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医療法人社団哲仁会 井口病院

(東京都 足立区)

原田 英明 院長

最終更新日:2023/04/20

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千住の町の急性期を担う新病院

下町の雰囲気が色濃く残る北千住の町とともに、長く歴史を刻んできた「井口病院」。2022年7月から、原田英明先生が新たに院長に就任し、慢性期病院から急性期病院へと生まれ変わった。地域の人の医療ニーズに応える姿勢はそのままに、必要な人に必要な医療を速やかに提供する病院へと役割を変えた形だ。腹痛や発熱、喉の痛みといった日常的な症状から、胆管炎や吐血・下血といった急患まで、あらゆる急性期症状を相談できるかかりつけ医として千住の町の医療インフラを一手に担う。「新しい井口病院を知り、生活に役立ててほしい」と話す原田先生に話を聞いた。(取材日2023年2月28日)

井口病院は、もともと慢性期病院だったのですね。

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かなり長く、慢性期病院としてこの場所にあったと聞いています。急性期と慢性期の両方に対応して治療から療養、看取りまで一貫して担うケアミックス病院ではなく、寝たきりの方を中心とした安静期に対応する病院だったようですね。内装は手入れを重ねてきれいに維持していますが、外観の古めかしさからその歴史の一端を感じられるのではないでしょうか。2022年7月に私が就任し、病院は慢性期から急性期へと軸足を移しました。地域の皆さんにも、「急性期の井口病院」としてイメージを一新していただき、遠方の病院や大学病院へ行く前のワンクッションとして利用してもらえたらうれしいですね。

軸となる診療科について教えてください。

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内科では、風邪や胃腸炎、腎盂腎炎、尿路結石といった急性期疾患、高血圧・糖尿病・脂質異常症といった生活習慣病、アレルギー疾患、骨粗しょう症、慢性閉塞性肺疾患といった慢性期疾患を診ています。「咳が出る」「おなかが痛い」といったいわゆる風邪症状から、健康診断で指摘された数値の異常まで、かかりつけ医として頼っていただきたいですね。消化器内科では、慢性期および急性期の消化器疾患の診断・治療、先進の内視鏡システムを用いた内視鏡検査・治療に常時対応しています。早期がんの発見、治療にも注力しており、特に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)には強みがあります。2022年7月からは救急もスタートしました。胆管炎や吐血、下血といった症状には24時間対応し、可能な限り受け入れています。

複合的な疾患を持つ方、高齢の方にも利便性が高そうですね。

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そうですね。当院には人工透析内科もあり、緊急透析や各種血液浄化療法を行っています。透析患者さんは糖尿病や脳梗塞、循環器疾患、消化器疾患、整形外科疾患などの疾患にもかかりやすいので、当院のみで治療が完結できるのは大きな強みだと思います。疾患の治療と同時に入院・透析できるようにするなど工夫していますので、気軽にご相談ください。また、以前から注力していた整形外科についても、引き続き力を入れていきます。リハビリは若いスタッフが中心となって親身に対応しており、非常に活気があって充実していますよ。

今後はどのようなことに取り組んでいく予定ですか。

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病院の在り方を大きく変えたことで、スタッフにも変化を強いることになりました。まだ慣れないことも多いと思いますが、急性期病院としての井口病院に価値を感じ、地域のために努力してくれていると感じます。今後は、そうしたスタッフの働く環境により気を配り、病院に対する信頼感と方針への納得感を高めていく必要があるでしょう。スタッフが今いる環境に満足して働けているかどうかは、病院の雰囲気や患者さんへの接遇に直結します。2年後には移転も予定していますから、環境面でも接遇面でも「井口病院は居心地が良い」といっていただけるように、患者さんにもスタッフにも過ごしやすい病院づくりを進めてまいります。

最後に、患者さんにメッセージをお願いします。

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井口病院は、病院の役割を大きく変え、新たな1歩を踏み出しました。これまで遠方まで通院していた方、異なる専門病院を掛け持ちしていた方、つらい症状を我慢していた方などのお役に立てる急性期病院として、これまでとは異なる存在価値を発揮していきたいですね。2023年中には、駅前に健診センターを新設し、一般健診や人間ドック、特定保健指導などを行って予防にも力を入れていく予定です。特に内視鏡検査では、これまでの検査実績を生かして、皆さんに苦痛と合併症のない検査を提供してまいります。年に1度は健診を受け、病気の早期発見・早期治療につなげていきましょう。

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原田 英明 院長

2004年、防衛医科大学卒業。必要なときにすぐ検査ができる、患者に不利益のない環境を求めて大学病院から民間病院へ。茅ヶ崎徳洲会病院(現・湘南藤沢徳洲会病院)内視鏡センター長、新東京病院・消化器内科主任部長を経て胃と大腸の消化器検査に特化したクリニックを立ち上げ、2022年から現職。大腸腫瘍に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の経験が豊富。

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