだけでとても心が和らぎます。私もふと外を眺めると心が安らぎ、病気や入院でつらい思いをしている患者さんにとってもとても良い環境なのではないかと思います。当院では1人の患者さんを地域の開業の先生方と一緒に診ていく「2人主治医制」を推進しています。普段はかかりつけの先生と健康を管理していただき、検査や入院などが必要な場合には、ぜひ当院をご利用いただきたいと思います。

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横山 登 病院長

1990年昭和大学医学部卒業、1994年同大学大学院医学研究科外科学を修了後、1997年から大腸肛門病学で世界的に知られる英国St.Mark's病院に留学。R.J.ニコルス教授のもとで大腸肛門疾患の手術について研鑽。帰国後2000年より昭和大学附属豊洲病院外科に赴任。2017年昭和大学江東豊洲病院消化器センター教授。2021年より副院長を務め、2023年4月から現職。

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