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最終更新日:2025/01/31

選定療養費あり
東京慈恵会医科大学附属第三病院

20210621 1
  • 東京都狛江市和泉本町4-11-1
    • 消化器・肝臓内科
    • 脳神経内科
    • 腎臓内科
    • リウマチ科

    • 循環器内科
    • 糖尿病・代謝・内分泌内科
    • すべて見る

総合診療部(緩和ケア)

診療科・部門紹介

思いやりと慈しみの緩和ケアで心身の苦痛を軽減し、生活の質の向上、在宅療養の調整にも注力

総合診療部では緩和ケアの取り組みにも注力している。病気を患う人は誰もが全人的苦痛と呼ばれる「からだ(身体)、こころ(精神)、社会的、魂(スピリチュアル)」の痛みという4つの痛みを抱えており、痛みの感じ方はさまざまで一人ひとりに合わせたアプローチが必要だ。同院では緩和ケア医師、精神科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカーらがチームを組み、総合的なケアにあたる。中でも“魂の痛み”は医療者だけでは対応しきれない面があり、スピリチュアルケアワーカーによるケアを取り入れている。地域の医療機関と連携・調整し、住み慣れた地元で最期まで自分らしく過ごせるようチーム力で支える。

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緩和ケアチームメンバー

スタッフ紹介

責任者

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村瀬 樹太郎がん診療センター副センター長

2008年東京慈恵会医科大学卒後、同大学附属第三病院総合診療部に入局。川崎市立井田病院緩和ケア内科を経て、2015年4月に緩和ケアチームの医師、がん診療センター副センター長に就任し、現在に至る。日本内科学会総合内科専門医。

メッセージ

緩和ケアは末期がんの痛みを取るためだけの治療ではありません。病気の進行度に関わらず、診断直後から取り入れる身近なものとして緩和ケアを利用していただければと思います。病気になるということは、体の痛みや吐き気、だるさといった「身体的苦痛」に限らず、不安や恐怖、孤独など「精神的苦痛」、経済的不安や家族への影響といった「社会的苦痛」、そして自分のことが自分でできない、残された時間が短くなる、「なぜ自分が病気に?」といった「スピリチュアルペイン」など、さまざまな苦痛が生じます。これらの苦痛が互いに影響し合い、よりつらくなる悪循環が起こる前に、治療と平行して緩和ケアをぜひ取り入れてみてください。チームを組むさまざまな分野の専門家が多角的な視点でつらさを和らげるアプローチを考え、皆さんとご家族を支えます。つらさを和らげるための緩和ケアはどの段階でも必要です。ケアを受けて症状や気持ちが楽になれば、治療に対して前向きになり、生活の質の向上にもつながります。一人で悩まず、まずは外来や病棟看護師、1階のがん相談支援センターにお声かけください。

紹介医療機関の先生方へ

2026年1月に緩和ケア病棟が新設されます。がんやHIVの末期患者に限定し、一般病棟や在宅医療では対応が困難な苦痛を伴う症状の緩和に努めます。積極的治療から緩和ケアまで、地域で完結できる体制を整え、患者さんが「かかりたい」と思える病棟が目標です。富士山が見える最上階は全室個室で、身体抑制や家族の面会制限は設けず、排泄の自律、食べる楽しみなど最期まで自分らしく過ごせる生活重視の環境づくりに加え、地域の後方支援としての役割も担っていきます。在宅療養が困難となった場合の迅速な受け入れや、症状が安定すれば在宅療養に戻る調整もサポートしますので、気軽にご相談ください。

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