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  7. 整形外科

最終更新日:2024/08/08

全国土木建築国民健康保険組合
総合病院 厚生中央病院

20230209 1
  • 東京都目黒区三田1丁目11-7
    • 内科
    • 血液内科
    • 循環器内科
    • 消化器内科
    • 消化器外科

    • 整形外科
    • 産婦人科
    • 眼科
    • 耳鼻咽喉科
    • 皮膚科
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整形外科

診療科・部門紹介

大学病院の医師も多数在籍する診療体制で、地域密着の診療と専門的な治療の両立をめざす

2つの大学病院から派遣された医師と同院で経験を積んだ医師で構成され、骨粗しょう症、椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症、膝関節・股関節の人工関節置換術など、整形外科で扱うケガ・病気に広く対応。脊椎疾患、加齢や疲労による手の障害、スポーツ障害などの分野にも専門の医師が在籍する。こうした異なるバックグラウンドの医師が協力し、多様な観点から適切な診断・治療を心がける点も特徴の一つ。また、地域密着の病院だけに一般的な外傷や腰痛による患者も多く、薬などの保存的な治療を重視した診療を行っている。入院時は同院の地域包括ケア病棟も活用してリハビリテーションを十分に実施し、日常生活へのスムーズな復帰をサポートする。

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各分野を専門とする医師がそろう

スタッフ紹介

責任者

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中山 隆之整形外科統括部長

2006年東邦大学医学部医学科卒業。東邦大学医療センター大橋病院、東京医科歯科大学病院、がん研究会有明病院などで経験を積み、2023年より厚生中央病院。2023年10月より現職。日本整形外科学会整形外科専門医。専門は骨軟部腫瘍など。

メッセージ

当診療科には直接来院やご紹介などで、さまざまな患者さんがおみえになります。一般的な外傷や腰痛など体の痛みでの受診も多く、保存的治療を中心に治療を行っています。また、患者さんのご希望があれば、ほかの症例でも手術より保存的治療を優先することも考えられます。「病院は手術しかしない」とお考えの方もぜひ来院ください。地域で長く診療する中で培った「患者さんファースト」のホスピタリティーに、大学病院から派遣された医師も加わり、地域密着ながら大学病院の良さも備えるのが当診療科の強み。当院は、港区、渋谷区と隣接する目黒区東部にあるので、近隣にお住まいの方は「気軽にかかれる病院」としてご利用いただければと思います。

スタッフ

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佐々木 伸整形外科部長

1983年順天堂大学卒業。同年順天堂大学整形外科学教室、関連病院に勤務。1988年から1990年フランス政府給費留学生としてInstitute francaise de la mainで学ぶ。1990年共立蒲原総合病院、1996年厚生中央病院整形外科に勤務。1997年順天堂大学非常勤講師、医学博士。日本整形外科学会整形外科専門医、日本リウマチ学会リウマチ専門医。

メッセージ

診療の際は「最初からこの病気だろうと決めつけず、柔軟に対応する」がモットーです。私が力を入れる骨粗しょう症の診断でも、疑わしい症状を詳しく調べると別の病気のことがあり、骨粗しょう症と判明した場合も治療に薬が必要か、使うならどの薬が適しているか、などを検討した上で治療を開始します。また、手の外科では転倒時に手首を傷める橈骨遠位端骨折のほか、狭窄性腱鞘炎親指(ばね指)、母指CM関節症などが多く、いずれも使いすぎを防ぐよう生活習慣を見直す、一部の手の病気に関係が深いとされる糖尿病の改善を図り症状緩和をめざす、といった保存的治療が中心です。患者さんの話を伺うため十分な時間を取った診療を心がけています。

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相馬 真整形外科副部長

1995年山梨医科大学(現・山梨大学医学部)卒業。同大学医学部附属病院整形外科で経験を積み、2003年から東京医科歯科大学整形外科学教室に入局。脊椎・脊髄治療に強みを持つ関連病院での診療をきっかけに同分野を医局での専門分野とし、その後も大学病院のほか脊椎専門の関連病院で数多くの症例を治療する。2015年から現職。日本整形外科学会整形外科専門医。

メッセージ

私の専門は脊椎・脊髄分野で、当診療科では腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、頸椎症性脊髄症などを多く治療しています。丁寧な診察と画像診断をもとに正確な診断を心がけ、薬や手術により症状の改善を図っています。手術では内視鏡を用いる低侵襲な手法で体への負担軽減をめざせ、早期の仕事復帰を考える方にもお勧めです。また、慢性的な腰痛、立っていると腰が痛くて座りたくなる、数分歩くと足がしびれて歩けない、といった症状も「年齢のせい」と諦めることはありません。診断により90歳以上でも手術可能なケースがあります。また、高齢の方に懸念される全身的合併症も当院なら該当する診療科で対応可能ですから、ご安心ください。

