病院長メッセージ( 東海大学医学部付属八王子病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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東海大学医学部付属八王子病院

退院後の生活まで見据えた、安心・安全に配慮し専門医療を提供、30診療科を有する総合力も強み

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小林 義典病院長
Yoshinori Kobayashi

プロフィール1981年に日本医科大学を卒業、同第一内科に入局。2009年に東海大学医学部の循環器内科教授に就任すると同時に、東海大学医学部付属八王子病院の循環器病部門長に着任。2012年に同院の副院長となり、2018年に病院長に就任する。日本循環器学会循環器専門医を有し、不整脈治療などの多くの専門分野を持つ。

安全管理に裏打ちされた先進的な医療を提供

JRおよび京王線八王子駅から、いずれもバスで約15分の「東海大学医学部付属八王子病院」は、2002年に東海大学医学部の4番目の付属病院として開院。玄関を抜けると、高い天井から降り注ぐ陽光が映える樹木が目を引く。広々とした院内にはベーカリーカフェやフラワーショップ、コンビニなどアメニティ施設も充実しており、一見“病院らしくない”快適な空間が印象的だ。「患者第一主義」を貫く同院の病床数は500床、30もの診療科を備える。大学付属病院が提供する専門的な医療への期待に応えつつ、地域の基幹病院として24時間365日、八王子市の急性期医療を支えている。2017年4月には東京都がん診療連携拠点病院となり、緩和ケアを含む総合がん診療にも注力。また、各診療科が特色のある専門医療を追求すると同時に、急性期を脱した直後から、退院後の生活の質を考えたリハビリテーションを導入するなど、患者目線の手厚いケアに特徴がある。地域医療を支える同院の強みや、これからについて、小林義典病院長に話を聞いた。
(取材日2018年10月25日)

病院の成り立ちと特徴について教えてください。
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東海大学の4番目の付属病院として、2002年3月に開院しました。現在は病床数500床、30診療科を有する地域の基幹病院に成長し、1日の平均外来患者数は約1250人、入院稼働率は90%前後を維持しています。大学付属病院の使命である、難易度の高い疾患を有する患者に対応する一方で、人口58万人を抱える八王子市の急性期医療を担う地域の基幹病院としても、重要な役割を果たしています。高齢化が進む現在は、命を救うことだけが医療のゴールではありません。それはわれわれのような高度急性期病院も同じで、入院中から速やかにリハビリテーションを開始するなど、各診療科が退院後の生活のクオリティー維持および病気の再発予防に力を注いでいます。当院の基本方針である「ヒューマニティーあふれる医療、患者・家族に納得のいく医療を提供する」いう理念に沿った、心温まる医療の実現をめざし、病院スタッフ一丸となって取り組んでいます。

特に力を入れている医療分野を教えてください。
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30診療科それぞれに得意とする検査・治療法がありますが、特に低侵襲外科手術、食道がん手術、血管内治療、消化器内視鏡治療、脳卒中、不整脈治療、各種リハビリテーションに特徴があります。例えば、私が2009年に赴任した循環器内科では、この10年で不整脈治療分野が非常に充実しました。冠動脈疾患に対するインターベンションの技術は、国内外より見学者が来院されるほどですし、心臓リハビリテーションの分野も同様です。泌尿器科における核磁気共鳴画像を使用した前立腺生検や、前立腺がんに対する低侵襲治療“高密度焦点式超音波療法”を用いた前立腺部分治療は、多くのメディアから注目されています。また、神経内科では脳血管障害に注力し、脳神経外科と協力して超急性期の血栓溶解療法や血管内治療などのほか、パーキンソン病などの分野でも先進的な診療を行っています。

がん治療や救急についてはいかがでしょうか?
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2017年4月に東京都がん診療連携拠点病院に指定された当院では、検査・治療はもちろん、緩和ケアまで総合的ながん診療に対応しています。治療については、できる限り低侵襲な外科治療や、抗がん剤治療、放射線治療においても先進的な治療を導入。幅広い選択肢の中から、一人ひとりに合った最善の治療をめざしています。例えば、放射線治療科では強度変調放射線治療(IMRT)と呼ばれる体の負担に配慮した、放射線のピンポイント照射治療にも注力しています。緩和ケアではがん専門の医師、精神科の医師、がん看護専門の看護師、臨床心理士など多職種でチームを組み、患者さんとご家族をサポートします。救急対応では、開院当初から24時間365日対応可能な救急医療体制を整備。初期診療は救急科の医師が担当し、脳神経・循環器・消化器の医師が毎晩待機する中、ICUやCCU、HCUなどを駆使して「断らない救急医療」の実現に日々努めています。

患者支援センターを開設されていらっしゃるのですね。
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今年8月に東京都地域医療支援病院に承認されました。今後は地域の後方支援病院との密な連携が一層重要になります。当院では患者支援センターが中心となり、紹介患者のスムーズな受け入れ、入院、治療、退院支援などを円滑化するシステムを構築しています。後方支援病院の空床状況などをウェブ上で情報共有したり、後方病院の医師にお越しいただき、主治医とともに患者さんの状況を直接ご覧いただく相互ラウンドの実施など、連携強化に注力しています。また、患者紹介の窓口として、電話・FAXでの予約制を行っていましたが、午前8時から11時までに来院された紹介状持参の初診患者は予約の有無に関係なく診療する体制をとっています。患者さん個人のご相談は総合相談室で対応し、安全で計画的な入退院、治療計画の説明をしています。今後は地元医師会の開業医の先生方が当院のMRIやCTなどの設備を自由に利用できる仕組みを作っていきたいと思います。

今後の展望をお聞かせください。
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国が掲げる地域医療構想に向けて、急性期病院としての役割をしっかり担える病院をつくり上げることが、私の使命だと考えています。そのために大事なのは、高度医療を安全かつ確実に提供できる人材の育成です。幸い、2019年度後期研修医募集定員が2名から5名に増員できましたので、将来を担う優秀な人材を、自院で大切に育てていきます。また、安全対策にも一層力を注いでまいります。大学付属病院が担う高難度医療には安心・安全が不可欠です。高難度医療の導入にあたっては、東海大学の医療安全対策室が厳正な審査を実施しており、安全管理には自信があります。今後も安全な医療の提供を心がけてまいりますので、安心して受診していただければと思います。また、地域の災害拠点病院としての体制強化も重要な使命です。実践的な避難訓練や具体的なシミュレーションによる図上訓練を定期的に行うなど、大災害に備えた機能の改善と充実を図ってまいります。

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