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最終更新日:2025/01/31

選定療養費あり
東京慈恵会医科大学附属第三病院

20210621 1
  • 東京都狛江市和泉本町4-11-1
    • 消化器・肝臓内科
    • 脳神経内科
    • 腎臓内科
    • リウマチ科

    • 循環器内科
    • 糖尿病・代謝・内分泌内科
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腎臓内科

診療科・部門紹介

人工透析にさせないために、腎生検で原因を特定、早期治療を導入して腎障害の進行を予防

さまざまな原因によって引き起こされる腎臓疾患は、病気の原因の特定が出発点だ。「人工透析にさせないこと」をチームの最大ミッションとする同科では、早期発見と適切な治療につなげる「腎生検」を腎疾患治療の一丁目一番地と捉え、地域の病院やかかりつけ医との医療連携を推進。早期治療の導入で腎障害の進行を遅らせることや重症化の予防を図ることは、患者の生命予後にも関連する。治療と平行して、患者一人ひとりに応じたきめ細かな栄養指導、生活指導にも力を入れている。また、人工透析となった場合も「心臓に優しい治療」がモットー。在宅でできる腹膜透析や腎移植など、心臓への負担が大きい血液透析以外の選択肢を幅広く提供する。

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チーム医療で腎障害の進行を予防する対策に力を入れている

スタッフ紹介

責任者

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平野 景太診療部長

1992年東京慈恵会医科大学卒業。同大学第二内科学講座助手、同大学附属葛飾医療センター腎臓・高血圧内科診療医長、米国バンダ―ビルト大学腎臓内科留学、日本赤十字社足利赤十字病院腎臓内科部長などを経て、2019年より現職。日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本内科学会総合内科専門医。

メッセージ

健康寿命を少しでも長くするためには、透析にならないことが大切です。そのために一番大切なのは、腎臓病の原因を正しく診断し、早期治療につなげることに他なりません。当院では、腎臓の細胞を採取して、顕微鏡で調べる「腎生検」を積極的に導入し、腎障害の早期発見と原因に応じた早期治療に努めています。腎生検は地域の医療機関では実施が難しい検査ですので、かかりつけ医の先生にご紹介いただき、当院での受診をお勧めします。透析治療が必要となった場合も、従来のシャントを利用した血液透析以外に、体や心臓への負担の少ない家庭でできる腹膜透析や、本院と連携した腎移植など、心臓への負荷がかかりにくい透析の方法を複数提案しています。この他、糖尿病内科と連携した糖尿病透析予防指導に加え、2024年度からは慢性腎臓病透析予防指導を開始しました。医師の診察、看護師、栄養士による指導・相談を同日に受けていただけますので、食事や日常生活、治療に関する悩みは何でもご相談ください。

紹介医療機関の先生方へ

当科では地域の病院やかかりつけ医の先生方との“2人の主治医”を推進しています。ご紹介いただいた患者さんに、腎生検などの専門的な検査を当院で受けていただき、治療方針を検討します。治療が確定した患者さんは、かかりつけの医院で治療を継続しながら、緊急時には当院で対応します。こうした密な連携によって、腎障害の進行を可能な限り遅らせる対策を地域で実践したいと考えています。地域の先生方からの紹介状はファックスでも承っており、予約枠を以前の3倍に増やしました。大切な患者さんをなるべくお待たせしないように、今後も工夫を重ねていきたいと思います。なお、腎生検単体での入院期間は4~5日間が目安になります。

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