最終更新日:2025/01/31
選定療養費あり東京慈恵会医科大学附属第三病院
- 東京都狛江市和泉本町4-11-1
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腎臓内科
診療科・部門紹介
人工透析にさせないために、腎生検で原因を特定、早期治療を導入して腎障害の進行を予防
さまざまな原因によって引き起こされる腎臓疾患は、病気の原因の特定が出発点だ。「人工透析にさせないこと」をチームの最大ミッションとする同科では、早期発見と適切な治療につなげる「腎生検」を腎疾患治療の一丁目一番地と捉え、地域の病院やかかりつけ医との医療連携を推進。早期治療の導入で腎障害の進行を遅らせることや重症化の予防を図ることは、患者の生命予後にも関連する。治療と平行して、患者一人ひとりに応じたきめ細かな栄養指導、生活指導にも力を入れている。また、人工透析となった場合も「心臓に優しい治療」がモットー。在宅でできる腹膜透析や腎移植など、心臓への負担が大きい血液透析以外の選択肢を幅広く提供する。
チーム医療で腎障害の進行を予防する対策に力を入れている
スタッフ紹介
責任者
平野 景太診療部長
1992年東京慈恵会医科大学卒業。同大学第二内科学講座助手、同大学附属葛飾医療センター腎臓・高血圧内科診療医長、米国バンダ―ビルト大学腎臓内科留学、日本赤十字社足利赤十字病院腎臓内科部長などを経て、2019年より現職。日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本内科学会総合内科専門医。
紹介医療機関の先生方へ
当科では地域の病院やかかりつけ医の先生方との“2人の主治医”を推進しています。ご紹介いただいた患者さんに、腎生検などの専門的な検査を当院で受けていただき、治療方針を検討します。治療が確定した患者さんは、かかりつけの医院で治療を継続しながら、緊急時には当院で対応します。こうした密な連携によって、腎障害の進行を可能な限り遅らせる対策を地域で実践したいと考えています。地域の先生方からの紹介状はファックスでも承っており、予約枠を以前の3倍に増やしました。大切な患者さんをなるべくお待たせしないように、今後も工夫を重ねていきたいと思います。なお、腎生検単体での入院期間は4~5日間が目安になります。