院長メッセージ(公益財団法人東京都保健医療公社 東部地域病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

病院・総合病院・大学病院8136件掲載中(2020年09月29日現在)

病院・クリニック・医者検索

ドクターズ・ファイル

求人・転職・仕事情報を探す

ドクターズ・ファイル ジョブズ

公益財団法人東京都保健医療公社東部地域病院

Main
丸山 俊秀院長

プロフィール1970年千葉大学医学部卒。順天堂大学医学部消化器内科、順天堂大学浦安病院内科、同院副院長、順天堂大学大学院医学研究科特任教授を経て、2016年より現職。消化器疾患の診断と治療、特に消化器がんの早期発見を専門分野とし、国内外で豊富な臨床経験を有する。混乱の時代に生きてきたからこその柔軟性と、若くして医療先進国の「理想の医療」を体感して得た先進的な視点で、変化のときを迎えた同院を牽引している。

めざすは「地域全体でのチーム医療」

「東部地域病院」は、葛飾・足立・江戸川・墨田・江東・荒川区を中心とする区東部地区の中核を担う病院だ。1990年7月に東京都と東京都医師会が共同で設立した公益財団法人東京都保健医療公社が運営する医療機関として設立され、1998年には東京都で先駆けて地域医療支援病院として認定された。25年の節目を迎え、より明確に地域における役割と存在意義を打ち出すべく重点医療を含めた見直しを進めている。その改革の旗手が、2016年に着任した丸山俊秀院長だ。「地域の医療機関と連携してリアルタイムに課題を抽出し、求められる医療の提供に努めたい」と話す丸山院長がめざすのは、院内のみならず地域が一体となって患者を診る「チーム医療」。若くして医療先進国であるスウェーデンとイギリスに学び、豊富な臨床経験を有する丸山院長は、理想の医療を知るからこその柔軟なアイデアで改革を軌道に乗せつつある。(取材日2016年1月27日)

重点医療について教えてください。
1

開院当時は、地域に不足していた「救急医療」と「循環器医療」に注力していました。昨今では、「循環器医療」は近隣に循環器に特化した急性期病院ができたこともあり、患者数が減少していますが、現在でも重点医療の一つです。「救急医療」に関しても、二次救急医療機関として休日・夜間診療事業や救急搬送体制整備事業に積極的に取り組んでいます。特に夜間の小児医療需要は高く、多くのお子さんが当院の夜間救急を受診されますが、誠意を持って取り組み、患者さまとご家族に安心を提供していると自負しています。また、今後重点医療の一つとして取り組みたいのが、「がん医療」です。家庭の事情などで中央部の病院に行けない人や地域の患者さまのニーズに応えられるよう、腹腔鏡下手術の積極的導入等による技術の向上や、高齢化対策として色々な合併症、併存疾患をお持ちのがん患者さまの治療も可能な体制、設備の充実に取り組んでいきたいと思っています。

設立から25年、さまざまな改革をすすめておられます。
2

開院から四半世紀。2~3年前からこの病院の停滞期を危惧しており、職員の一体感を取り戻し、病院を再活性化することが当面の目標です。具体的な取り組みとしては、救急診療体制の再整備、医療安全管理体制の充実、地域の医療機関との各論的医療連携の模索等です。「断らない救急」を確かなものとするため、4月からは救急隊勤務経験者に救急コーディネーターとして勤務していただき、救急隊と当直医との間の潤滑油として、受入れの円滑化を図る仕事をしていただく予定です。また、地域ニーズの高い小児外傷に対応できるよう、整形外科の独立当直体制も開始しました。医療安全の分野では、ささいな事故でも必ず検証委員会を開催。知恵を出し合い、再発防止策を明確にする文化を根付かせたいです。また、地域医療の課題を医師会の先生方と話し合うことで、新しい個々の問題だけに限った各論的連携を模索し、その数を増やしていきたいと考えています。

地域の医療機関とも、積極的に意見交換をされているそうですね。
3

「今、患者さまに近い医療の現場では何に困っているのか」という情報を常に頭に入れておくことは、これからの医療に求められる役割をいち早く把握することにつながります。そのため、地域の先生方とは定期的にコミュニケーションを取っていますし、医師会の集まりにも積極的に参加するようにしています。また、患者さまに適した医療を継続して提供するために当院と提携している医療機関とも、勉強会などを通じて意見の交換を行っています。今後、地域の中核病院として役割を果たしていく上では、診療所やクリニックといった地域の医療機関と今以上に密接な連携体制を構築していく一方、当院よりも高度な医療を提供できる専門性の高い病院や大学病院、都立病院などとも関係を構築していかなければなりません。信頼してもらえる医療機関であり続けられるよう、ネットワークづくりを進めていくつもりです。

地域における、現状の具体的な課題についてお聞かせください。
4

地域の先生方から出てきている課題は、大きく2つあります。1つは、摂食嚥下障害の患者さまを在宅で診ているケースですね。摂食嚥下障害では、気管に入り込んだ食べ物や唾液などを排出できず、肺炎を引き起こして入退院を繰り返す患者さまが少なくありません。この悪循環をどうするかということです。この点については、お互いの役割について、これからも検討を続け、できるだけ早く連携体制を確立していきたいと思います。もう1つは、今後も増加していくであろう認知症への対応です。当院には、認知症を専門に診る医師はいませんが、公益社団法人日本看護協会認知症看護認定看護師はいますので、認知症の方が他の病気で入院が必要なときには受け入れ、地域の先生方との連携を強化し、院内のみならず地域全体がひとつのチームとして動く「真のチーム医療」をめざしていきたいですね。

今後の展望をお聞かせください。
5

当院は東京都保健医療公社の基本的理念「医療で地域を支える」の実践をめざし、短期的には急性期を中心にニーズに応え、長期的には地域に不足しているものをリサーチして随時補強することになると思います。「地域医療構想調整会議」での議論も踏まえ、今後の方向性を前向きに検討したいです。また、「治す医療」から「治し支える医療」への転換のため、当院を退院した患者さまと地域のかかりつけ医、訪問看護ステーションとの橋渡しを目的とした退院後訪問看護の準備が整いつつあります。地域との連携強化のため、治療、退院後の療養、医療費、各種制度の申請等多岐にわたり、患者さま、ご家族からの相談をお受けする部門も「患者支援センター」として整備予定です。地域連携を進める中でさらなるハード・ソフト両面での課題はありますが、人員や体制(改修・改築も含め)を段階的に整備し、地域にとって必要な病院であり続けられるよう努力してまいります。

access.png

病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

ホスピタルズ・ファイルは、全国の病院・総合病院・大学病院の総合情報サイト!沿線・行政区、住所、診療科目、対象疾患名や検査・治療内容などから、あなたがお探しの病院・総合病院・大学病院情報を探すことができます。病院・総合病院・大学病院の基本情報だけではなく、責任者メッセージ、各診療科目の詳細、特徴を、独自に取材して紹介しています。

情報掲載について

掲載している各種情報は、 ティーペック株式会社 および 株式会社ギミック が調査した情報をもとにしています。 出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。 掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。 当サービスによって生じた損害について、 ティーペック株式会社 および 株式会社ギミック ではその賠償の責任を一切負わないものとします。 情報に誤りがある場合には、お手数ですがホスピタルズ・ファイル編集部までご連絡をいただけますようお願いいたします。

↑TOPへ戻る