院長メッセージ(医療法人 直源会 相模原南病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人 直源会相模原南病院

介護療養型医療施設、医療療養病棟、認知症病棟、計471床。高齢者医療に幅広く応える長期療養型入院施設

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塚本 真院長
Makoto Tsukamoto

プロフィール東京都出身。千葉大学卒業。1997年同大学院医学研究科修了。埼玉県熊谷市に8代続く医師の家系。がん医療を志し血液内科に進み、国立がんセンターやスタンフォード大学、米国国立衛生研究所などで研究。がん免疫には現在も携わる。2006年より世田谷区内の病院、そして特別養護老人ホームでの診療を通して高齢者医療に取り組み、2019年7月より現職。中高時代は桐蔭学園で学び相模原エリアに地縁を感じる。

相模原エリアの高齢者医療の拠点として

JR横浜線古淵駅から徒歩10分余り。1981年に開院した「相模原南病院」は、医療と介護を行う療養病棟、認知症患者を対象とした認知症病棟からなり、高齢者医療に対応した長期療養型の入院施設となっている。2019年7月からは、塚本真院長が病院運営を担う。「長年、高齢者医療に取り組み患者や家族を支えてきた、きめ細かな医療サービスや家庭的な雰囲気は大切にしながら、さらなる発展をめざしたい」と意欲的だ。また塚本院長は、もともと血液疾患、がん医療の専門家であるため、その専門性も生かし、「検査機能やスタッフの充実により、将来的には治療法の進捗が著しいがん患者の受け入れなど、高齢者でも諦めない『治す』医療やリハビリに取り組みたい」と語る。さらに、地域に開かれた病院として、健康長寿のための情報発信や、健康教室の開催なども視野に入れているという。気さくな人柄、楽しい語り口も魅力的な塚本院長に、同院の特徴や、今後の展望を語ってもらった。
(取材日2019年8月23日)

まず、こちらの病院の成り立ちを教えてください。
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当院は、高齢化が急速に進行する中で、故・石川直正前理事長の地域愛により、高齢者医療対応の長期療養型入院施設として開院。2000年の介護保険制度施行を機に、病棟を医療療養病棟、介護療養病棟、認知症病棟の3つに大別しました。2010年から石川誠剛理事長が病院の現体制を築かれました。医療療養病棟は、急性期治療が終了し状態は安定したが、長期にわたり療養の必要な方が対象です。最近は肺炎や脱水など、高齢者が速やかに入院治療を受けられる体制も整えました。介護療養病棟は、介護認定を受けて常に介護を要する状態の方、認知症病棟は、妄想や徘徊など認知症に伴う症状がある方が対象です。入院患者さんは、地域の医療機関や介護施設から紹介されることがほとんどですが、地域への窓口として医療相談室を設置し、在宅介護されているご家族などのご相談や、見学なども受けつけています。

診療面にはどのような特徴がありますか。
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当院に入院される患者さんはほとんどが高齢の方です。ご自宅にいるような雰囲気で、少しでも患者さんの気持ちを和らげる病院であることをめざしてきました。そのため季節のイベントやレクリエーションなどの取り組みも行い「穏やかで快適な環境の提供」を合言葉に努めています。職員にお年寄りを敬い優しく接する高齢者医療の精神が根づいていると感じています。現理事長や前鈴木知亜樹院長などの熱意と、長年培われた土壌によるものと思います。また医療安全管理、感染防止対策、褥瘡対策、身体拘束、防災に対する各委員会を設置し、対策を徹底しています。私自身、感染症や人間ドックも専門的に診ており、院内研修や地域セミナーなどを通して高齢者の全身にわたる健康長寿の達成に尽力したいです。最近ではスタッフの協力により、平日であれば速やかな入院治療にも応じており、今後ますます患者さんの要望に沿っていきたいと思います。

地域で果たす役割についてお聞かせください。
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当院は病院や施設からの紹介による患者さんがほとんどですから、地域連携は特に重視しています。患者さんがシームレスに適切な医療や介護を受けられるよう、連携体制を充実させています。課題は、医療的な面、検査機能などを充実させて患者さんの治療の幅を広げることと、必要ならば高度医療機関に紹介することを含め、患者さんにとって最良の医療が選択されるよう、相談窓口にもなれることです。そして地域住民の皆さんに親しんでいただける、地域に開かれた病院となることです。高齢者を診てきた専門性を生かし、健康長寿に役立つ情報発信や、健康教室の開催なども考えていきたいです。災害などいざという時には頼っていただける病院となり、地域貢献もしていきたい。そのために将来的には直接、地域の方々の要望にも応えられる病院でありたいです。また現在、自宅で介護されている患者さんが一定期間入院する「レスパイト入院」も積極的に受け入れています。

がん医療の専門性はどのように生かされるのでしょうか。
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国民の2人に1人ががんを発症し、3人に1人ががんで亡くなると言われる時代です。がん医療の進歩もあり、がんは今や慢性病といえます。がんサバイバーとして高齢になっていく方や、高齢になって発症する患者さん、長期にわたって治療を受ける患者さんも増え、急性期病院から、がん患者さんを受け入れてほしいというニーズも増えています。がん患者さんの受け入れ体制を充実させていくのは、高齢者医療を専門とする病院としてあるべき方向性だと思います。ですから、当院の機能を充実させ、そうしたニーズに応えられる病院としていくことは、がん医療に取り組んできた私の果たすべき役割と考えています。具体的には、病院内外の研修会等を通じて医師や看護師、薬剤師などのスキルアップを図り、院内の設備を整えた上で、慢性期抗がん剤治療の継続、疼痛管理、緩和ケアなど、当院で可能ながん医療に取り組んでいければ、と考えています。

今後の展望についてお聞かせください。
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高齢者医療を専門とする病院というと、寝たきりの高齢の方が最期の時を過ごす病院、というイメージがあるのではないかと思います。しかし、医療の進歩により、高齢の方でも適切な治療を受ければ回復し、自宅復帰が期待できる時代です。例えば、昔はお年寄りの腰が曲がっているのは普通でしたが、今では骨粗しょう症をきちんと治療すれば、80歳、90歳になっても背筋がしゃんと伸び、ご自分で歩ける方も増えています。がんについても、治療後、がんサバイバーとして高齢になっても元気に過ごされる方も珍しくありません。ですから、高齢だからと諦めないで、健康長寿をきちんと達成できるようなお手伝いができる医療機関となっていきたいですね。当院が今まで培ってきた家庭的な雰囲気や、優しく温かな病院カラーを生かしながら、診療面での充実に取り組み、地域に信頼されるよう病院機能を高めていきたいと考えています。

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