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がんをはじめとする胃と大腸の病気の
早期発見をめざす内視鏡検査

医療法人恵仁会 松島病院

(神奈川県 横浜市西区)

最終更新日:2025/03/10

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  • 保険診療

胃の痛みや吐き気、血便や下痢が続くなどの症状で悩んでいる人もいるかもしれない。そのようなときに積極的に受けたいのが、胃や大腸の内視鏡検査。それらの臓器の表面を直接、目視で観察できることから、病気の早期発見や診断には欠かせない検査だ。そして、胃と大腸の内視鏡検査に力を入れているのが、「松島病院」。大腸肛門疾患を専門とする同院では、それらの病気と深く関係する消化器疾患の診療にも注力。胃や大腸の内視鏡検査で病気を早期発見し、適切な治療につなげることで、患者の健康やQOLの維持、増進をめざしているという。そんな同院の内視鏡検査の取り組みや特徴について、小林清典内視鏡センター長に詳しく教えてもらった。(取材日2024年12月19日)

早期発見と早期治療が重要になる胃や大腸の病気。必要なときには、積極的に内視鏡検査を受けることが大切

Q内視鏡検査はどのような時に受けるべきでしょうか?

A

内視鏡センター長の小林先生。検査による早期発見が重要と話す

まずは何かしらの症状があるときです。胃であれば痛みや吐き気、胸焼けなど。大腸であれば血便が出る、下痢が続いているなどのときは内視鏡検査を受け、胃や大腸に異常がないか確認したほうが良いでしょう。また、胃の場合はピロリ菌の感染があると胃がんのリスクが高くなりますので、除菌をするのはもちろんのこと、その後も年に1回など定期的に内視鏡検査を受けることをお勧めします。ほかに、胃がん検診のバリウム検査や大腸がん検診の便潜血検査で陽性になったときです。特に便潜血検査が陽性でも、精密検査を受けない人が少なからずいます。ですが、胃がんも大腸がんも早期発見が重要ですから、必ず内視鏡検査を受けるようにしてください。

Q大腸内視鏡検査について教えてください。

A

できるだけ楽に検査を受けてもらえるよう努めている

大腸内視鏡検査は、大腸のポリープやがんの早期発見に加え、近年増加している潰瘍性大腸炎やクローン病など炎症性腸疾患の診断を目的に行います。実際の検査では、前日の夜に経口の下剤、当日の検査前に腸管洗浄液を服用して、大腸の中をきれいにしていきます。その後、肛門から挿入した内視鏡を大腸の一番奥まで入れて、抜きながら全域を観察します。検査の時間は15分程度で、前投薬などを入れても30分程度で終了します。検査には若干の苦痛や違和感が伴いますので、当院では鎮静剤と鎮痛剤を使用して、できるだけ楽に検査を受けてもらえるよう努めています。また、大腸ポリープが見つかった場合には、内視鏡での切除対応が可能です。

Q胃の内視鏡検査についても教えてください。

A

開放感があり落ち着いた雰囲気の待合室

胃の内視鏡検査では、食道から胃、十二指腸までを観察して胃がんや胃潰瘍、胃ポリープなどの有無を確認します。がんなどが疑わしい病変があれば、生検による組織採取を行います。検査の当日は、朝から絶食になります。当院では、口から内視鏡を挿入する経口の検査と、鼻から挿入する経鼻の検査の両方に対応しており、患者さんに選んでもらっています。経鼻内視鏡の場合は経口に比べるとあまりつらくないと思うので、検査中に実際の画像を見てもらいながら、所見を説明します。経口内視鏡では若干のつらさがありますので、鎮静剤を使用して、患者さんが楽に検査を受けられるよう努めています。検査にかかる時間は、10分程度です。

Q病院で内視鏡検査を受けるメリットは何ですか?

A

検査から治療まで、病院内で一貫した対応が可能

大きめの大腸ポリープの切除にも対応していることです。クリニックでも小さなポリープなら対応することがあります。しかし、2センチ以上など大きめのポリープを切除すると、治療後に偶発症で出血や穿孔を引き起こす可能性があるため、難しいのが現実です。当院のように入院設備がある病院なら、治療後の対応も一貫して行えるので、安全に配慮し切除することが望めます。入院が必要な場合には、検査とは別の日に予約を行います。また、内視鏡検査で大腸に炎症など何かしらの異常が見つかった場合にも、あらためて別の専門医療機関に行くのではなく、同じ病院の中で必要な別の検査や治療を引き続き受けることができるのもメリットだと思います。

Qこちらの内視鏡センターの特徴は、どのようなところでしょうか?

A

平日に仕事をしている人向けに、土曜日も検査を実施

当院には、消化器内視鏡を専門とする常勤医師が7人在籍し、安全面に配慮した精度が高い検査に努めています。実際に、2023年4月~2024年3月までに大腸内視鏡検査が1万3484件、胃内視鏡検査が4252件と多くの実績があります。また、鎮静剤や鎮痛剤を使用し、できるだけ楽に検査を受けてもらえるようにしていること。さらに、結果説明は後日になる医療機関も多いですが、当院では検査終了後、鎮静剤が切れるまで40分ほど休憩してもらってから結果説明を行っています。ほかに、会社勤めの人などは平日に検査を受けるのが難しいことがありますが、当院では土曜も平日と同様に午後まで検査を行っています。

患者さんへのメッセージ

小林 清典 内視鏡センター長

1983年北里大学卒業。小田原市立病院消化器科医長などを経て、北里大学医学部消化器内科学講師。同診療准教授、同医学部新世紀医療開発センター准教授、同大学病院内視鏡センター長、同大学医学部新世紀医療開発センター横断的医療領域開発部門下部消化管内視鏡学教授などを経て2024年より現職。日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医。医学博士。

当院では特に大腸の内視鏡検査の症例数が多いですが、国内では大腸がんの患者さんが増えていることに加え、悪性腫瘍による死亡原因で女性では1位、男性でも2位です。さらに、大腸がんは進行するまでは無症状の場合が多くあります。加えて、大腸の早期がんの多くは、上皮内がんと呼ばれる粘膜表面だけのがんで、その場合には開腹の手術ではなく内視鏡で負担も少なく治療することが可能です。そのため、早期発見が非常に大切になりますので、積極的に大腸がん健診・便潜血検査を受けること。便潜血陽性だった場合や肛門からの出血や血便、便秘、下痢を繰り返すなどの症状がある場合には、速やかに大腸内視鏡検査を受けていただきたいと思います。

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