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医療法人社団下田緑眞会 世田谷北部病院

(東京都 世田谷区)

中川 雅之 院長

最終更新日:2021/05/25

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地域密着の医療と専門的治療の両立をめざす

1933年開業の地域密着病院「世田谷下田総合病院」が2020年に新築移転し、現在の「世田谷北部病院」がスタートした。これまでと同様に、地域住民の多様なニーズに応えることを基本に、内科や整形外科の領域において専門性の高い医療も提供。専門性と地域の一般的なニーズに応えるという2大テーマの両立をめざしている。人口が密集し都内でも高齢化が著しいことから高齢者の疾患や外傷が増える中、同院では地域包括ケア病床を開設し、治療からリハビリテーションを経て地域に戻るまでをシームレスに支えている。診療科の垣根を超えて地域の人を支えていきたいと話す中川雅之院長に、日々の病院での取り組みについて話を聞いた。(取材日2021年4月30日)

病院全体および各診療科の特徴を教えてください。

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当院のメインは内科と整形外科で、どちらも救急の疾患に力を入れています。24時間体制の断らない救急をモットーに、ベッドの空きがある限り患者さんを受け入れ診断をつけ、当院で対応できない場合は高次医療機関にご紹介をしています。内科には、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科の専門の医師が常勤している他、非常勤でも呼吸器内科や血液専門の医師が診療にあたっており、各医師が専門性を持った診療をしつつも、地域からの一般的なニーズに対応できるスキルを併せ持っています。整形外科については高齢者のけがが圧倒的に多いことから、人工関節や骨粗しょう症などを専門とする医師がそろっています。僕自身は整形外科と麻酔を専門にし、周術期の麻酔と治療の両方を担当しています。それぞれ得意分野は違いますが、地域の人を診るため診療科の垣根なく皆で患者さんを診ているところが地域密着の病院ならではのユニークなところですね。

高齢者医療への取り組みについてお話しください。

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ご自宅や近隣の老人施設から入院、手術やリハビリなどを行った後、地域包括ケア病床で少し時間をかけて経過を診てから、なるべく元の場所に戻して差し上げるようにしています。高齢者の骨折の手術に関しては多くの手術を行っています。地域包括ケア病床は潜在需要が高く、今回の移転の際に35床から50床にサイズアップしました。レスパイト入院にも対応しており、ご要望があれば積極的に患者さんを受け入れています。介護をずっとやり続けるのはとても大変なことであり介護する人のリフレッシュはとても大切です。そういったニーズに僕らは応えていくべきですし、何度か入院されると患者さんの様子もわかるので、無理せずに頼っていただき活用してほしいと思います。また当院は在宅療養支援病院となっています。同法人の「千歳烏山アクアクリニック」の在宅部門をはじめ地域の先生との連携で、入院から在宅までをシームレスに移行することもめざしています。

先生が考えるこちらの病院の強みはどういったところでしょうか?

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当院の強みは、フットワークの良さだと思います。できる限りお断りすることなく患者さんを受け入れ、必要な治療をし、なるべく早くリハビリを完了した後は早期の退院を基本的な流れとし、足のけがは24時間以内に手術につなげること、各種検査もお待たせすることなく行うことを目標にしています。こういった姿勢もあり、患者さんの数も増えてきているので、この流れを継続していきたいですね。もちろん本当はけがをしないのが一番よいのですが、現状、けがの患者さんが多いのでそのニーズには速やかに応えていきたいです。また、今回の新築移転に伴い、MRIを導入しました。CTとMRIがそろったことでさまざまな検査が院内で完結できますので、ぜひ地域のクリニックの先生に検査だけでも構わないのでご利用いただきたいと思います。

院長として、医師として大切にしていることはありますか?

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職員あっての病院ですので、職員全員が気持ちよく働ける環境を整えることにも力を入れて取り組んでいます。職種間で重なる部分もあるので、それぞれの専門分野にはプライドを持ちつつ協力し合い、忙しくてもやりがいのある職場をめざしたいですね。医師としては、僕は医師家系ではなかったせいか、医師に対してものすごく話しにくいと感じていました。ですから、患者さんと距離が近い、本当のニーズが引き出せるような関係性でありたいと常に思っています。医療は人と人とのふれあいです。上から目線だとかこちらの主張ばかりを押しつけるのではなく、相手の求めていることを引き出していけるように、緊張されているなと感じたら趣味の話や特技、世間話も交えて、少し医療とは違った話題にもふれるようにしています。言いたいことが言えないまま診察室を後にする患者さんも少なくないと思いますので、なるべくそういったことがないように心がけています。

今後の展望についてお話しください。

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これまで以上に多くのニーズに応えていくため、これまで以上に救急患者さんを積極的に受け入れていきたいです。小規模でありますが新型コロナウイルスの患者さんの受け入れも行っており、現在は午後の外来は発熱の外来のみですが、収束することが見込めれば、区の検診や日帰りの検査以外に人間ドックなど入院による詳しい検査もご提案していきたいと考えています。MRIもあり消化器外科専門の医師もいるので、かなり充実した検査内容を提供できると思います。当院は診療科にかかわらず、とにかく困ったら来てくださいというスタンスで診療を行っていますので、地域の方には気軽に受診していただきたいですし、クリニックの先生からは患者さんを紹介していただければ、精一杯の治療をさせていただきます。入院治療が必要であれば当院で、外来で診られる人は地域のクリニックにお返しし、お互いの得意分野を生かした地域医療を展開していきたいです。

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中川 雅之 院長

2004年香川大学医学部卒業。東京女子医科大学東医療センター、昭和大学藤が丘病院整形外科に勤務した後、厚生中央病院で麻酔について研鑽を積む。下田総合病院副院長を経て、2020年より現職。自身がスポーツでけがをして治療をした経験から整形外科の医師を志す。手術も内科的な治療も行う中で麻酔も含めて手術だと思ったことから麻酔について学び、周術期にトータルで関与。

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