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西川 洋平整形外科医長

2010年東京医科大学卒業。東京医科大学八王子医療センター、東京医科大学病院及び関連施設を経て、2024年より現職。専門は膝・股関節。それらの人工関節置換術も得意とする。日本整形外科学会整形外科専門医。

メッセージ

当診療科の人工関節センターには東京医科大学の大学病院と東邦大学医療センター大橋病院から派遣された医師が在籍し、各自の得意分野を生かして膝関節および股関節の人工関節置換術を行っています。変形性関節症の患者さんで、痛みの軽減を図る薬物療法、筋力強化の運動療法だけでは対処が難しい場合も、人工関節により山登りや旅行が再び楽しめるようになる可能性が望め、生活の質(QOL)の向上がめざせます。手術後は日常生活で違和感なく動けるよう、当院のリハビリテーション科で十分な回復支援も行います。治療後の行動にほとんど制限はなく、スポーツも多くの場合で楽しめますから、膝・股関節の痛みでお悩みの方は一度ご相談ください。

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川原 佳祐整形外科医長

2010年東邦大学医学部医学科卒業。東邦大学医療センター大橋病院、江戸川病院など関連施設を経て、2019年より現職。専門は膝関節で、膝関節の人工関節置換術により多数の症例を治療。また、半月板損傷、前十字靱帯損傷などスポーツ整形外科分野における膝の損傷にも対応する。日本整形外科学会整形外科専門医。

メッセージ

人工関節センターで膝関節の人工関節置換術を担当するほか、半月板損傷、前十字靱帯損傷の治療も行っています。人工関節置換術ではなるべく筋肉を傷つけずに温存するアプローチを心がけ、可能な場合は人工関節を骨に固定する際にセメントを使わない手法も適用。手術時間の短縮や合併症リスクの低減が見込め、術後の充実したリハビリテーションと併せて、回復が早まることも期待できます。また、半月板損傷の治療でも切開部分を小さくできる関節鏡を用いた手術が可能です。変形性関節症、半月板損傷、前十字靱帯損傷などは自然治癒しません。当科では膝を専門とする医師が診療しますので、膝に痛みや違和感がある方は早めの受診をお勧めします。

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川村 大悟整形外科医師

2016年日本大学医学部卒業。初期臨床研修を経て東邦大学整形外科学講座(大橋)に入局し、同大学医療センター大橋病院整形外科のほか、規模や地域性が異なる首都圏各地の基幹病院で多様な経験を積む。2022年から現職。専門は股関節で、ナビゲーションシステムによる股関節の人工関節置換術も行う。日本整形外科学会整形外科専門医。

メッセージ

人工関節センターで行う股関節の人工関節置換術は、患者さんの症状と体の状態、希望される生活スタイルなどをもとに、例えば治療後も積極的にスポーツを楽しみたい方には十分な活動性を保持するため脱臼しづらい手法で行うなど、患者さん一人ひとりに合った手術を心がけています。また、必要な際はコンピューター上で人工関節の適切な挿入位置などを事前にシミュレーションし、その結果を手術中に参照しながら行うナビゲーションシステムも活用。一方で、適応があっても手術を希望されない患者さんには薬物治療と運動療法を優先します。このようにインフォームドコンセントを重視した診療で、患者さんに納得していただける治療をめざしています。

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稲森 広治整形外科医師

2018年宮崎大学医学部医学科卒業。東邦大学医療センター大橋病院、国際医療福祉大学成田病院など関連施設を経て、2022年10月より現職。整形外科全般を担当。

メッセージ

患者さんに納得して治療を受けていただくことが大切と考え、診断や治療法をご説明する際も、専門用語ではなくわかりやすい言葉を使うよう心がけています。もちろん、治療法も医師が一方的に決めるのではなく、患者さんの生活スタイルや社会的な背景も十分に考慮し、複数の選択肢をご提示して患者さんのご希望を優先しています。当院はスタッフ間のコミュニケーションも良く、明るい雰囲気ですから、入院時も心地良く安心して過ごしていただけると思いますので、どうぞ気兼ねなく来院ください。

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魚住 芳史整形外科医師

2019年北里大学医学部卒業。都内の病院で初期臨床研修を修了し、東邦大学整形外科学講座(大橋)に入局。同大学医療センター大橋病院整形外科、地域の大規模な基幹病院、総合病院厚生中央病院、東邦大学医療センター大森病院を経て、2024年4月から現職。整形外科全般を担当。

