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医療法人社団 博慈会 青葉さわい病院

(神奈川県 横浜市青葉区)

澤井 崇博 病院長

最終更新日:2023/06/09

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「思いやり」と「生きている」喜びを

東急田園都市線・あざみの駅西側の高台にある「青葉さわい病院」は、一般病床・地域包括ケア病床・回復期リハビリテーション病床・医療療養病床の4種類の病床を有する病院だ。1985年に整形外科の単科病院としてたまプラーザで開業したが、横浜市の慢性的な病床不足に応え、住民が住み慣れた地域を出ることなく医療から介護まで受けられる態勢を整えるため、2005年に現在地に移転増床して再スタートを切った。専門性を有する整形外科に内科、リハビリテーションを加え、整形外科では足の外科疾患や膝関節疾患、脊椎・脊髄疾患、内科では睡眠時無呼吸症候群や糖尿病に特化した診療を強化している。現病院長は2010年に就任した整形外科が専門の澤井崇博先生。一般外来診療から回復期リハビリテーションまで幅広く対応しながら、「思いやり」そして、「『生きている』喜びを」、という同院の理念に基づき、患者との触れ合いを重視し、信頼される病院をめざして日々、奮闘している。同院の特徴や得意の診療分野、将来の展望などを余すところなく語ってもらった。(取材日2022年6月13日)

病院の歴史と地域における役割を教えてください。

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1995年にたまプラーザで整形外科病院としてスタートし、2005年に移転して現在の形になりました。高度な治療は大学病院などにお任せし、当院は内科、整形外科を中心とした急性期から、回復期、療養期までの一貫した医療を提供しています。在宅医療を行う医療機関や介護施設とも緊密に連携しています。ご高齢の方が病気になっても最後まで住み慣れたこの地で生活できるという一連の流れの、ちょうど真ん中あたりの役割ですね。私は整形外科で膝が専門ですが、今は一般外来診療と、訪問診療を担当しています。「思いやり」そして、「『生きている』喜びを」が当院の理念ですが、患者さんに快適な環境と温かい触れ合いのある医療を提供し、たとえ治療中、療養中であっても患者さんが生きている喜びを実感されることをめざしています。

得意な診療分野にはどんなものがありますか?

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整形外科は幅広い年齢層の外傷や骨、関節、筋肉の病気全般を診療していますが、特色があるのは足の外科、足の痛みに特化した外来です。痛みの原因はさまざまですが、それを突き止めることから始まり、手術やインソール、リハビリなどで改善を図っていきます。近くには高校や中学もあるので、運動部の生徒さんが捻挫などでよく来られています。糖尿病内科では日本糖尿病学会糖尿病専門医が管理栄養士やリハビリのスタッフとチームを組んで、教育入院を実施しています。消化器内科は苦痛の少ない経鼻内視鏡などの設備を充実させ、消化器病の内視鏡検査に力を注いでいます。それにリハビリのスタッフが充実し、入院、外来に加えて訪問でもリハビリを行っていることも特徴です。

こちらの病院がめざす医療とはどのようなものでしょうか。

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私自身は、患者さんの中にある「治す力」を引き出し、一緒に治療していくというスタンスで診療しています。時間はかかりますが、薬だけに頼らず、リハビリを重視しているのはそうした考えからです。そして診療では、専門用語は使わずに患者さんにわかりやすく伝えることはもちろん、患者さんの声もしっかり聞く。これはとても大事です。ご高齢の患者さんだと、ご本人とご家族の言うことが食い違っていることもありますが、時間をかけて双方の話をきちんと聞き、一緒に考えるようにしています。患者さんの思いに寄り添う姿勢は、個々の医師やスタッフにも共通していて、患者さんやご家族の意見が直接届くように院内に投書箱を設置しているのも、そんな姿勢の表れです。あと、病院という場所は患者さんに元気を与えなくてはいけませんから、それにはまずスタッフが笑顔でやりがいを持って働けるよう、病院長として職場の環境づくりには常に気を配っています。

特定の疾患・症状に特化した外来にも力を入れておられますね。

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整形外科では、一般診療のほか「足の外科」「膝関節疾患」「脊椎・脊髄疾患」と、各分野に特化した外来を設けています。先ほどもお話しした「足の外科」では、足の痛みを専門的な視点で診断し、手術やインソールの作製、リハビリなど適切な治療法、改善方法を提案しています。「膝関節疾患」を専門に診る外来では、高齢の方に多い変形性膝関節症や、スポーツ中のけがで多い前十字靱帯損傷の手術にも対応し、「脊椎・脊髄疾患」を専門とする外来では、坐骨神経痛やヘルニアなどの脊椎・脊髄疾患が原因となっている手足のしびれ、動かしづらさ、腰痛、歩行障害などに対する専門的な治療を行っています。どの外来も大学病院に籍を置き、その分野で豊富な知識と経験を持つ医師が担当していますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。このほか内科でも、睡眠時無呼吸症候群と糖尿病に対して専門的な診療を行う外来を設置し、きめ細かな診療を提供しています。

医師を志した理由や患者さんとのエピソードをお聞かせください。

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小さい頃から整形外科医である父の姿を見て育ちましたし、人に感謝される仕事だと子ども心にも感じていたからですかね。学問としては内科系も興味深かったのですが、手を動かすのや大工仕事が好きだったので、実習を経験している時に整形外科を選びました。腰痛・膝痛などの患者さんが多く来られますが、筋肉の重要性を改めて感じます。筋力トレーニングきちんと行っていただけると、痛みが良くなるまでの期間が短くて済みやすいですから、日頃から筋肉と骨は蓄えておきましょう。

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澤井 崇博 病院長

1995年東京慈恵会医科大学卒業。1997年同大学院に入学。その後、同大学附属病院整形外科に入局。2005年から青葉さわい病院に勤務。2010年4月に病院長就任。趣味は中学時代から続けているテニスやゴルフなど。

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