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医療法人社団 善春会 若葉眼科病院

(東京都 大田区)

大平 明彦 病院長

最終更新日:2022/06/14

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大学病院水準の高度医療で、親身に寄り添う

大田区蒲田4丁目、JRと京急それぞれの蒲田駅を結ぶ通りに沿って建つタイル張りのビル。5フロアからなる「若葉眼科病院」は、入院施設を備えた眼科の専門病院だ。「患者の話をよく聞いて、その気持ちに常に寄り添うのがモットー」と大平明彦院長が語る言葉どおり、大学病院レベルの機器や技術を維持しながらも、親身に寄り添う診療で長く地域の支持を集めている。常勤医師5名に非常勤医師7名を含む計12名が、それぞれの眼科専門性を持ち寄って診療にあたる同院。目にまつわる小さな気がかりから専門性を要する眼科疾患まで、幅広く頼りにできる病院だ。そのめざす医療と今後の展望などについて、大平院長に話してもらった。(取材日2017年6月28日)

眼科の専門病院は珍しいように思いますが。

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そうですね。都内でも眼科の専門病院はあまりありませんね。その中でも当院は、菊池先生という眼科の医師が1949年大田区北糀谷に開業した「菊池眼科医院」を前身に、徐々に規模を大きくしながら地域に根差した眼科病院として発展してきました。私が3代目の院長に就任したのち、2002年にこの場所に新築移転し、現在に至ります。そうした経緯によるものか、長く通っていただいている近隣の方も多くいらっしゃいます。眼科の疾患は長く経過を診る必要があるものも多く、頻度は低くとも定期的に長く通い続けていただくというケースも。当院の医療を信頼して、近隣はもちろん遠方からも多数の患者さんに通い続けていただいていることは、本当にありがたいことだと感じますし、私自身もお一人お一人の患者さんと長く向き合えることは、眼科医冥利につきると感じます。

入院施設を備えた病院のかたちなのですね?

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個室、2人部屋、4人部屋と合計7室、全20床の病床を備えています。眼科では手術前後の入院が主になりますから、短い方で1泊、長い方でも1週間ほどと決して長い入院ではありません。現在では医療の進歩により白内障の手術などでは日帰りでの対応も多くなっていますが、お独り住まいで術後の生活に困難がある方、遠方から手術を受けにいらっしゃる方などでは、やはり入院して手術を受けたいというニーズがあります。当院でも日帰り手術には対応していますが、あくまで手術全体の3割程度。入院しての手術を希望されて、遠方からわざわざ当院を受診される方も多いようです。ご要望にお応えするうち、年間の手術件数はどんどん増え、白内障水晶体再建術から硝子体手術、緑内障の手術など、幅広く対応しています。近隣の眼科開業医の先生から、「入院手術ならこちら」とご紹介を受けることもよくあります。

機器、技術の両面で高い水準を維持していらっしゃるそうですね。

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大学病院で行うような診断や治療を行える場であると自負しています。超音波診断装置や各種手術装置、3次元眼底像撮影装置(OCT)などの医療機器も新しいものを積極的に導入していますし、医学の進歩に遅れを取らない最先端の治療のために、医師はじめスタッフ一同が研鑽を積んでいます。当院では5人の常勤医師に加えて、7名の非常勤医師が診断、治療にあたりますが、緑内障治療の専門家や硝子体手術の専門家など、各自の専門性を生かして患者さんを担当させていただいています。私は大学で神経眼科の研究に従事し、斜視治療を専門に臨床にあたってきた経験から、必要な患者さんには私自身が専門性を持って治療にあたらせていただくこともあります。

高い専門性を持ち寄って診ていただけるのは安心ですね?

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眼科開業医がひとりで診療にあたるより、複数の医師が知見を持ち寄ってあたれるというメリットは大きいものです。さらに、大学病院などの大きな病院では数年単位で異動があったりと、長く同じ病院で診療を続けることが難しいというケースも。当院のような比較的小さな病院では、同じドクターが長くお一人の患者さんを診続けることができるというのも、メリットなのではないでしょうか。実際、私自身、東大時代からずっと拝見している、数十年のお付き合いとなる患者さんも数名いらっしゃいます。また、医師同士の連携が取りやすい、必要なスタッフの充実が図りやすいなど、小規模専門病院ならではのメリットもありますね。大きな病院では眼科で検査スタッフなどが不足していたとしても、なかなか補充してもらえないといったこともよくありますから。

今後の展望について教えていただけますか?

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評価の定まっていない新奇なことよりも、着実に進歩している医学の部分に沿って最善の治療を提供できるように努めていきたいと考えています。また、医療レベルの維持ももちろんですが、患者さんにとって「来てよかった」と思っていただける病院であり続けることも大切と考えます。特に目の手術、目の治療には不安や恐怖を抱える患者さんも多いもの。スタッフにはそうした患者さんの気持ちを見逃さず、よりよいコミュニケーションを心がけるよう、常日頃伝えています。外部からフライトアテンダントなどの異業種経験者を招いて、接遇やビジネスマナーの講座を開いてもらうことも。これからも、一人でも多くの方に「若葉眼科に来てよかった」「若葉眼科なら安心だからお勧め」と言っていただけるよう、さまざまな面で努力を続けていきたいと思っています。

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大平 明彦 病院長

1976年東京大学医学部医学科卒業。医学博士。神経眼科を専門に研究後、斜視治療専門の医師として、東京大学医学部附属病院講師、東京厚生年金病院眼科部長などを歴任。広く臨床に携わる傍ら、東京女子医科大学の客員教授も務めてきた。1999年「若葉眼科病院」の3代目院長に就任、現在に至る。

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