全国土木建築国民健康保険組合

総合病院　厚生中央病院

診療科・部門紹介

内視鏡とレーザーによる尿道結石治療は多くの患者が利用。頻尿・尿漏れの治療にも力を入れる

尿道結石や前立腺肥大症のような良性疾患、内視鏡で切除可能な膀胱がん、頻尿・尿漏れなど、地域に必要な泌尿器科の治療を幅広く行っている。レーザーや腹腔鏡による手術も、診断して数週間後に実施可能なことが多いなど柔軟な対応も強み。尿道結石の治療は体外衝撃波のほか、尿道から挿入した細経内視鏡で結石を確認し、レーザーで取り除く経尿道的結石破砕術も導入。石の成分から結石の成分を調べ、他の診療科と協力して原因となる病気や生活習慣の改善も図っている。頻尿や尿漏れのような排尿トラブルは治療可能な症状が多いが、同科では未受診の潜在的な患者は多いと考え、予約なしでも受診可能にするなど気軽に利用できる体制をとっている。

結石破砕術の様子。経験が豊富なベテランドクターたちが手術を行う

経尿道的尿路結石破砕術を中心に、さまざまな治療法で対応

スタッフ紹介

責任者

黄 和吉医長

2009年日本大学医学部卒業後、川口市立医療センターでの前期臨床研修では結石の治療に関心を持ち、技術を磨く。研修終了後は、ロボット支援手術の技術習得をめざし、当時多くのロボット支援手術を行っていた東京医科大学病院に入職。その後、新百合ヶ丘総合病院に移り、腹腔鏡の専門技術も身につける。2018年から現職。日本泌尿器科学会泌尿器科専門医。

メッセージ

当科は患者さんのお話を詳しく伺い、ご相談しながら治療方針を決めて、ご本人が納得されてから治療に移るよう心がけています。治療についてご不安がある方は、一度当科を受診していただければと思います。特に尿道結石の治療では、多くの患者さんが経尿道的結石破砕術を選択されています。日帰りも可能な体外衝撃波による治療に比べ、この治療は2泊または3泊の入院が必要ですが、内視鏡で結石を確認しながら手術するため取り残しが少ないとされ、根治性が期待できるのが特徴です。当科では患者さんのご希望をもとに、金曜日に入院して週明けに退院するなど、仕事を極力休まずに済むような予定も組めますので、気軽にご相談ください。

対応できる疾患

• 尿管結石、膀胱結石、尿路感染症、前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がん、陰嚢水腫

診療実績

【期間】2022年1月～2022年12月