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医療法人社団 総生会 麻生総合病院

(神奈川県 川崎市麻生区)

菅 泰博 理事長

最終更新日:2020/11/25

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急性期から回復期、在宅療養まで地域に貢献

川崎市北部の急性期医療の担い手として、患者の幅広いニーズに対応する「麻生総合病院」。24時間体制の救急医療のほか、同法人内にリハビリテーション病院を併設しているため、整形外科や脳神経外科の手術後に欠かせないリハビリテーションも連携して行えるのが特長だ。2012年に開設者である父の後を引き継ぎ、菅泰博先生が病院長に就任。「地域で最も信頼される急性期病院」を目標に掲げ、病院を含めた医療法人全体の改革を積極的に推進している。2015年秋には一般病棟の一部を改築して、地域包括ケア病棟30床を整備。超高齢社会に備え、医療・介護の連携システム構築に注力するなど、法人全体として急性期から回復期、介護、在宅に至るまでシームレスにサポートできる態勢を整えていることも大きな特長だ。「地域に行き場のない患者を出さない」「患者はできる限り断らず、まず診る」がモットーの菅病院長は3年前に理事長に就任。自分を育ててくれた地元の地域包括ケアシステムのリーダーとして、その役割を果たすために奔走する若き病院長に、法人としての特色や改革の歩み、めざす病院像などの話を聞いた。
(取材日2018年1月16日)

病院のなりたちや地域における役割を教えてください。

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1982年の開設当初は68床でしたが、その後増築増床を繰り返し、現在は199床まで拡大しています。地域の急性期医療を担う病院として救急搬送も積極的に受け入れながら、内科、外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、眼科など地域の患者さんの多様なニーズにお応えしています。隣接地に回復期リハビリテーションを専門に手がける麻生リハビリ総合病院、有料老人ホームのロイヤルホーム、訪問看護ステーションと居宅介護支援センターを開設しており、法人全体として急性期から回復期、介護、在宅に至るまでを総合的にサポートできる体制があることも大きな特徴でしょう。時代のニーズに対応し、2015年秋には一般病棟の一病棟を改築して地域包括ケア病棟30床を整備しました。ここは急性期を脱したものの、まだリハビリが必要な患者さんの受け入れなど、幅広い機能を持つ「在宅復帰をめざす人のための病棟」です。

地域包括ケア病棟の開設により、どのような変化がありましたか。

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以前は大学病院や地域の急性期病院から麻生リハビリ総合病院にご紹介いただいても、ひざ下骨折など回復期リハビリ病院の入院適応がない方は、お断りするしかありませんでした。そういう方の中にもリハビリを要する方や、在宅復帰が難しい方も多く、今まで行き場のなかった方々の受け皿として、地域包括ケア病棟が有効に機能しています。想像を超える需要があったため、医療機関からの転院・緊急受診の相談を法人直轄で対応する「地域医療支援部」を新設しました。麻生リハビリ総合病院では受けられないけれども、麻生総合病院なら対応できる患者さんもたくさんいらっしゃり、紹介状を無駄にする割合が大幅に減りました。在宅や訪問看護、老人ホームまで切れ目のないサポートを提供できるのも当法人の強みでしょう。大学病院や地域の病院からの紹介をお断りすることが少なくなったという意味では、転院相談が増え、法人への信頼度が上がっているように思います。

救急医療の受け入れも積極的に行っていると伺いました。

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2016年4月に川崎市立川崎病院で経験を積んだ救急を専門にしてきた医師を招聘し、救急総合診療部門が新しく設立されました。この部門は地域の救急医療の要として24時間365日、2次救急相当では緊急度や重症度に関係なく救急車を受け入れ、同部門でトリアージ(初期診療の優先順位の決定)を行い、迅速かつ適切な診断および治療を行います。夜間および休日の救急医療体制は、救急科・内科・整形外科・脳神経外科の医師が対応しています。川崎市内でも高齢化率が高い北部医療圏では、今後も救急の需要は伸び続ける見込みです。スタッフ一人ひとりがその受け皿をしっかりと用意し続けなければならないという想いで「断らない救急」をめざしています。そのお陰で救急車の応需率も2017年は82%となり、前年比で10%向上しました。今後もいざという時に安心できる救急受け入れ体制を強化していきます。

中でも整形外科には、特に多くの患者さんが訪れるとか?

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脊椎手術、各種外傷、人工関節置換術など、多くの手術を行っています。脊椎脊髄部門を備え、椎間板ヘルニアや脊椎管狭搾症といった首から腰にかけての疾患に広く対応しているほか、近年はスポーツ整形にも力を注いでいます。スポーツ整形の部門長である鈴木 一秀医師は昭和大学藤が丘リハビリテーション病院で多くの関節鏡視下手術の経験をもつスペシャリストで、野球選手やラグビー選手など、国内のアスリートの治療も数多く手がけています。反復性の肩関節脱臼などに対しては、鈴木部長が得意とする関節鏡視下手術を実践し、再発を可能な限り抑制するとともに、競技への早期復帰を後押ししています。ケガで救急搬送された若い世代の患者さんから、ご自宅で転倒したご高齢の方、四十肩・五十肩の治療、アスリートやスポーツ愛好者まで幅広い対応が可能です。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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僕は7歳から大学卒業までこの地で育ち、地元に育てていただきました。その分、今度は自分が地元に恩返ししたい気持ちが強いのです。当院を頼って来てくださる方はできる限りお断りしない、「まず診る」運動を展開しているのも、そういう想いが根底にあるからです。超高齢社会となり、今後は地域の皆さんが人生の最期をいい形で迎えられるお手伝いができればと思っています。もちろん、治せる病気は全力で治すことが前提ですが、救うことができない病気も残念ながらあります。それでも、ご本人やご家族から「この病院に来て良かった」と言っていただけるような医療の提供に全力を尽くしていきます。また、これからは近隣の病院や診療所、在宅医の先生や地域のケアマネジャー、法人外の訪問看護ステーション、訪問リハビリの事業所の方々との「連携強化」がますます重要になります。僕自身が積極的に外に出て連携の輪を広げていきたいですね。

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菅 泰博 理事長

東京医科大学卒業、東京医科大学大学院医学研究科修了。2006年、東京医科大学外科学第一講座助教。その後医局派遣として鎗田病院、神奈川県立がんセンター、三田病院を経て、2011年、父が理事長を務めていた麻生総合病院へ勤務。2012年同院の病院長に就任。2014年同法人の理事長に就任。東京医科大学呼吸器・甲状腺外科学客員講師、川崎市医師会理事、神奈川県病院協会常任理事。

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