理事長メッセージ( 成仁病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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成仁病院

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片山 成仁理事長
Shigemasa Katayama

プロフィール1987年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神医学教室、東京都立松沢病院を経て、東京大学大学院医科学研究科で当時、東京大学医学部附属病院病院長を務めていた松下正明先生に師事。大学院卒業の翌年、精神科専門の在宅医療機関「成仁医院」を開設。理事長として大切なのは体調管理。プライベートでは医療界の人以外と関わることで世の中の動向を掴み、診療に役立てている。

“新しい精神科医療”の実現に向けてまい進

2007年、東京23区内に民間精神科単科病院として開設された「成仁病院」。出発点となるのが1994年に開院した精神科単科の診療所「成仁医院」で、重度認知症デイケアを開設し認知症患者の在宅医療を専門とする訪問看護・往診も開始した。翌年に精神科デイケア・デイナイトケア、1997年には在宅介護支援センター、1999年には成仁介護老人保健施設や地域包括支援センターを居宅介護支援事業を開始・開設する。同院には医療方針に賛同する人材が数多く集まり、専門性の高い医療を実践している。「これが当院の最大の強みであり、今後もさらに専門性を追求していきたい」と片山成仁理事長。開設より25年、より重症度の高い急性期の患者を中心に専門性の高い短期集中治療を実施しつつ、後期研修医を受け入れるなど後進の育成にも力を入れる同院。今後も新時代の開かれた精神科の病院として地域からの期待に応えられるようまい進していく。 (取材日2019年12月6日)

病院のコンセプトを教えてください。
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当院は、東京23区内でおよそ40年ぶりとなる民間の精神科単科病院として開設され、2014年4月より措置入院指定病院とされています。当院の特徴は、「急性期」「短期集中医療」に特化しているということで、救急車は決して断らず、入院期間も極力短くし、他院と比較して平均1/10くらいの日数での退院をめざしています。現在、病床数は114ですが、月間での入院患者数は約100人。十分な人員配置による、専門性の高い手厚い看護を提供しています。現在、100床あまりの病院で医師は約20名、看護師は約100名の人材を確保。もちろん数だけでなく、“医療人”としての質も重視し、現在は各医師の自主性を尊重し各自がより専門性の高い医療を実現できるよう取り組んでいます。

人材の確保によって満足のいく治療を提供できるのですね。
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医療は医療サイドのためのものであってはなりません。既存の概念にとらわれず、患者さんサイドに立ってベストをつくし、結果を出すことがとても大切になってきます。そのため、当院ではすべてのスタッフが能力の限り、有益な医療を提供することを重視しています。同時に、洗練された外観や、居心地のよさを重視した室内デザインなど、患者さんにとっての快適性も実現しました。ハード・ソフトの両面から、精神科の近寄り難いイメージを払拭し、患者さんが気兼ねなく療養できる環境を整えています。私にとって事業とは、「これまでにない、まったく新しいモデルを世の中に生み出すこと」。その結果として、そこで働く人も、サービスを受ける人も、誰もが自己犠牲を払うことなく、幸せを享受できるサービスとなるのが、理想なのです。

最近、新しく取り組まれたことはありますか?
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1つは発達障害の子どもへの診療です。専門のスタッフが、落ち着きがない、言葉が遅れているなどお子さんの発達についての悩みを幅広く受け入れ、学校や教育関係機関からのご相談も増えています。もう1つは、PMDD(月経前不安症)についての診療です。女性の20人に1人に生理前のイライラやうつ症状があるといわれていて、中には月経5日前頃、突然、花瓶を割ったり家族に八つ当たりをしてしまうという人も。そういった症状に精神科の治療が役立つことがわかってきました。婦人科のホルモン療法とは違い、精神科では脳内のセロトニンを調整することで症状の改善をめざします。その他、年齢を重ねても若々しい気持ちが保てるように、女性そして男性のエイジングケアにも力を入れています。

患者はどのような人が多いですか?
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当院の患者さんは以前から年代も症状もさまざまで、脱法ドラッグにより薬物依存になった方、統合失調症の方、うつ病の方などが多いですが、それに加えて現在は、発達障害のお子さんのほか、思春期の引きこもり、急性精神症状に悩む高齢者など入院治療を必要とする方々が増えています。精神科の病院が他の病院と違うのは、紹介元の筋道が全然違うこと。救急車、警察車両、保健所、福祉事務所などあらゆるところから患者さんがいらっしゃいます。精神科には、気軽にアクセスできる医療機関と、敷居の高い医療機関があり精神科の三次医療機関である当院は後者のほう。例えば、がん専門病院を受診するときには手術をすることを決めているように、当院も治療をすると心を決めて来てもらう病院です。2種類の医療機関を患者さんがうまく使い分けることで、治療がうまくいくと考えています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。
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私自身のポリシーとして、診療はアートであると考えています。本来アートは再現性を持たずその場で生まれ、一回限りのものであるからこそ人の心を惹きつけます。診療もそれと同じで、例えば患者さんと初めて向き合う初診こそ医師にとって勝負の瞬間。初診で患者さんの病気やお悩み、背景などあらゆる真実を的確に把握することが大切です。だからこそ、患者さんは医師に対して信頼を持つことができ、また、医師も診療方針をぶらさず、明確に打ち立てることができます。すべての患者さんが、それぞれ異なる背景をお持ちですから決してパターンを持つことなく、その人と真正面から向き合うことで真実を探求することこそ、医療に求められる姿なのではと思います。「成仁医院」を開設して25年、今後もますますよりよい医療と福祉の創造に努力しながら、“新しい精神科医療”の実現に向けてまい進していきたいと考えています。

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