メッセージ

相手に思いやりを持って接してほしいという父の言葉を胸に、単に病気を診るだけでなく、患者さん一人ひとりの生活背景まで踏まえた診療を行うのが目標です。当院には地域包括ケア病棟があり、そちらに入院された方は比較的長く診ていけるため、患者さんにしっかり療養していただけるだけでなく、私にとっても生活背景の理解に役立つ点は大きなメリットだと感じます。外来でも患者さんの話をしっかりと伺えるよう、丁寧な診療を心がけています。

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小林 昂之整形外科医師

2013年広島大学医学部卒業後、東京医科大学整形外科学分野に入局し、同大学病院や地域のさまざまな病院で診療経験を積む。2024年から現職。整形外科全般を担当。

メッセージ

整形外科にはさまざまな部位の痛みに悩んで来院される方が多いため、そうした患者さん一人ひとりに寄り添い、痛みを軽減するような診療を心がけています。私は超音波検査や、痛みを伝える神経およびその周辺に痛み止めの薬を打つブロック注射の知識を深め、治療も多く経験してきたので、当診療科でも希望される方には超音波ガイド下での神経ブロック注射をご提供できればと思います。これは超音波検査で筋肉などの様子を詳細に確認しながら、より適切な位置に神経ブロック注射を打つことができるのが強み。また、外来診療では患者さんとなるべく多く話をして、悩みやご希望を伺えればと考えています。

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亀井 理彰整形外科医師

2019年東邦大学医学部卒業。厚生中央病院で初期臨床研修後、東邦大学整形外科学講座(大橋)に入局。同大学医療センター大橋病院整形外科のほか、首都圏各地の病院で経験を積み、2024年から現職。整形外科全般を担当。

メッセージ

当院で医学部卒業後の初期臨床研修を受けた際、地域に根差したアットホームな病院で、患者さんにも居心地の良い病院だと感じました。加えて実力のある先生方も在籍され、小回りが利いて緊急の検査や診察にも対応しやすい点、診療科同士の垣根が低いことなども魅力でした。こちらに戻ってからは、高齢の患者さんに多い骨粗しょう症や変形性関節症などに対して、適切な薬物治療や運動療法により予防や進行抑制に努めたいと考えています。まだ若手で、患者さんからも話しかけやすいと思いますので、健康のことなど気軽にご相談ください。

対応できる疾患

  • 各部位の骨折、脊椎骨粗鬆症、股関節骨頭壊死、変形性股関節症、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症、半月板・十字靱帯損傷、椎間板ヘルニア

診療実績

疾患名・治療名
診療実績
膝・股関節症(股関節骨頭壊死を含む)
109
脊椎圧迫骨折(脊椎骨粗鬆症および外傷性)
116
股関節大腿近位骨折
116
大腿骨頚部骨折等
102
脊柱障害
53
脊柱管狭窄症
31
椎間板ヘルニア
22
脊柱障害脊椎症等
-
膝の外傷
25
半月板損傷
8
十字靭帯損傷
15
骨折
-
前腕骨折
30
鎖骨骨折
15
足関節・足部の骨折
43
膝関節周辺骨折
18
肩関節周辺の骨折・脱臼
17
肘関節周辺骨折
21
骨盤損傷
5
手関節周辺骨折
11
その他の疾患
-
人工関節手術
116
人工股関節
70
人工膝関節
46
骨折手術
-
股関節近位部骨折の観血的整復固定術
-
股関節近位部骨折の人工骨頭置換術
-
上肢の骨折
-
その他の下肢の骨折
-
脊椎手術
-
手外科手術
-
膝関節外科手術
-

※【期間】2022年1月~2022年12月

紹介医療機関の先生方へ

当診療科には東邦大学医療センター大橋病院と東京医科大学病院から派遣された医師が多く在籍し、当院で長く経験を積んだ医師との協力体制により、身近な病院で大学病院レベルの診療をめざせ、必要なときは大学病院にも紹介できることが強みです。人工関節置換術は大学病院で高い専門性を習得した医師が担当し、患者さんの体への負担軽減や術後の回復なども考慮した上で、適切な術式を選択して治療を行います。また、ご紹介の患者さんで入院が必要な際もお待たせしないようこまやかな病床管理を心がけ、治療後は必要に応じて地域包括ケア病棟への転棟により長期にわたるリハビリテーションも可能です。どうぞ安心してご紹介ください。

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