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永井産婦人科病院

(東京都 立川市)

芦川 すが 病院長

最終更新日:2024/04/18

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地域の女性のトータルライフサポートが使命

立川市にある「永井産婦人科病院」の歴史は長い。1956年に前身となる「永井産婦人科医院」が設立されてから約70年の間、数多くの分娩に携わり、地域を支えてきた。2024年1月、新院長に就任した芦川すが先生は、「これまで培ってきた地域との信頼関係を大切にしながら、かかりつけ医として女性のトータルライフサポートをめざしたい」と話す。社会において真に女性が活躍するには、妊娠に関わる期間はもちろんのこと、ライフステージごとに変化するさまざまな心身の悩みに伴走し、より良く生きるための支援をする存在が必要だ。すべての女性が自分らしく、健やかな毎日を送れるように。新たな使命を帯びてスタートを切った永井産婦人科病院の「今」と「これから」について、芦川先生に話を聞いた。(取材日2024年2月15日)

病院の成り立ちと、ご就任以降の体制についてお聞かせください。

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当院は1956 年に「永井産婦人科医院」として開院しました。2012年にはファウンズ産婦人科病院と統合し、現在の「永井産婦人科病院」に改称しましたが、長い歴史を通して常に地域の皆さまに支えていただきながら現在に至っております。私はこれまで東京大学医学部の産婦人科医局に所属し、分娩・婦人科腫瘍・不妊症の治療に携わってまいりました。そしてこの度、2024年1月から当院の院長に就任いたしました。同時に助産師の谷が副院長に就任したことで、医師と助産師、両方の目線で、より身近に、より親身に患者さまに寄り添う医療をめざしてまいります。実は当院は、院長と副院長だけではなく、常勤の産婦人科医師、助産師、看護師、保育士、薬剤師、受付スタッフ、コンシェルジュまで全員が女性です。まさに女性による女性のための病院であるところが大きな特徴です。とてもアットホームな雰囲気ですのでぜひ安心していらしてください。

分娩数が非常に多いと聞きました。

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分娩数は年間で1400件ほどです(2023年1月~2023年12月)。歴史が長いので、3世代目の妊婦さんもいらっしゃり、長い歴史の中で築かれた地域との信頼関係の厚さを感じます。24時間365日無痛分娩が可能であることは、当院をお選びいただく妊婦さんが多い理由の1つです。無痛分娩や帝王切開の麻酔は麻酔科医師が常時対応しています。また、超音波の専門医師による胎児スクリーニングや助産師の外来も積極的に取り入れています。ハイリスク症例の分娩や新生児の緊急事態には、連携する東京都立小児総合医療センター、杏林大学医学部付属病院などへ速やかに搬送しますので、安心してお任せください。お母さんと赤ちゃんの安全を守り、安心して出産に臨んでいただけるよう、高い水準の医療を提供することがスタッフ一同の使命と考えています。もちろん4Dエコーも対応しておりますので、楽しみながら妊婦健診に通っていただけます。

就任後、新たに注力されている点はありますか。

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最近では、不妊治療を希望される患者さまがとても増えています。当院では不妊カウンセリングからスタートし、各種ホルモン検査、タイミング法、人工授精まで可能です。おひとり、またはご夫婦だけで悩まず、ぜひ一度気軽にご相談ください。ブライダルチェックやプレコセンプションケア(WHOが提唱する、妊娠前の体づくりの取り組み)のご相談もお受けしております。また、国際化の流れにも対応し、他国籍の方の力にもなりたいと考えています。当院は多くの医師と看護師が英語を得意としており、私自身も幼少期をイギリスで過ごした経験から英語での診察が可能です。翻訳機も多数用意しておりますので、言語の壁でお困りの方は、ぜひ一度当院へお越しください。

今後、予定している取り組みについても教えていただいたいです。

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当院の運営母体である医療法人社団五葉会が運営するクリニックとの連携を、より強化していきたいと考えています。「小金井婦人科クリニック」「アイリスウィメンズクリニック立川」は電子カルテシステムで当院と情報を共有するサテライトクリニックとして機能し、当院と同じように妊婦健診を受けていただくことができます。働く女性や育児中の女性などのライフスタイルを尊重し、より便利な場所でより遅い時間まで診療を受けることが可能となります。あわせて、高度不妊治療を行う施設として「武蔵境いわもと婦人科クリニック」の継承も決まりました。当院で行っているタイミング法と人工授精に加え、体外受精と顕微授精が可能な施設と連携することで、一貫した不妊治療を行っていく予定です。

最後に、読者へメッセージをお願い致します。

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私は、命が誕生する喜びがあふれた産婦人科に惹かれ、産婦人科医を志しました。出産の瞬間は本当に素晴らしく、何度立ち会っても毎回違う感動を覚えます。お母さんと生まれてくる赤ちゃんは、ご家族にとっても、未来の社会にとっても大切な宝物です。大切な命を守り、安心して出産に臨んでいただくことを使命として、温かくそして高い水準の医療を提供してまいります。また、月経のトラブル、子宮や卵巣の病気、子宮がん検査、感染症、更年期障害など、思春期から更年期以降まで、女性を取り巻く悩みは年齢によってさまざまです。全年代の女性たちの人生に伴走し、自分らしく生きるお手伝いができる病院づくりを理想としています。地域から信頼され、愛される病院となりますよう、スタッフ一同精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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芦川 すが 病院長

東京大学文学部卒業後、東京医科歯科大学歯学部で学び、歯科医師免許を取得。より広く全身を診たいとの思いで東海大学医学部へ進学。卒業後、東京大学医学部附属病院産婦人科学教室に入局した。同大学病院、都立豊島病院など関連病院を多数経て、2023年「永井産婦人科病院」へ。2024年1月より現職。日本産科婦人科産婦人科専門医、母体保護法指定医、歯科医師。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ブライダルチェック/女性:2万5500円~、男性:2万3200円~

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