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日本大学歯学部付属歯科病院

(東京都 千代田区)

佐藤 秀一 病院長

最終更新日:2024/03/13

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高い技術とホスピタリティーを追求

「日本大学歯学部付属歯科病院」は明治時代に創設され、2016年に100周年を迎えた歴史ある歯科病院だ。その記念事業として病院を建て替え、2018年から新病院が本格稼働。同時に設備を一新し、先端の医療機器を導入した。幅広い診療内容に、経験豊富な歯科医師がそろい、専門性の高い歯科医療を提供する病院として、多くの患者を受け入れている。また歯科医療も多様化する中、ペインクリニックや摂食機能療法といった分野にも積極的に取り組んでいるという。一方で、近隣住民の診療に携わり、ホスピタリティーを大事にする親しみやすさもある。大学病院の使命として、歯科医師の教育にも力を注ぎ、高度な技術と患者に寄り添う気持ちを併せ持つ歯科医師を育てることをめざしている。2023年に病院長に就任した佐藤秀一先生は歯周病が専門。近年歯周病は全身疾患との関わりが注目され、医科歯科連携の重要性も増している。病院運営にかける思いと今後の抱負を聞いた。(取材日2023年12月19日)

診療における特徴はどのようなところにありますか。

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歯科、小児歯科、歯周病治療、矯正、補綴、義歯、インプラント治療、口腔外科治療まで幅広く対応し、各分野を専門とする歯科医師がそろっている点が特徴かと思います。難しい抜歯など、近隣の開業医の先生からご紹介いただくケースも多いですし、矯正を行う際には見た目だけを気にするのではなくその土台から診るというように、広い視野を持って、各分野が連携して先端の歯科医療を行っています。顎関節症治療やスポーツ歯科診療に対応することも可能ですし、最近では、原因不明の痛みに歯科の分野からアプローチするペインクリニック、超高齢社会で需要の増えている、嚥下をサポートする摂食機能療法など、新しい分野の治療にも積極的に取り組んでいます。2018年の病院のリニューアル時に設備を一新しましたが、引き続き、歯科では珍しい全身用のCTをはじめ先端の医療機器を導入し、患者さんお一人お一人のご要望にお応えするべく努めています。

先生は歯周病がご専門と伺いました。

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歯周病で今一番問題になっているのは患者さんの増加です。成人のほとんどの方がかかっていると言っても過言ではないと思います。当院においでになる方はすでに重症になっている場合が多く、もちろん重症度の高いケースの治療も進歩していますが、より早い段階での処置が大事だと考えています。近年歯周病は、糖尿病をはじめ、全身疾患との関わりが明らかになってきました。誤嚥性肺炎も、嚥下機能が落ち、歯周病菌が肺に入ることが一因です。歯周病菌は毒性が強く、体の構造を破壊するほどの力を持ちます。口の中の汚れが大きな原因ですから、それを取り除くことが重要です。しかし、歯の周囲や歯茎の下までたまってしまった汚れを取り除くには時間がかかり、患者さんの負担にもなります。日頃からきちんと歯磨きをすることが一番の予防です。

大学病院として歯科医師教育も大切な使命とお考えだそうですね。

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大学病院の使命は、教育、研究、診療が3本柱だといわれます。そのうちの教育、つまり次世代の歯科医師を育て上げていくことは重要な大学病院の役割です。現在当院ではチュートリアル制を取り入れ、先生をチューターとして少人数のグループに分け、学生をきめ細かにフォローしています。診療には高い技術はもちろん必要ですが、患者さんに寄り添う気持ちもまた大事です。自分が患者役になり、治療を受ける側の経験をする実習なども行い、そういった精神を育もうとしています。

病院長としてどのようなことを心がけていますか。

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患者さんに寄り添った診療、つまりおもてなしの心を持って迎え入れるというホスピタリティーを大事にしたいと思っています。それを支えるのは専門性の高い技術ですが、当院ではそれぞれの分野に強みを持つ歯科医師が多数在籍します。各分野の力を集結し、総合的に患者さんを診ていきたい。そういう意味では歯周病は糖尿病、あるいは誤嚥性肺炎などとの関連もあり、医科との連携がますます必要になってくるでしょう。院内に向けては、診療の場だけでなく、事務方の現場にも顔を出し、コミュニケーションをとるようにしています。常に門戸を開き、何か問題が起きたとき、いち早く現場からの声を受け止めて相談を受けられるような、風通しのいい職場でありたいですね。そのためにも情報共有は大事です。昔はトップダウンで上から一方的に指示されることが多くありましたが、今はそれは通用しません。なぜそれをするのか、きちんと説明することが大切ですね。

最後に今後の展望をお聞かせください。

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患者さんお一人お一人に満足いただける治療を提供できるよう、努めていきたいですね。今「体の健康はお口の健康から」ともいわれています。以前は歯科といえば虫歯の治療がメインでしたが、昨今は病気も多様化しています。われわれはよく「1口腔1単位」と言いますが、お口の中全部を1つの単位と考え、28本の歯と歯ぐきを総合的なチームで診ていきます。そのためには歯科医師それぞれの専門性を高め、別の分野を専門とする歯科医師同士が連携することも大事です。また、「医歯一元論」は初代歯科長佐藤運雄先生が唱えた精神ですが、医科との連携もより重要になり、歯科からの働きかけがもっと必要と思っています。さらに高水準の歯科医療を提供できるよう、努力を重ねていきたいですね。

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佐藤 秀一 病院長

1988年日本大学歯学部卒業。2015年日本大学歯学部歯科保存学第III講座(歯周病学講座)教授就任。2023年日本大学歯学部付属歯科病院病院長に就任。日本歯周病学会常任理事。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/初診料:3300円、精密検査料:4万1250円、全顎矯正:93万5000円~ 、インプラント治療/44万円~

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