全国の頼れる病院・総合病院・大学病院を検索
病院・総合病院・大学病院7,983件の情報を掲載(2024年4月18日現在)

  1. TOP
  2. 神奈川県
  3. 横浜市保土ケ谷区
  4. 保土ケ谷駅
  5. 一般財団法人 育生会横浜病院
  6. 長堀 優 院長

一般財団法人 育生会横浜病院

(神奈川県 横浜市保土ケ谷区)

長堀 優 院長

最終更新日:2024/03/11

Main z54938 20231205 11Main z54938 20231205 11

多様な診療と健診で地域の健康づくりに貢献

保土ケ谷駅から戸塚方面に延びる国道1号沿い、権太坂上バス停近くの高台に「育生会横浜病院」はある。敷地入口から病院玄関近くまでの坂道の脇には、「ごんたん」の愛称で知られる同院独自のモノレールがゆっくりと動き、徒歩で来院する患者や家族の移動を助けてくれる。同院の長堀優院長は「それも患者さんを大切にするという当院の心遣いの一つです」と話す。診療科では内科、外科での一般診療に加え、消化器内科、消化器外科、循環器内科、整形外科、泌尿器科などの専門診療を行っている。「これまで“利他”の精神のもと、地域の医療体制で不足する部分、例えば急性期医療と在宅医療とのすき間をカバーするリハビリテーションや緊急入院などにも対応してきました。今後はより対象を広げ、健康な方に対する病気の予防や早期発見にも力を入れるなど、地域全体の健康づくりをサポートしたいですね」。地域に広く貢献したいと語る長堀院長に、同院の診療やリハビリテーションの特徴、今後の展望などを詳しく聞いた。(取材日2023年12月5日)

この病院の特徴や地域での役割を教えてください。

1

当院は、一般病床10床のほかに地域包括ケア病床39床、療養病床57床を備え、2ヵ月近い入院や長期療養が必要な患者さんに対応できる点が特徴です。そのため急性期病院で治療を受けた後、低下した体力や身体機能の回復をめざして当院でリハビリテーションを受けることができ、在宅療養中の患者さんの一時入院も可能です。このように急性期と在宅医療のすき間をきめ細かくカバーし、高齢になっても住み慣れた地域で暮らせるよう支援するのが当院の役割の一つです。また、当院は介護老人保健施設と特別養護老人ホームを併設した複合施設でもあり、それらの施設を利用される方の健康管理にも携わっています。加えて、近隣にお住まいの皆さんに対する外来診療にも力を入れています。内科、消化器内科、循環器内科などのほか、地域のニーズが高い整形外科や小児科、歯科口腔外科の診療、緩和ケアなどもご提供しています。

受け入れや退院の際は地域との連携が重要になりますね。

2

ええ、地域医療連携室が主な窓口となって、近隣の急性期病院や在宅医療のクリニックとの連携を図っています。当院ホームページでベッドの空き状況をお知らせするなど利便性を高め、近隣の急性期病院から患者さんをご紹介いただいています。さらに在宅医療を担う先生方とも十分なコネクションができていて、当院なら中長期の療養が可能なこともご存じです。ですから骨折や誤嚥性肺炎の患者さんなどは、「急性期病院ではリハビリテーションに十分な入院期間がとれないから育生会横浜病院に」と紹介くださることも多いですね。加えて、院内の訪問看護ステーションや保土ケ谷区の各ケアプラザ等と連携して、当院でも訪問診療と訪問看護を行っています。一方、自宅や施設で療養されている患者さんも急な容体の変化や緩和ケアが必要な際に入院していただけ、ご家族の希望で患者さんに一時的に入院いただくレスパイト入院(介護家族支援短期入院)にも対応しています。

外来ではどのような診療を行うのでしょうか?

3

当院は内科全般に加え、糖尿病に特化した外来、不眠や食欲不振のような不定愁訴も診る漢方薬の外来なども設け、消化器内科、消化器外科、循環器内科ではより専門的な診療も行います。当院に入院中や外来を受診中の患者さんにも糖尿病は多く、そうした方を院内でトータルに診られるのも強みの一つです。外科も全般的な診療のほか、高齢者に多い慢性的な膝・腰の痛みを治療する整形外科、頻尿や尿漏れなどに対応する泌尿器科といった専門的な診療が可能。また、完全予約制の婦人科は女性医師が担当し、子宮がん、子宮筋腫、卵巣腫瘍などの早期発見と治療に努めています。月経困難症や更年期障害による不調の改善を目的とした治療も行い、症状によっては漢⽅薬の処方などを用いるのも特徴です。緩和ケアは病院や在宅医療で多くの経験を積んだ医師を招いて、完全予約制の外来で行っています。今後も地域に必要な診療科を厳選して、開設していく予定です。

これからはどんな分野に力を入れたいとお考えですか?

20200108 4

これまで当院は、外来や入院で病気が悪化した方を数多く診てきました。ただ、これから高齢者が増える近隣地域を考えると、まずは「病気にならないこと」「病気を早期に治療すること」も大切です。そのため近年は健診事業に力を入れ、元気な方を対象に生活改善のアドバイスを提供して、地域の健康づくりに役立ちたいと考えています。例えば、健診事業では胃がんや大腸がんをはじめとした横浜市の各種のがん検診はもちろん、人間ドックも提供。腹部CTを含む腹部の検査、AI読影支援つきの胸部CTなどによる肺がんと呼吸機能の検査、脳と血管、婦人科など、基本コース以外のメニューも選択いただけます。血液検査でもオプション検査をプラスして、生活習慣病をはじめ全身の健康をより詳細に知る手がかりにできるメニューを設けています。このほか多様化する地域のニーズに対応できるよう、自由診療の導入も検討しています。

では、地域の方に向けてメッセージをお願いします。

20200108 5

当院はさまざまな分野の外来診療と、入院時のリハビリテーション、在宅医療のサポートなどで地域医療に携わってきました。中長期にわたる入院が必要で、急性期病院では対応が難しい患者さんの緊急入院などにも対応しています。加えて、コロナ禍で患者さんが減ったことなどの危機感を糧に、当院の団結力は強まり、職員の積極的な提案から生まれた新たな取り組みもスタートしました。前述した健診事業のほか、個室ベッドを使いやすくする条件改定のアイデアもその一つで、ご利用いただく患者さんも増加しています。当院は地域に必要な医療の提供を心がけてきましたが、職員も大きな危機を経験して、当院がこの地にある大切さを改めて実感したように思います。これからも地域の皆さんを大切に診療していきますので、健康なうちから各種の検診をご利用いただき、万一病気になったときも気軽に受診していただければと思います。

Main z54938 20231205 11

長堀 優 院長

1983年群馬大学医学部卒業。横浜市立大学医学部消化器・腫瘍外科学教室入局後、ドイツ・ハノーバー医科大学へ留学。横浜市立市民病院外科医長、横浜市立みなと赤十字病院外科部長、横浜船員保険病院(現・JCHO横浜保土ケ谷中央病院)外科部長兼副院長などを経て、2015年より現職。日本臨床外科学会評議員。

自由診療費用の目安

自由診療とは

・人間ドック
胃バリウムの場合/4万3000円、胃内視鏡の場合/4万8000円
・目的別検査コース
腹部検査/3万3000円、肺がん・呼吸機能検査/2万6400円、脳・血管検査/3万1900円、婦人科検査/9900円
血液検査のオプション検査/1万3200円
(すべて税込み)

access.png