院長メッセージ(医療法人 直源会 相模原南病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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医療法人 直源会相模原南病院

介護療養型医療施設、医療療養病棟、認知症病棟を擁し、高齢者医療に幅広く応える長期療養型入院施設

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鈴木 知亜樹院長

プロフィール1975年京都大学医学部卒業後、京大付属病院、京都・岩倉病院、横浜・日野病院での副院長などを経て、2002年より相模原南病院に勤務し、2005年院長に就任。精神科一筋のベテランドクターであり、同院では主に認知症患者の診察、治療にあたっている。

高齢者医療の拠点となる長期療養型入院施設

1981年開院の「相模原南病院」は、221床の介護療養型医療施設、175床の医療療養病棟、85床の認知症病棟を持ち、260人のスタッフを要する長期療養型の病院である。開院以来35年以上、相模原エリアの老人医療の拠点として、多くの高齢者とその家族に頼られてきた。現在では相模原エリアだけでなく、神奈川県内や東京からも患者を受け入れるなど、地域にこだわらず高齢化社会を支える病院としての機能を担っている。院長の鈴木知亜樹先生は、「ご自宅と同じわけにはいきませんが、せめて家庭や地域の延長の意識で療養生活を送っていただくための配慮は欠かせません」という。長年、高齢者医療に取り組み患者や家族を支えてきた同院について、また医師としての思いややりがいについて、じっくりと語ってもらった。(取材日2017年3月7日)

病院の成り立ちについて、お教えください。
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当院の開院は1981年です。高齢化が急速に進行する中、高齢者医療対応の長期療養型入院施設としてスタートしました。2000年に介護保険制度が施行されたのを機に、病棟を介護療養型医療施設、医療療養病棟、認知症病棟の3つに大別し、それぞれの病棟で医療を行うこととなりました。介護療養型医療施設は身体上や精神上の障害があるために、日常生活において常に介護を要する状態の方が対象です。医療療養病棟は、急性期治療が終了し状態は安定したけれど医学的管理のもと、長期にわたり療養の必要な方が対象です。また認知症病棟は、幻覚や妄想、徘徊、自分が排泄した便をいじってしまう弄便、食べ物ではない物を口に入れてしまう異食など、認知症に伴う周辺症状がある方が対象になります。

どういった患者さんが多いのでしょうか。
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当院に入院される患者さんは、ほとんどがご高齢の方です。つまり若い人に比べて、人生の残り時間が少ない方が日々を過ごされるわけです。本来なら、ご自宅で最後を迎えたいとご本人は思っていても、住宅事情やご家族の状況、経済状態など、さまざまな事情によって、当院で過ごすことを選択されているわけです。できればご自宅で過ごされているような雰囲気で過ごしていただきたいですが、病院ですから、そういうわけにはまいりません。けれども、できるだけアットホームな雰囲気で、少しでも患者さんの気持ちを和らげる病院であることをめざしていますし、そこは重要だと思いますね。ですから緑の多い中庭など入院中でも癒やされる空間も多いのですが、最近は介護施設が増加していることもあり、ご自身で院内を散策できるような方は、そういった施設に行かれます。そのため開院時に比べると、いわゆる寝たきり状態の患者さんが増えていますね。

入院を希望する場合、どういった流れになりますか。
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当院にご入院が可能なのは、急性期治療を終えて病院での療養が必要な方、介護老人保健施設や特別養護老人ホームなどの施設では入所が困難な方、胃ろうや鼻腔栄養をされている方、認知症による周辺症状のある方です。がん末期の方や人工透析が必要な方、気管切開をされておりカニューレが入っている方などは、お受け入れが難しいですね。当院は9割が他院や施設からのご紹介の方なので、まずはお電話でご相談ください。入院をご希望される方の現状をお聞きした上で、診療情報提供書、身の回りのことや日常生活がどの程度ご自身でできるのかを記したADL評価表等をお送りいただき、書類審査をさせていただきます。その後、ご家族と面談をさせていただき、入院となります。ただし受け入れ病棟の状況により、お待ちいただくこともあります。

医師として、どういったときにやりがいを感じますか。
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僕は大学卒業後40年以上精神科一筋ですが、おそらく他科の医師より患者との信頼関係が重要だと思うのです。精神科の患者さんは、自分は病気ではないと思っている方も少なくはない。以前ある患者さんから「俺は病気じゃないけれど、あなたの出す薬を飲んでいると今の生活がうまくいっているから、あなたの出す薬だったら飲みます」と言われたことがあったんです。そのとき「ああ、これが精神科の患者と医師のあり方なんだな」と感じました。はじめは暴れていたような患者さんと精神的な信頼関係をつくり、退院時に「ありがとう」と言ってくれたら、それだけでうれしいです。ただ、ここでの患者さんは認知症の方がほとんどなので、残念ながらそういうケースは少ないですね。けれども日常的に世話をしているのは看護師ですから、家族の方が彼らに対してありがたいと思っていただいたり、お礼を言ってくださったりする、それがいちばんだと思っています。

では院長としては、どんな病院でありたいとお考えでしょうか。
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全ての職員が、医療機関の職員の本分を自覚し、目の前のことを間違いのないように真面目にやっていくことですね。医師も看護師も、医療現場に関わる者はその道のプロですが、決してご家族の代わりはできません。人生を共有している時間は、ご家族や友人のほうが圧倒的に長いわけですよね。ですから、いくら家庭にいるように過ごしてほしいと思ったり、家族や友人の代わりになりたいと思ったりしても、それはかなわないわけです。僕は精神科の医師として患者さんの話をお聞きしますが、それは患者さんの状態を知るための医療行為であって、お悩み相談をしているわけではありません。その悩みを自分で考え、解決していくことができる状態にしていくことが、僕の役割です。万事がそういうことです。ですから医師も看護師も、それぞれの役割を遂行することで、結果的に患者やご家族がよい状態になるというのが、あるべき姿だと思います。

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