院長代理メッセージ(医療法人社団愛育会 愛和病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人社団愛育会愛和病院

人と人とのふれあいを大切に時代とともに進化を遂げた、地域医療を知り尽くした病院

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田中 健彦先生

プロフィール1969年東京医科歯科大学卒業、同大学附属病院に約10年勤務した後、1980年に都立墨東病院へ。約30年間、呼吸器内科の診療で実績を積む。定年退職直前に医療法人社団愛育会愛和病院の竹川勝治理事長から誘われ、2009年に同院院長代理に就任。日本内科学会認定医、日本呼吸器学会認定指導医。高校時代の趣味はクラシックギター、大学ではコーラス部。今もコーラスで舞台に上がることもある。

ふれあいを大切にする介護療養型医療施設

江東区南砂町。桜並木の美しい仙台堀公園と城東公園のほど近くに指定介護療養型医療施設「愛和病院」がある。急性期治療を終え病状は安定したが、まだ医療と介護が必要な患者が、長期に療養できる病院だ。そこで院長代理を務めているのが田中健彦先生だ。長く都立墨東病院に勤めて下町の雰囲気に慣れ親しんだ先生は、同院に移ってからも患者のために全力投球。「この病院の精神は私自身の性格と合っていました」とほほ笑んで、「もし、私自身に介護が必要になったら、ぜひ、当院で受けたいですね」と断言する。療養している患者や家族からも評判のよい愛和病院。病院の役割と、医師やスタッフが朝礼で唱和する基本理念、そしてその精神が医療や介護の現場でどう生かされているのかを伺った。(取材日2014年2月21日)

先生はなぜ、この病院に来られたのですか。
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私は1980年に大学から墨田区の都立墨東病院に派遣され、そこで30年、呼吸器内科の診療に携わってきましたが、定年直前に当院から声をかけていただいたんです。親しんだ下町で土地勘もありますし、ここで働けることはうれしかったですね。実は墨東病院時代に、当院の先代理事長に頼まれて、当院で週2〜3回気管支鏡検査の手伝いに来たことがあるんですよ。そんなご縁もあったので、当院からお呼びがかかったときはうれしくて、「はい!」とお返事したんです。この病院には、主に脳卒中や認知症、リウマチなどを患った高齢の患者さんが約60人入院しています。私はそうした患者さんの様子を把握し、状況に応じて治療したり薬を処方したりしています。慢性疾患の悪化にも対応しますが、当院でカバーできないケースは対応できる近隣の病院にお願いしています。墨東病院に勤めていた経験とネットワークがあるので、そのあたりの連携はスムーズに進められます。

愛和病院は、介護療養型医療施設だそうですね。
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そうです。介護療養型医療施設というのは、特別養護老人ホームのように無期限にずっと過ごすことは原則的にはできません。急性期病院で治療を終えた後、家に戻って療養できるようになるまでの間、入院して回復を図ることが目的の施設です。介護保険が適用されますが、医療的なお世話が必要な方が入院します。だから入院しているのは「患者」であって、「利用者」ではないんです。目安としては6カ月ほどの入院になります。ただ、現実的には看取りに近い状況もあり、6カ月以上入院している患者さんも少なくありません。訪問診療や訪問介護を利用して自宅で療養できればご本人はうれしいでしょうが、現実にはいろんな難しさがあります。国の方針で介護療養型医療施設は2011年度末に廃止される予定でしたが2017年度末まで廃止が延長され、その後も何らかの医療提供施設が必要という方向で議論されています。当院のような施設が必要だと私も考えています。

患者さんやご家族に人気が高い病院だそうですね。
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特別養護老人ホームのように何年も待つことはありませんが、常にほぼ満床です。急性期の病院からの紹介が多いのですが、その際、以前から当院の存在を知っていて選ぶ方も多いです。退院して他の介護施設に移った方が、「愛和病院に行きたい」と希望されることも少なくありません。うれしいですね。評価いただいているのは、当院の基本理念『ありがとう!うれしかったね!よかったね!』を実践しているからでしょう。スタッフ全員が「もし自分の親や兄弟だったらどんな看護・介護を受けさせたいか?」という思いを持っているんです。例えば、認知症の症状のせいで機嫌が悪かったり、問題行動を起こしたりする患者さんもいらっしゃいます。スタッフも人間ですからときには怒りたくもなりますが、「この人は私の親なんだ」と思えばがまんもできます。仕事をする上で、そうした拠り所があることが、当院の医療や看護、介護がうまくいっている理由だろうと感じます。

患者さんとのエピソードをお聞かせください。
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以前、「とらさん」という105歳のおばあさんがいらしたんです。認知症を患っていたけれど、多少はコミュニケーションが取れたこともあり、職員の人気者だったんです。とらさんは亡くなられたんですけど、その時、私たちには悲しいという感じはあまりなかったんです。できる限りのことをしてあげられたという満足感だったのかもしれません。今でも娘さんが、知り合いのお見舞いのついでに2〜3ヵ月に一度、病棟に顔を出してくださいますが、「とらさん、よかったよねー」と思い出話に花が咲くんです。私たちは、患者さんだけでなくご家族の気持ちも大切にしています。療養中の患者さんを持つ身になって「自分がご家族の立場だったらどうしてほしいか」、「切羽詰まっているんじゃないか」と考えることを根っこに持っていれば、ご家族とのコミュニケーションもうまくいくし、喜んでもらえるんじゃないかと思っています。

最後に、先生のこれまでの歩みと今後の目標を教えてください。
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祖父も父も医師だったので、小学校の頃から父のカバン持ちをして仕事を見学していました。医師になれば人から感謝されて、生活にも不自由しないだろうと思ったんですね。東京医科歯科大学呼吸器内科の医局時代、35歳ぐらいの時に西ベルリンに留学しましたが、その留学経験者の同窓会へはよく顔を出します。仲間の一人に誘われて、医療交流でキューバを2回訪れました。前回は肺がんの病理学的な段階別の診断方法を教えてきました。向こうから学ぶことも多いです。がんの免疫療法はあちらが進んでいるし、医療システムも素晴らしい。キューバは教育と医療は無料なんです。病院と診療所の役割分担がしっかりして、低コストで欧米並みの乳幼児死亡率や平均寿命を実現しています。日本の地域医療では今後も当院のような機能が求められるはずです。当院では自分が受けたいと思う医療や介護ができています。スタッフと力を合わせて続けていきたいですね。

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