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総合新川橋病院

(神奈川県 川崎市川崎区)

内海 通 院長

最終更新日:2022/06/28

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多くの人が健康で楽しく生きられるように

1930年に内海通院長の祖父がこの地で開業した眼科医院を前身に90年以上の歴史を持つ「医療法人財団明徳会総合新川橋病院」。京浜工業地帯の一画であるこの地域では、開業当時、人口が著しく増加していたにもかかわらず医療機関が少なかったことから、地域から求められての開業となった。戦後、病院となり、そして1964年に総合病院として生まれ変わった同院では、現在、内科をはじめ糖尿病代謝内科や循環器内科、消化器内科、眼科や外科、整形外科、形成外科、リハビリテーション科、脳神経外科といった幅広い診療科目を標榜。加えて、放射線科、麻酔科、皮膚科、耳鼻咽喉科、歯科、歯科口腔外科、乳腺外科や、健康管理部門や心臓血管部門も開設し、地域に根差した中核病院として患者の診療にあたっている。(取材日2019年10月15日)

病院の特徴を教えてください。

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眼科医院を発祥としている当院では、現在、白内障、網膜硝子体疾患、緑内障、斜視、弱視、小児眼科などあらゆる眼疾患と手術に対応しており、多くの患者さんが来院されています。また、近年は眼科以外の診療科の強化にも力を入れており、脳神経外科での脳動脈瘤手術、循環器内科での心臓カテーテル検査・手術を実施。整形外科で行っている脊椎手術は患者さんへの負担軽減に配慮し低侵襲で行い、早期社会復帰の実現をめざしています。その他、形成外科では眼瞼下垂、顔面骨骨折手術、皮膚腫瘍摘出手術などを実施。消化器内科では、内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)や早期がんの内視鏡的切除(ESD)にも積極的に取り組んでいます。

貴院がめざす急性期医療とは?

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当院がめざすのは、人々の身体機能の向上を図り健康寿命を延ばすことです。悪いものをただ切り取るということではなく、新しい技術を用いた医療によって、その人がより若々しく、健康に長生きできることを目的として、日々取り組んでいます。急性期医療の意味は、なにも、がんの集中治療や大けがを負った人を救うことだけではありません。命には直接関わらないかもしれませんが、眼科や整形外科の手術やカテーテル治療は先端技術を使って身体機能の回復をめざすのですから、これも立派な急性期医療といえます。多くの人がより健康でより楽しく生きられるようにすることが、当院の責務だと考えています。

病院の理念について教えてください。

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当院の理念は「確実で効果的な診断・治療と安全な全身管理の提供」「明るく快適な環境とサービスの提供」「患者の主体性とプライドを尊重し、患者の利益を最優先する医療の実践」の3点です。正確な診断と効果の高い治療をめざすのはもちろんのこと、「怖くない、痛くない、苦しくない」医療の提供に努めます。また、患者さんがより快適に院内で過ごしていただけるような設備・施設の充実など、従業員一同、常に皆さんによりよいサービスを提供していきたいと考えています。診察・検査の結果や治療法の選択については、常に患者さんと相談し、患者さんがどうしてほしいのか、何をすれば幸せと感じるのかを模索しながら、患者さんの意志を最大限に尊重して診療を進めています。

診療の際に大切にしていることを教えてください。

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患者さんが訴える症状だけを診るのではなく、全体を診ることによって、患者さんの人生がよりよいものになるよう、身体面からのお手伝いやアドバイスをさせていただくことが、私たち医療機関の本来の務めだと思います。そのためには各科の風通しの良い連携によって全身を診ることが重要ですね。また、人間ドックや健診にも力を入れるほか、病気の予防法や新しい治療法など医療にまつわる情報発信も大切だと考えています。その取り組みの一つとして、当院では10年前から院内に限らず年に数回、地域で公開講座を開催しています。今後は元看護師、ソーシャルワーカーの方などにもご協力いただき、さらに地域のニーズに合うような公開講座を開催し続けていきたいですね。

今後、病院をどのように運営していかれますか?

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医療の主体は患者さんだという考えのもと、患者さんの意思表示をもとに、医療行為を行っています。今後、さらに患者さんのQOL(生活の質)向上が実現できる医療を強力に発展させていくため、患者さんの身体機能をより良くさせるような治療に積極的に取り組んでいきたいです。繰り返しにはなりますが、病気の症状を治療するだけでなく、機能改善を図ることで患者さんの身体年齢を下げることや、病気による心配や不安を減らす心のケアなど、明るく楽しい生活を送っていけるような治療に注力していきたいです。その他、医療従事者が自分本位の医療を行わない、診療の透明性が高い病院として情報発信をしていくとともに、世の中の非常識が医療においての常識ということには絶対にならないよう、日々意識していきたいです。

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内海 通 院長

1979年東京医科大学卒業。東京医科大学眼科学教室入局、社会保険中央病院(現・東京山手メディカルセンター)眼科医員、立川綜合病院眼科医長、市立根室病院眼科部長を務めた後、フランス留学を経て、東京医科大学眼科学講師等を歴任、1998年に同院の院長・眼科部長に就任。祖父そして父から受け継いだ「患者さんにやさしい病院であれ」の理念を引き継ぎ、患者がより幸せになるための医療、サービスを心がける。

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