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医療法人社団 東光会 八王子山王病院

(東京都 八王子市)

壽美 哲生 院長

最終更新日:2024/04/18

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消化器外科や救急医療など急性期にも注力

駅からやや離れた住宅地の中で、40年以上も診療を続ける「八王子山王病院」は、多様な診療科で地域の医療ニーズに応えてきた。現在は一般的な診療を行う内科、外科に加え、呼吸器および消化器では内科、外科に専門の医師を配置する。さらに血液内科、腎臓内科、人工透析内科などの内科分野、脳神経外科、泌尿器科などの外科分野でも診療体制が充実。リハビリテーション科による患者の回復支援に力を入れるほか、救急医療は24時間対応で急な容体の変化にも対応する。2022年に就任した壽美(すみ)哲生院長は、「近隣の医療機関や基幹病院、大学病院と密接に連携しながら、当院で可能な診療に集中することで、地域医療の核となる病院をめざしています」と話す。「私自身も、母校が八王子市に設けた大学病院で20年以上診療した経験があり、とても縁の深い地域です。当時連携していた病院から患者さんをご紹介いただいたり、以前に診た患者さんから声をかけていただいたりと、数年ぶりの“帰省”を実感しています(笑)」。そうした地域への思いを胸に、今後は急性期医療にもさらに力を入れたいと言う壽美院長に話を聞いた。(取材日2022年11月18日)

この病院の成り立ちや特徴などをお聞かせください。

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当院は1980年に産婦人科医院から病院になり、八王子市中野山王地区で地域に根差した医療を行うことから「八王子山王病院」と名づけられました。その後、首都圏に40以上の病院・クリニックを擁し、各地域に介護施設も持つ「戸田中央メディカルケアグループ(TMG)」に加わり、グループ内で人材交流なども行いながら、病院の増改築、病床の増床、診療科の再編などを経て、今日に至ります。同グループの理念「愛し愛される」をもとに、当院では「思いやりのある、あたたかい医療」を理念とし、一人ひとりを大切に診る医療を目標としています。診療面では時代のニーズに合わせ、産婦人科や小児科に代えて消化器や循環器、泌尿器を診る診療科を設け、1998年からは人工透析も始めました。また2023年2月には病床を再編し、一般病床75床、地域包括ケア病床42床、障害者病床40床を設け、急性期および慢性期の患者さんを広く受け入れていきます。

どんな診療分野を重視されているのでしょうか?

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当院は40年以上の診療実績があり、その中で診てきた人工透析や呼吸器疾患など慢性疾患の患者さんを大切にしながら、今後は私の専門でもある消化器外科をはじめ急性期医療にも力を入れる考えです。消化器外科では腹腔鏡による治療を中心に、当院が軽度や中程度の患者さんを診ることで、より重症な患者さんを診る基幹病院・大学病院の負担を軽減したいとの思いもあります。患者さんは近隣のクリニックからのご紹介もありますが、直接当院を受診されても構いません。加えて、人工透析の患者さんで消化器の手術が必要な方に対応しやすいのも当院の強みでしょう。また、人工透析は最初に外科手術で「バスキュラーアクセス」という血液の出入口を設けますが、それに使用した血管が狭くなるトラブルが起きることも少なくありません。当院ではそうしたトラブル対応を専門とする外来の時間を設け、バルーンカテーテルで血管を拡張させる治療もスタートさせました。

そのほかの診療科での取り組みを教えてください。

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当院には救急科の外来があり、救急医療を専門とする医師と他の診療科の医師が協力して、24時間対応で救急車や自力で来院される救急の患者さんを受け入れています。ICUがないため重症の方は診られませんが、看護師などバックアップするスタッフを充実させて受け入れを増やし、地域のニーズにさらに応えたいと考えています。また、泌尿器科は大学病院で経験を積んだ医師が常勤となり、検診でがんが疑われた前立腺組織の検査など、病気の早期発見や適切な診断に努め、今後は治療も本格化させる予定です。整形外科では変形性股関節症に対し、薬などによる保存療法に加え、人工関節置換術にも力を入れています。このほか内科では糖尿病をはじめとした生活習慣病、腎臓内科では慢性腎臓病を対象に、人工透析が必要な状態になる前に進行を抑えられるよう、患者さんの生活習慣の改善も含めて治療を行っています。

地域の医療機関とはどのように連携されていますか?

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地域包括ケア病棟では、地域の基幹病院や大学病院から患者さんを受け入れ、ご自宅で暮らせるようリハビリテーションを提供しています。私も以前は大学病院にいて、高度な治療を行う時期は脱したが、まだ医療機関で一定の措置が必要という方の転院先に困ったことがよくありました。こうした回復を支援する病棟は地域に必ず必要で、当院もその役割を果たしたいと考えています。一方、今後は急性期医療にも力を入れ、ご自宅や高齢者施設で容体が悪くなり、入院が必要になった患者さんの受け入れにも対応します。地域の先生方との窓口は当院の地域連携課が担い、連絡をいただければ専任のスタッフが入院病棟の調節などスムーズに対応しますので、ぜひご利用ください。また、安心してご自宅や施設にお戻りいただけるよう、患者さんの退院調整をする看護師、退院後の生活に必要な情報を提供するソーシャルワーカーも配置しています。

先生ご自身も八王子市内での経験が長いと伺いました。

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ええ、東京医科大学卒業後は消化器外科を専門に大学病院などで診療し、1997年に東京医科大学八王子医療センターの消化器外科に移りました。それからTMGの中核施設である戸田中央総合病院に副院長として入職するまで、22年間を八王子市で診療していたんです。地域の先生方とも仲良くなり、私が昔からロックバンドをやっていた関係で、地域の皆さんを対象にした医療講演会と音楽演奏の会にも何度か参加しました(笑)。今回5年ぶりに八王子市に戻り、当時連携していた病院の先生方から連絡をもらったり、以前診ていた患者さんに「久しぶりですね」と声をかけていただいたり。昔から縁のある地域に帰ってきたことを実感しています。一方で、以前いた大学病院とは違い、診療分野や治療内容には限りがあるため、地域のクリニックや病院との連携で役割分担を明確にし、当院で可能な診療に集中することで、地域でより必要とされる病院をめざします。

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壽美 哲生 院長

1987年東京医科大学医学部卒業後、同大学外科学教室に入局。消化器外科を専門とし、大腸がんの手術を得意とする。大学病院などでの経験を経て、1997年東京医科大学八王子医療センター消化器外科に入り、以来20年以上を同院で過ごす。同大学医学部助教、講師、准教授を歴任。2017年戸田中央総合病院に副院長として入職。2022年から現職。八王子山王病院では外科および消化器外科を担当。

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