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医療法人社団博栄会 浮間中央病院

(東京都 北区)

福田 昇 病院長

最終更新日:2022/04/28

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全人的医療をベースに4つの専門領域に注力

JR埼京線・北赤羽駅を降り、桜並木に沿って新河岸川沿いを5分ほど歩くと「浮間中央病院」が見えてくる。住宅街に溶け込む規模感の中に、地域の人のどんな訴えも受け止める包容力と、他の医療機関とは一線を画す特徴的な診療科を備えた病院だ。2021年に病院長に就任した福田昇先生が掲げる新たな基本方針は、「病気でなく人を治す全人的医療」。前院長が築いた地域との関係性はそのままに、より「人」にフォーカスした親身な医療を展開する。治療の特徴や強みについて詳しく聞いた。(取材日2022年4月14日)

まず、こちらの病院の診療方針について教えてください。

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浮間中央病院は、長く地域に密着した診療を続けてきた病院です。私は、1981年から日本大学医学部附属板橋病院で内科医として働きながら、浮間中央病院の開設当初から38年間にわたって非常勤医をさせていただきました。2021年9月からは、これまで成長させていただいた地域の皆さまに恩返しをしたいという思いで、病院長に就任しています。当院の強みは、診療科の枠を超えて連携しやすいコンパクトな規模感です。大きな総合病院や大学病院では、どうしても診療科ごとに「病気を診る」診療になりがちですが、この規模感であれば個人の訴えに寄り添う総合的な治療が可能です。そこで、患者さん一人ひとりの悩みや生活背景、社会的背景を踏まえて、病気ではなく患者さん自身を治すための「全人的医療」を基本方針として掲げました。就任から半年がたち、信頼できるスタッフがそろったことで、めざす医療を実践するための土壌はできたと感じています。

より地域に根差した病院になる印象ですね。

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私たちは、患者さんのあらゆる訴えに耳を傾け、専門家の英知を結集して治療にあたります。例えば、血圧が高い患者さんに降圧剤を処方するのは簡単ですが、それでは本質的な問題解決になりません。なぜそうなったのか、どうすれば血圧を安定させることができるのか、その方の背景を踏まえて治療方針を決定することが重要です。うつや睡眠障害の傾向があれば、表面化している血圧の問題に加えてメンタルにもアプローチする必要があるでしょう。こうした考え方を病院全体における診療の大前提として徹底しつつ、腎臓・内分泌代謝部門、心臓血管外科、整形外科、リハビリテーション科、この4領域を当院の特色ある診療として打ち出し、専門的な医療に提供にも力を入れてまいります。

4領域について腎臓・内分泌代謝部門から詳しく教えてください。

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この領域は私自身が長く専門としていた分野で、慢性腎臓病(CKD)、腎不全、内分泌疾患および高血圧症、糖尿病の専門的な治療を行います。地域の患者さんに対して、質の高い医療をスピーディーに提供できるよう、「内分泌疾患」「高血圧症」「甲状腺疾患」「糖尿病合併症」「糖尿病教育入院」「慢性腎臓病」のクリニカルパスを用意しました。地域の医療機関からのご紹介に応じて、速やかに適切な検査や治療を行い、かかりつけ医へお戻しする流れを徹底します。2022年から、腎臓と内分泌疾患を専門とする医師が2人加わり、体制をさらに強化しました。糖尿病についても、帝京大学から専門の医師を招いて診療を行っており、すべての分野で大学病院と変わらないレベルの診断と治療の提供に努めています。

心臓血管外科、整形外科、リハビリテーション科はいかがですか?

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心臓血管外科では、血管疾患の中でも下肢静脈瘤、閉塞性動脈硬化症といった末梢血管疾患に精通した前田英明先生を迎えて、これらの疾患の手術をコンスタントに行っているほか、血管疾患の診断に必要な検査を集約した「バスキュラーラボ」も設置し、短時間かつ正確な診断に努めています。足のむくみやしびれ、歩行時の痛みなどは放置すると日常生活に支障を来す恐れがあるので、これらの症状にお悩みの方は、ぜひご相談ください。整形外科では、骨折など外傷の手術を行うほか、これまでと同様に脊椎疾患に対する低侵襲手術にも力を入れてまいります。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったスタッフがそろうリハビリテーション科と連携し、日常生活動作(ADL)の早期回復と早期社会復帰をサポートする体制も強みですね。リハビリテーション科では、地域の医療機関で急性期の治療を終えた方の回復期リハビリテーションにも対応しています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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当院は、同じ医療法人である赤羽中央総合病院を筆頭に、大きな病院が多くあるエリアに位置しています。急性心筋便塞やうっ血性心不全といった循環器疾患については、他院が24時間体制で対応してくださっていますので、当院はより患者さんに近い親身な医療をモットーに治療を行っていくつもりです。まずは、腎臓・内分泌代謝疾患の患者さんを多く受け入れ、症例を蓄積していきたいですね。潜在的に多くの患者さんがいるといわれるバセドウ病をはじめとした甲状腺疾患も積極的に診ていく予定です。患者さんが悩んだときやつらいとき、気軽に立ち寄れる「家」のような存在をめざした病院づくりを進めてまいります。

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福田 昇 病院長

1981年日本大学医学部卒業。Clinical Research Institute of Montreal研究員、モントリオール大学附属研究所研究員を経て日本大学医学部教員。2003年日本大学医学部専任講師、2005年同大内科学系腎臓高血圧内分泌内科分野助教授、2009年同教授。浮間中央病院では開設当初から非常勤医として勤務。2021年9月より現職。

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