院長メッセージ(特定医療法人社団潤恵会 敬仁病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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特定医療法人社団潤恵会敬仁病院

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柳沼 征人院長
Masato Yaginuma

プロフィール1969年東京大学医学部卒業後、東京厚生年金病院、東京大学医学部病院勤務を経て1980年に院長に就任。消化器外科を専門とし、現在は総合診療の医師としてプライマリケアに力を入れている。開院から50余年、同院に介護事務所や通所リハビリ施設など、時代のニーズに沿った施設を開設。2012年には病院の永続性と透明性を重視し、特定医療法人の承認を得る。息抜きはたまの休日に出掛けるゴルフ。

透析と地域医療に力を入れる地域密着型病院

隅田川と荒川に挟まれた島状の足立区新田地区。再開発が進み、少しづつ様相を変えるこの地域にあるのが「敬仁病院」だ。1953年に前身である「柳沼医院」を開設し、以来50余年地域密着型の病院として住民に愛され続けている。1971年からある腎透析部門では、現在も日本透析医学会透析専門医が約120人の患者の治療に当たっており、都内でも数少ない腹膜透析にも対応している。腎透析と地域医療に力を入れる同院を1980年に開設者である父から引き継いだ柳沼征人院長。消化器外科を専門とし、院長就任後は、透析部門の増床や介護事業所「ひのき」の開設、新病院の開院、通所リハビリ施設の開設など、地域ニーズと時代に沿った改革に取り組んできた。新病院開設時からエントランスに飾られている大きな陶版画の淡い色合いが、同院の持つ穏やかな雰囲気に良く合っている。「職場環境や病院の永続性を考え特定医療法人の承認を得たことは、とても大きな転換だったと思います」と語る柳沼院長。優しい眼差しが印象的な柳沼院長に、病院の理念、さまざまな特色、そして今後の展望など多岐にわたる話を聞いた。(取材日2017年6月29日)

この地域は河川に挟まれた島なのですね。
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荒川と隅田川に挟まれた島で、交通機関としてはバスしかない地域です。以前、ここには鉄鋼メーカーの大きな工場があり、私の父はその子会社の診療所に勤めていました。それがおそらく1948年頃だと思います。そこから夜間診療を行い、診療所をつくって、病院となっていったわけですね。父は軍医であったため、戦地から九死に一生を得て帰ってきましたが、「自分の命はおつりの命だ」ということで、夜も昼も働いていました。そういうことは本人からではなく、患者さんから聞きましたね。私の顔が父親によく似ていているものですから、私がここで働き始めた頃、患者さんが非常に懐かしがってくださり、「本当にお世話になった」「助けてもらった」ということをよく聞きました。親子何代にもわたって通ってくださる方も多く高齢化も顕著ですが、最近は工場跡地にできた団地に若い方が入居し新しい住民も増えています。

診療の特色と特に力を入れている診療分野を教えてください。
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私が院長に就任したのは1980年ですが、それ以前の1971年に腎透析部門を開設していて、これは日本でもかなり古い部類に入ると思います。透析の患者さん用のベッドが32床あり、現在は外来の患者さんと入院の患者さん合わせて約120名の診療を行っています。透析の装置は新しいものを導入していて、普通の装置ではなかなか抜けない高分子の不要な微細化合物を除去することができます。透析中の血圧低下や痒みも少なくなるというメリットもあります。また、筋肉の老化を予防するため、週に3回腎臓リハビリテーションも行っています。当院では、理学療法士と作業療法士、助手も含め29名のリハビリテーションスタッフがおり、リハビリのプロが付き添うのも特色のひとつですね。おなかに管を留置したまま老廃物を外に出す腹膜透析治療にも対応しています。いずれも都内で実施している病院は少ないのではないかと思います。

島の病院として担う役割も多いのではないですか?
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同院の柱のもうひとつは、やはり地域医療です。私が常勤で来た頃は急性期を主に診ていましたが、以降はプライマリケアを中心に、自分たちでできる範囲での2次的治療、それ以上のことは高次の病院に紹介するというスタンスを変わらずに続けています。島の中なので何より患者さんのニーズに応えられる範囲でいろいろと対応できればというのが発想のひとつにあり、整形外科、糖尿病内科、消化器外科など常勤の5人以外にも、耳鼻科と循環器内科、眼科が週に2回、泌尿器科、皮膚科、呼吸器内科は週に1回、外来を設けています。急でなく少し待てる患者さんであれば、ここで何とか治療できればと考えています。先ほども言ったようにリハビリにも力を入れていて、隣接する介護事業所「ひのき」内には通所リハビリ施設を設けており、デイケア、ショートステイ、訪問看護、訪問介護、居宅支援にも対応しています。

2012年に特定医療法人の承認を受けられたそうですね。
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院長就任時は内科の兄が理事長を務め、個人病院として運営していたのですが、限界を感じて特定医療法人の承認を得ました。病院という存在自体が公益性のあるものだと思いますが、より公益性があり、永続性のある、そしてまた透明性のある組織に変えようという決意でしたね。それにより職員にとっても働きやすい環境になり、働きがいにも繋がったのではないかと思います。ドクターに関しても、それがたとえ身内でも皆同じように給料体系の中で平等にやっていけます。病院はもちろん患者さんのためのものですが、どれだけ質の高い職員がいるかで「病院の質」も決まってくると思います。そういう人を育てていく、あるいは来てもらうためには、働きやすい環境をつくっていかなくてはいけない。それは私の仕事であり、とても大事なことだと思いますね。特定医療法人を取得したことで、病院の道筋が作られ、次の世代にも安心して任せていけると感じています。

最後に今後の展望と地域住民へのメッセージをお願いします。
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介護事業のなかで、ショートステイは受け入れているのですが、一番長期でも1ヵ月未満で退所していただかなければいけないのが現状です。もっと長期で診る必要のある患者さんは、介護老人福祉施設や特別養護老人ホームの空きを待っていて、ずいぶん遠くまで行かなくてはいけない人もいらっしゃいます。それを何とかできないかと考え、当院の近くにある小学校の跡地で介護老人福祉施設を運営できないかと町内会や足立区に要望を出しました。当院には職員対象の保育施設があるので、同じ敷地内に介護老人福祉施設と託児所を併設するという構想です。最近は、地域包括ケアシステムと盛んに言われていますが、この島の中でミニ版の地域包括ケアシステム、医療と福祉の融合ができるといいですね。病院においては、患者さんの話をよく聞いて、一番適切な治療、あるいは医療というものを心がけていますので、まずは来ていただき相談に乗って差し上げたいと思います。

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