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医療法人恵仁会 松島病院

(神奈川県 横浜市西区)

宮島 伸宜 院長

最終更新日:2021/08/03

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豊富な経験を誇る大腸・肛門疾患の専門病院

日本人の3人に1人が患うともいわれる痔をはじめとした大腸・肛門疾患の専門的な診療に、100年近くにわたって取り組んできたのが「松島病院」。1924年に有床診療所としてスタートした同院は現在、大腸・肛門疾患の専門病院として、数多くの診療実績に基づいた最新で最良の医療をめざしており、大腸・肛門疾患を専門とする常勤医師15人に加え、117床ある病棟には、各室にシャワートイレを備えるなど充実した体制を整備。国内でも特に豊富な痔の手術症例数を有するほか、当直の医師が24時間365日体制で肛門症状の急患に対応している。そんな同院の院長に2021年6月就任したのが宮島伸宜先生。大腸・肛門疾患の診療に豊富な経験を持つと同時に、大学病院の院長も務めてきたベテラン医師だ。そんな宮島院長に、同院の特徴や今後の展望などを聞いた。(取材日2021年7月2日)

大腸・肛門専門病院としては国内でも特に大規模と伺いました。

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大腸・肛門疾患を専門とする病院としては、国内でも最大級規模だと思っています。そして大腸・肛門疾患に特化していることをうたっているからには、その領域についてなんでも対応できなくてはなりません。そういう意味で、いつ急患の方がいらしても受け入れられるように当直の医師も常駐させて24時間365日体制にしていますし、入院・手術体制も整えています。また、痔の手術だけでなく便秘、頻便、便失禁などの症状のある排便機能障害を専門とする外来も備えているのも特徴です。さらに、痔は女性の患者さんが少なくありませんが、15人いる常勤医師のうちの5人が女性医師ですので、女性の患者さんも受診しやすいのではないかと思っています。同じ法人グループに、内視鏡検査・治療をメインとする松島クリニックや、都内の患者さんのための松島クリニック汐留があり、お互いに役割分担をして、ご要望に細かく応じられるようになっていることも特徴です。

力を入れているのは、どんなことでしょうか?

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痔には治療方法がいくつもあります。当院の特性上、ほかの医療機関から紹介を受けて訪れる方も多いので、初診で来られた方も手術の適応になる方が少なくありません。しかし手術に固執せず、注射療法や排便習慣の改善で手術が必要ではなくなると見込める方もいます。なので、手術以外の選択肢も提示し、すべての善しあしをご理解いただいた上で治療法を選んでもらうことを大切にしています。また手術前には直腸・肛門の圧を測ったり、直腸などにがんがないか内視鏡検査をしたり、痔瘻の場合は、肛門のエコー検査などを行います。これらの設備は専門病院ならではのもので、治療前後に患者さんに満足していただくためには必要な検査です。手術では、15人いる常勤医師が標準術式として同じ技術を持っていますので、どの医師も同じ質の高さにこだわった手術が提供できます。ここまでの体制が整っている専門病院は、国内でもほとんどないのではと思います。

排便機能障害の治療についても教えてください。

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当院では、排便機能の改善をめざす診療にも専門的に取り組んでいますが、痔と排便習慣は非常に深く関係しています。そして、当院では痔の手術をするにしても、その前に排便習慣を正すところから始まります。新聞や雑誌を読むので1回のトイレが10分以上という方もたくさんいると思いますが、そういう方は手術をしても合併症が起こったり、再発のリスクが増えるのです。それに、手術で取ってしまえば終わりというがんなどとは違い、肛門疾患は機能の病気ですから、排便習慣をしっかり修正しておくことは重要なのです。ですから、入院中は看護師からの指導が入り、排便習慣がしっかりと修正できてから退院していただきます。入院期間が少し長いというご批判もあるのですが、排便習慣を改善するにはそれくらい必要ですし、小さくても手術は手術ですから、手術後の合併症を予防するためには、それくらいの日数が必要だということをご理解いただきたいと思います。

診察の際に心がけていることはありますか?

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まず、患者さんに不必要に緊張してもらわないこと。診察をするときにも、言い方は悪いですが機械的にというか、患部を見せることが恥ずかしくない、見せることは普通だと思ってもらえるよう心がけています。ですから、私は見せてくださいと普通に言います。逆にこちらが変な気を使うと患者さんは緊張し、お尻に力が入り、見たいところが見られなくなったりすることもあります。それに、当院は大腸・肛門疾患が専門の病院で、患者さんもそれを理解して受診されていると思いますので、その期待に私たちは応えないといけません。また、さまざまな情報を正確に伝えることも心がけています。例えば、痔の治療では注射療法もありますが、場合によっては入院・手術のほうが適していることも。一方で、手術には出血などのリスクがあります。こうした情報を患者さんにしっかりと伝え、理解していただいた上で治療をすることも大切にしています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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当院は2023年に、ここから近くですが新病院への移行を予定しています。新病院では、現在主に松島クリニックで行っている炎症性腸疾患の診療も統合されて、一つの病院で大腸・肛門疾患すべての診察ができるようになる予定です。また、先進の超音波診断機器やCT、エックス線撮影装置などの設備も充実しますし、内科と外科が同じフロアで診療できるようになりますので、連携を密にして、さらに迅速な検査・診断・治療、きめ細かい診療をしていきたいと考えています。そして、痔は良性の病気ですので、がんなどに比べれば緊急性はないかもしれません。一方で生活の質にはものすごく関係しますし、肛門だからと軽視していたら、ほかの病気が隠れていることもあります。ですから、手術をする、しないに関わらず、肛門の調子がおかしいということがありましたら受診をしていただきたいですし、初診は予約制ではありませんので、いつでもお越しください。

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宮島 伸宜 院長

1982年慶應義塾大学卒業。同大学病院や都内の総合病院などへの勤務を経て、2007年聖マリアンナ医科大学東横病院消化器外科へ入職。同病院長などを経て、2021年6月より現職。専門は消化器外科、一般外科、大腸・肛門疾患、腹腔鏡下手術など。日本外科学会外科専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医。医学博士。

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