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社会医療法人社団健生会 立川相互病院

(東京都 立川市)

高橋 雅哉 院長

最終更新日:2021/05/07

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地域に必要な急性期医療を平等に提供

再開発の進む立川駅北口の整えられた一角にある「社会医療法人社団健生会 立川相互病院」。2016年にこの地に移転した急性期医療を担う総合病院で、駅の南口には、同法人の在宅診療や在宅復帰に向けた外来診療を行う病院、そして慢性疾患を中心とした診療や健康診断を行う病院があり、3院で役割を分けて連携をとっている。主に救急と地域の開業医からの紹介患者を診る立川相互病院は、「誰もが安心して必要な医療を無差別平等に受けられること」を理念に掲げ、差額ベッド代を取っていない。「むしろ病院にかかりづらい人を大切に診ていきたい」と高橋雅哉院長は話す。法人内だけでなく、地域との連携も密に行い、連携登録をした診療所の名前がロビーに掲げられている。さらに診療の充実をはかっている同院の今を聞いた。
(取材日2018年11月27日 情報更新日2020年12月15日)

長い歴史と幅広いネットワークのある病院だそうですね。

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戦後の貧しい時代に誰もが必要な医療を受けられるようにと、地域の住民が資金を持ち寄って1951年に設立したのが病院の前身である「立川診療所」です。立川駅南口の花屋の2階にあったそうですが、翌年には有床化し、1960年に24床に増床したのを機に「立川相互病院」と名称を改めました。2016年には350床のうち291床を現在の場所に移し、手術室やHCU(高度治療室)を増やすなど急性期医療の充実を図っています。旧病院は、同じ法人が経営する「健生会 ふれあい相互病院」となり、主にリハビリテーションと在宅医療で連携。また同時に、外来が手狭になったため旧病院の斜め前に開設していた「立川相互ふれあいクリニック」を慢性疾患を中心とした外来と健康診断を行う施設と役割を分けました。これまでひとつの施設が担っていた医療を機能分担して連携し、患者さんのニーズに合わせた治療が行えるようになったわけです。

法人内の役割分担や地域との連携は地域住民にとって心強いです。

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グループ内の11の診療所、8つの訪問看護ステーションと互いに連携しながら、役割を分担して、地域医療を支えていこうとしています。また近隣の診療所と連携登録を行っていて、地域に強力なネットワークを整えています。新病院の外来は産婦人科、眼科、脳外科だけで、それ以外の科は救急の患者さんと地域の開業医の先生方からのご紹介を受けた患者さんの診療を行っています。ご紹介いただいた患者さんはこちらで精密検査、あるいは入院治療を行って回復なさった後は地域の先生方にお返しする。あるいは来院が難しくなった患者さんに対しても訪問診療につなげていく。こういった役割分担をさらにしっかりと根づかせていきたいですね。

病院の理念をお聞かせください。

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創設の経緯からもおわかりいただけるように、誰もが安心して無差別平等のよい医療を受けられることがわれわれの理念です。その1つとして、差額ベッド代をいただいていません。当院にも個室がありますが、これは患者さんの中で個室を最も必要とされている方、例えば一番症状の重い方、感染症の方などが利用する部屋で、差額代を払った方に提供される病床ではないのです。ですから利用しても差額代はいただきませんし、症状が少し良くなれば部屋を移動していただいています。患者さんの経済状態によって受け入れを変えることはしませんし、むしろ病院にかかりづらい方たちを大切に診ていくのがわれわれの使命だと考えています。当院では医師、看護師などスタッフの育成にも力を入れ、毎年8名の初期研修医を受け入れていますが、そのうち半数は当院に残ってくれます。そのためか診療科の間の垣根がほとんどなく、スタッフ皆仲が良いのも特徴です。

急性期医療についてどのような特徴がありますか。

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内科全般、特に糖尿病代謝、呼吸器疾患、腎臓疾患、消化器疾患、循環器疾患については体制も充実していますし、患者さんも多く、当院の強い分野と言えます。呼吸器疾患については一度入院すると長期になるケースが多いので、あまり歓迎しない病院もあるようですが、当院の先生方は長期の患者さんもしっかり診てくれています。腎臓疾患に関しては、同じ法人内に外来で透析を行う施設が3箇所あり、多くの方にご利用いただいています。透析では周辺の医療機関も含め、シャントのトラブルが多く生じていますので、その管理もわれわれの所でしていきたいと考えています。救急医療も大切な役割で、24時間受け入れの体制を取っています。救急の患者さんは高齢の方が多く、複数の疾患が原因で運ばれてくることもあります。より一層、体制を充実させて患者さんが困った時に、それが何であれ、いつでも対応できる病院でありたいと思っています。

これから力を入れていきたいのはどのような点でしょうか。

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地域の急性期病院としての役割を果たしていきたいですね。産婦人科はもちろん、心臓血管治療、外科、整形外科、脳神経外科はより一層、力を入れて治療を行っていきたいです。“24時間断らない救急”をモットーに、当直医師に内科・外科・産婦人科の医師が5名そろうよう体制を整えています。また、新型コロナウイルスの流行に伴い、感染患者受け入れを行う一方で、一般病棟との隔離、発熱患者は入り口を別にするなど対策を徹底し、地域の皆さまの健康を支えていきたいです。そして最後に、悪性疾患、いわゆるがんの患者さんへの対応も重要だと考えています。最近では早期の膵がん発見のため、新たな機器の導入も行いました。がん治療の場合、診療所から紹介を受けて当院で手術や治療を行い、その後も当院の外来に通っていただきますが、もし再発・悪化したときにもがん難民をつくることなく、地域の先生方と連携して最期まで責任をもって診ていきたいですね。

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高橋 雅哉 院長

1987年東京大学医学部卒業。立川相互病院外科科長を経て、2018年より現職。

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