医療法人社団健育会

石川島記念病院

診療科・部門紹介

地域包括ケア病棟への転換を機に訪問診療を開始。チームで行う訪問診療・訪問看護・訪問リハビリテーション

緩和ケアの専門家である下山直人先生を中心に、看護師、理学療法士、ソーシャルワーカー、事務員がチームとなり「笑顔、優しさ、思いやり」をモットーに、往診や訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーションに取り組む。在宅での胃ろうの交換や輸血、腹水穿刺や胸水穿刺に対応。このほか、終末期のがん、パーキンソン病などの神経筋疾患、慢性的な呼吸不全や心不全、末期腎不全といった幅広い疾患の痛みや息苦しさの緩和に力を注ぐ。誤嚥性肺炎や膀胱炎、発熱、骨折などの症状に対しては速やかに入院を勧め、院内のMRIやCTを利用した高度な検査や専門医師の治療へとつなぐ。同院ではレスパイトのための短期入院も受けつけている。

先進の検査機器で迅速な対応が可能

在宅から短期入院への切り替えもスムーズに対応

スタッフ紹介

責任者

下山 直人在宅事業部長

千葉大学医学部卒業。1990年に千葉大学にて医師、看護師、薬剤師による緩和ケアチームを結成。1995年米国ニューヨークメモリアルスローンケタリングがんセンターへ留学。1999年国立がんセンターの麻酔科医として従事、2007年国立がん研究センター緩和ケア研究班の班長を務める。東京慈恵会医科大学大学院緩和医療教授を経て、在宅医療専門委員で訪問診療に取り組む。2024年より現職。

メッセージ

新しく何かをクリエイトすることは私にとっての生きがいであり、今回の在宅医療部門の立ち上げにあたり、私に白羽の矢が立ったことをうれしく思っています。ゼロからのスタートでしたが、患者さんやご家族をはじめ誰かの役に立つことには大きなやりがいがあり、看護師や理学療法士、事務職員など皆で協力して、チーム医療で緩和医療の土壌をつくっていきたいです。家に帰りたいけど帰れないという患者さんが少しでも少なくなるように、当院の入院設備や診断機器、リハビリテーション環境などをうまく活用していければと考えています。一人でできないことはみんなで、毎日笑顔を絶やさず訪問診療に取り組んでいます。

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