院長メッセージ( 東京都立大塚病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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東京都立大塚病院

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富山 順治院長
Junji Tomiyama

プロフィール1980年筑波大学卒業。1989年筑波大学大学院修了。東京都立墨東病院内科勤務、同医長、同部長、同病院副院長、東京都立広尾病院副院長、東京都がん検診センター所長を経て、2018年4月より現職。専門は内科一般、血液内科、腫瘍内科。日本内科学会総合内科専門医、日本血液学会血液専門医。医学博士。

地域と連携し周産期医療体制を運用

1929年の開設から約90年にわたって地域住民の健康を守り続けているのが「東京都立大塚病院」だ。地域の中核となる総合病院として21もの幅広い診療科を備えながら、総合周産期母子医療センターや児童精神科、各種のがん診療、関節疾患部門、尿路結石治療部門、救急外来などの専門的な医療も行う。さらには、「大塚モデル」と呼ばれる産婦人科の病診連携システムを運用することで、ハイリスク分娩や超低出生体重児出産にも地域と連携して対応できるよう体制づくりも行う。そんな同院の院長に2018年4月に就任したのが都立病院の副院長やがん検診センターの所長を歴任した経験を持つ富山順治先生だ。穏やかな口調で丁寧に「日々患者さんに向き合い、最善最良の医療を提供し、自分の診察を受けて良かったと、患者さんやそのご家族に思っていただけることが自身の目標である。また、職員数も患者数も多い当院を、効率よく、都民のために、常に安全、良質な医療を提供できるようにしたい。」と語る富山院長に、同院のことや抱負などを聞いた。(取材日2018年6月14日/情報更新日2019年9月10日)

こちらはどのような病院ですか?
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当院は1929年に市立大塚病院として開設し、1943年に都制が施行され東京都立大塚病院となりました。豊島区の総合病院として幅広く診療科を設置し、さまざまな病気の診療をしていますが、その中でも力を入れているのが、周産期医療です。2000年には新生児科を開設。2009年には総合周産期母子医療センターに指定されました。2010年には当院の特徴である産婦人科地域医療連携システム「大塚モデル」の運用が開始され、現在に至っています。当院の総合周産期母子医療センターは、MFICU(母体胎児集中治療室)6床、NICU(新生児集中治療室)15床、GCU(中等症・回復期治療室)30床を備え、産婦人科と新生児科などの医師がそれぞれ十数人の体制でハイリスク妊娠の管理や出産、24時間365日体制で母体搬送を受け入れ、超低出生体重児を含む重症新生児の診療、未受診妊婦の受け入れなどの周産期医療を提供しています。

「大塚モデル」について教えてください。
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当院と地域の医療機関が連携して、地域の周産期医療を支えるシステムです。登録された医療機関で妊婦健診や正常分娩を担当してもらい、健診で異常が見つかる場合やハイリスク分娩のときには当院で引き受け、住み慣れた地域で安心してお産ができるよう体制を整えています。現在は、豊島区と文京区、北区、足立区、練馬区までの37施設が登録されており、1年間の当院の分娩数約1300(2017年4月~2018年3月)のうち、半数以上が大塚モデルによる分娩でした。また、この連携を利用して母乳育児の推進にも取り組んでおり、分娩直後からの母子同室、母乳・育児相談、当院の助産師などによる啓発活動などを行っています。さらに、産科だけでなく婦人科でも取り組んでいます。婦人科のがん検診などを地域の医療機関で受け持ってもらい、がんの疑いがあれば当院で精密検査、治療を行い、回復したら元の医療機関へお返ししています。

ほかに力を入れていることは、ありますか?
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一つは、児童精神科です。地域のクリニックと連携し、外来で専門的な小児精神医療及びデイケアを提供しています。もう一つは、救急医療です。全診療科が協力して「断らない救急」をめざし、受け入れ患者数、救急車搬送患者も増加しています。地域医療機関から、患者さんを緊急で依頼する際に直接担当医に電話がつながる「緊急診療依頼直通電話」を設けています。さらには、がん診療です。多くの科で専門治療を提供し、特に高齢者に多い合併症を持つがん患者の治療に力を入れています。今年度は呼吸器内科、消化器外科等スタッフも増員しました。ほかにも、泌尿器科の尿路結石治療についても診療圏外や大学病院からも難治症例を受け入れています。また、体外衝撃波結石破砕装置を導入し、多くの尿路結石治療に活用しています。また整形外科とリウマチ科、リハビリテーション科が連携した関節疾患治療部門で、人工関節置換術も含めた専門的な診療を行っています。

病院を運営するにあたって、心がけていることを教えてください。
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当院は「いつでも誰にでも安全で良質な医療を提供し、都民に信頼される患者中心の医療を実践する」が基本理念です。総合診療基盤を備え、24時間365日の救急医療や周産期医療を通して、安全で良質な医療を都民のために行っていきたい。加えて、女性と子どもに優しい病院をめざしています。女性が妊娠、出産をして、子育てや仕事を続け、更年期、やがては老年期に至っても、生涯にわたって当院で対応できる体制を、女性専門の診療部門を中心に「女性生涯医療外来」として開設予定です。そして当院は常勤の医師の約4割が女性ですから、現在も週に2日の24時間を含めた院内保育をしていますが、男性だけでなく女性が働きやすい環境を整えながら院内のコミュニケーションを良くすることで、優れた医療人材やコメディカル、事務スタッフを集め、患者さんや地域の医療機関を引きつけて離さない、強い「マグネット」を持った病院をめざしていきたいと思います。

今後の展望とメッセージをお願いします。
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当院は2017年から6年間の予定で大規模改修工事が始まり、現在は診療を続けながら進めています。この改修により、病院のアメニティーを充実させ、入院、外来等の環境改善に努め、患者さんが快適に医療を受けられるようにしたいと考えています。改修に伴い、総合周産期母子医療センターの機能もさらに拡充させます。次に地域医療連携の強化です。大塚モデルを小児から高齢者まで広げた形の「在宅復帰支援システム・大塚医療ネットワーク」を地域医師会と協同で開始、在宅医療で入院の必要な患者さんの受け入れなど地域包括ケアシステムにも、さらに貢献していきたいです。さらに高齢化に伴い、救急医療やがんや脳卒中、心筋梗塞などのニーズが高まる分野を強化し、地域で完結する医療を展開していきたいです。豊島区の総合病院として、患者さんには当院を気軽にご利用いただき、地域の先生方にも、まずは大塚病院ということで紹介をいただければと思います。

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