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かつしか江戸川病院

(東京都 葛飾区)

猪口 孝一 院長

最終更新日:2022/05/25

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人々が笑顔で生活を送れるようサポート

京成高砂駅から続く商店街を歩くこと約6分。通りから少しだけ入ったところにあるのが「かつしか江戸川病院」だ。岩の洞窟に入るかのようなユニークな入り口が印象的な同院は、内科と整形外科の診療を中心に、リハビリテーションや訪問診療・訪問リハビリテーション、さらには地域包括ケア病床も運用することで、地域の人々が住み慣れた場所で、ずっと笑顔で生活を送れるようサポートすることをめざしている。2021年10月に院長に就任した猪口孝一先生は、これまで日本医科大学の教授を務めてきたベテラン医師。同院でもその豊富な知識や経験も生かし、これまで同院の中心だった整形外科の診療に加え、「地域ニーズの高い内科の充実を図ることで、地域医療にさらに貢献していきたいと考えています」と話す。そんな猪口院長に、同院のことや地域医療にかける思いなどを聞いた。(取材日2022年3月17日)

病院の紹介からお願いいたします。

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当院は、主に内科一般や整形外科一般、リハビリテーション科の診療を中心に、循環器内科や糖尿病内科、リウマチ・骨粗しょう症、泌尿器科などを専門とする外来、訪問診療・リハビリテーションなどの診療を行っています。加えて、37床の地域包括ケア病床を含む60床の病床を備えています。こうした体制のもと、当院では高砂地域の皆さまが、住み慣れた町で不自由なく笑顔で生活を続けることができるよう医療の面からサポートしていきました。私は、昨年の10月から院長を務めていますが、それ以前は前院長の岡田尚之先生の専門が整形外科だったこともあって、当院も整形外科の診療が中心でした。今後も引き続き岡田先生や東京歯科大学市川総合病院の教授にも非常勤で来ていただき、質の高い整形外科医療を追求しつつ、これからはそれにプラスして、地域の医療ニーズが高い内科全般の診療についても充実化を図っていきたいと考えています。

内科をどのように充実させていくお考えですか? 

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まずは全般的な底上げですね。私は血液内科が専門ですが、大学病院で所属していた当時の第3内科は、消化器内科と糖尿病・内分泌内科、それと血液内科の3つが一緒でしたので、それらは全般的に診ることができます。特に、内科の中では消化器内科のニーズは一番多く、現在も一般的な診療は行っているのですが、当院では内視鏡検査ができないんですね。ですから、近日中に内視鏡検査ができる体制を整えて、消化器内科をオープンしたいと考えています。また、常勤の女性内科医師の2人は、内科全般を幅広く診ることができますし、ほかに整形外科やリハビリテーション科もありますから、地域包括ケア病床に入院している患者さんの在宅復帰をサポートすることや、QOLを上げていくことは得意ではないかと考えています。

診療で心がけていることはありますか?

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診療モットーとは少し違うのですが、医療はサービス業であるということですね。ですから、常にできるだけ患者さん目線で対応することは心がけています。それに、大学病院では白血病なら白血病を治すこと、救急なら本当に命を助けるような医療、つまり病気を治すことに必死になりますが、当院のような病院では、それだけではない患者さんのニーズに応えていく必要があると思うのです。本当の地域医療を追求し、患者さんがこの地域でできるだけ不自由なく生活できるように医療の面でサポートすること。例えば、当院には地域医療連携を担当している医療ソーシャルワーカーが2人いますが、自宅や施設で在宅療養をしている患者さんに熱が出たとか、転んで骨折してしまったなどで具合が悪くなったとき、地域包括ケア病床で速やかに受け入れ、治療やリハビリテーションを行って、自宅で生活できるようにしてお戻しする。これも当院の大切な役目だと考えています。

先生は、これまで大学病院の教授を務めていたと伺いました。

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医学部卒業後、日本医科大学に入り、その後興味を持っていた遺伝子の研究ができるということでアメリカに留学。帰国後も引き続き白血病の遺伝子の研究に取り組みました。白血病をはじめとする血液腫瘍治療の創世記から発展期にかけて、ひたすら治療と研究に取り組めたことはとても貴重な経験でしたし、医学の進歩にも多少は貢献できたのではないかなと思っています。以前は血液腫瘍の治療といえば骨髄移植でしたが、現在は造血幹細胞が使われるようになり、ある種類の白血病は飲み薬だけで治癒をめざせるようになりました。当院では、移植を要する血液疾患の治療はできませんが、骨髄異形成症候群の治療には対応しています。70歳以上になると10人に1人いるともいわれる骨髄異形成症候群は、貧血だということで鉄剤を処方されることも多いのですが、それでは治癒に至りません。そういう患者さんを適切に診断・治療することにも力を入れていきたいですね。

今後の展望とメッセージをお願いします。

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これからも、地域医療に貢献することをさらに進めていきたいですね。その中で、先ほども少しお話ししましたが、当院のような性格の病院に求められているのは、病気だけでなく生活背景なども診ながら、患者さんやそのご家族に寄り添うことだと考えています。その役割を果たすために、地域に必要な医療にできるだけ幅広く対応することに加え、地域包括ケア病床の運用や介護との連携も強化するなど、地域密着の病院としてきめ細かい対応をしながら患者さんが安心して受診できる体制を整えていきたいと考えています。より専門的な検査や治療が必要な場合は、江戸川病院をはじめ、近隣の病院へご紹介します。この地域の皆さまが少しでも不自由なく笑顔で生活を続けられるよう、医療の面からサポートすることをめざしていますので、体調に問題や不安などがあるときはもちろん、どこを受診したらいいのかわからない症状でも、まずは気軽にご相談ください。

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猪口 孝一 院長

1981年山形大学卒業後、日本医科大学第3内科学教室に入局。1986年同大学大学院医学研究科修了。同大学医学部内科学教授、同大学千葉北総病院血液内科部長兼消化器内科部長、同大学血液内科大学院教授、同大学付属病院血液内科部長、同大学知的財産推進センター長などを経て2021年より現職。日本血液学会血液専門医。医学博士。

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