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医療法人社団仁和会 さがみ仁和会病院

(神奈川県 相模原市中央区)

文字 照憲 病院長

最終更新日:2026/04/21

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地域の高齢者を医療・介護で包括的に支える

相模原駅から徒歩圏内にある「さがみ仁和会病院」。長年にわたり、療養を中心に地域医療を支えてきた同院は、地域の高齢化・長寿化を受けて体制を刷新。2024年に就任した文字照憲(もんじ・てるのり)病院長のもと、従来の一般病床・療養病床の一部を地域包括ケア病棟へと転換し、病状が安定した急性期後の患者のリハビリテーションや退院支援、高齢者の急性期治療を中心に担う病院にシフトした。病院に隣接する介護老人保健施設をはじめ、訪問看護・介護ステーション、居宅介護支援事業所などの法人施設を生かし、外来での生活習慣病の予防・改善から入院、退院後の在宅ケアまで担うことができる。地域の高齢者が住み慣れた場所で暮らし続けられるよう、時代に合わせて進化を続ける同院について、文字病院長に話を聞いた。(取材日2026年2月13日)

まずは、病院の概要からお聞かせください。

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当院は1959年の開院以来、療養主体の病院として地域での最期の暮らしを支えてきた病院です。しかし現在は、病床の多くを地域包括ケア病床に転換し、急性期を終えて病状が安定している方の治療やリハビリテーション、退院支援などを主とする病院へと大きくかじを切りました。肺炎や尿路感染症などで他の急性期病院に入院中の方については、治療途中でも積極的に受け入れをしています。また、退院後まで包括的に支えることができるよう、訪問看護・訪問介護・居宅介護支援事業所と連携し、入院から在宅までを切れ目なく支える体制も構築しました。「何かあればまずはさがみ仁和会病院へ」と思っていただけるよう、地域に根差したネットワークの構築に奔走しているところです。

高齢者救急にも注力していますね。

2

在宅で介護を受けている高齢の方や、介護施設に入所されている方が体調を崩した時、すぐに入院できる環境が少ないことが地域の大きな課題だと感じていました。総合病院は専門性が高く高度な治療が可能ですが、その分重症の患者さんで病床が逼迫しやすく、一般的な内科疾患の受け入れが難しい現状があります。そこで当院は、入院の条件をできるだけ設けず、ベッドが空いていれば当日中に入院まで対応する方針を徹底しています。当院が初期受け入れを担当し、重篤な疾患であると判断した場合にのみ専門病院への橋渡しを行えば、患者さんやご家族は「緊急時でも、スムーズに医療につながることができる」と安心して地域で暮らし続けることができるでしょう。地域の訪問診療クリニックや介護施設との関係づくりにも注力しており、緊急時は夜間の搬送にも対応が可能です。

ご専門である糖尿病内科についても教えてください。

3

高齢者の患者さんの中には、持病として糖尿病を患われている方、あるいはその予備軍の方が少なくありません。肺炎などの急性疾患で入院した際も、背景にある糖尿病のコントロールが不十分だと、回復が遅れたり合併症を併発したりするリスクが高まります。そこで、糖尿病内科では、専門の医師による適切な診断と、管理栄養士による食事指導などを組み合わせ、発症や合併症を未然に防ぐための治療・ケアに力を注いでいます。大学病院と同等の質の高い治療を提供することで、患者さんがこれまでと変わらない生活を送れるようにサポートしていきたいですね。

地域の方向けのセミナーにも注力されているそうですね。

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病院は「病気になってから行く場所」と思われがちですが、私たちはもっと身近な、地域の健康づくりの拠点でありたいと考えています。そこで、地域の糖尿病専門クリニックや大学教授と連携し、講演会やセミナーを通じて健康に関する正しい知識の普及を図っています。こうした外部への発信は、地域のクリニックの先生方に当院の強みを知ってもらう機会にもなっているんですよ。実際、セミナーをきっかけとして、糖尿病の重症例や入院のご相談が増えました。一つの施設だけで地域包括ケアを完結することはできませんから、地道な取り組みを通じて、連携の質を高めていくことが重要だと考えています。

最後に、地域の方々や患者さんへメッセージをお願いします。

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高齢化が進むこの地域において、医療と介護の境界をなくし、住み慣れた場所で暮らしたいと願う人を包括的に支えていくことが私たちの使命です。特に体調が悪くなった時、どこに相談すればいいのかわからないと不安を抱える方は少なくないでしょう。当院は、どんな時も「最初に相談できる病院」として、入院が必要であれば迅速に対応し、より専門的な治療が必要であれば責任を持って適切な医療機関へつないでいきます。もし、ご自宅や施設での生活で「いつもと様子が違う」「なんとなく不安」と感じることがあれば、迷わず当院にご相談ください。「さがみ仁和会病院が近くにあって良かった」と思っていただけるよう、真心を込めた医療とケアを提供し、地域の皆さんの健やかな毎日を全力でバックアップしてまいります。

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文字 照憲 病院長

2016年東海大学医学部卒業。東京医科大学病院初期研修医を経て、東京医科大学病院糖尿病・内分泌・代謝内科入局。新座志木中央総合病院、TMGあさか医療センターなどで研鑽を積む。2024年、さがみ仁和会病院常勤内科医師として着任するとともに病院長に就任。糖尿病内科で外来診療の指揮を執るほか、糖尿病に関する解説や健康セミナーなどでの情報発信にも注力している。

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