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地方独立行政法人東京都立病院機構選定療養費あり
東京都立広尾病院

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  • 東京都渋谷区恵比寿2丁目34-10
    • 循環器内科
    • 整形外科
    • 糖尿病・内分泌内科
    • 血液内科

    • 感染症内科
    • 消化器内科
    • 脳神経内科
    • 腎臓内科
    • すべて見る

特徴

より良い医療の提供を目標に、IT技術を駆使した医療DXを推進

01デジタル技術を駆使した独自のシステムを導入

医療DXは患者自身が参加してこそ生きる

院内の情報を集約・解析し、診療判断を支援する独自の医療DXを数多く導入する東京都立広尾病院。その目的は「デジタル技術を使って、高速かつリアルタイムに院内のコミュニケーションを改善すること」である。医療DXの最終目的は、より良い医療の提供であり、異なる環境で働くスタッフのコミュニケーションミスをなくすことが最も重要だという。医療従事者はもちろん、医療機器からの情報という視点も必要で、さらに医療を受ける患者自身も積極的に参加してもらい、より良い医療という目標に向けてともに進んでいける医療DXをめざしている。

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病院独自の医療DXを設計する山本康仁室長

02医療現場のニーズに合わせ、医療者自身が真に必要な機能を開発

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RRSのイメージ

データと人間の目で患者の急変に早期介入

入院患者の急変をいち早く把握し、専門対応チームによる早期介入の手助けになるのが院内
迅速対応システム(RRS:Rapid Response System)だ。カルテの記載や検査情報などを解析して、入院患者を予め重症度が高い順にリストアップ。さらに生体情報モニターのデータをリアルタイムで表示して監視し、何か異常があれば担当看護師に電話がかかる。看護師の目でチェックした患者の情報は電子カルテに瞬時に記録され、その情報をもとに対応チームが立ち上がる仕組みだ。担当看護師はアラートの出た患者のデータをタブレット型端末で確認しながら対応できる、わずかな変化も見逃しにくい体制が整えられている。

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病院検索の地図のイメージ

患者の住所から近隣医療機関の検索が可能に

救急患者を24時間365日体制で受け入れる同院では、救急受診後の地域病診連携の強化を目的に、紹介先の医療機関を検索できる新システムを構築している。患者の住所から近隣の医療機関を検索して、独自に作成した地図データ上にプロットし、画面に表示する仕組みだという。候補となる連携医療施設を患者と画面上で共有しながら紹介先を決めていけることも利点の一つ。紹介先が決まるとカルテの情報を解析し、AIが紹介状を文章化するプログラムもあるそうで、受診が夜間の時間帯でも即日、紹介状の発行が可能となり、患者の負担軽減にもつながっている。

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レポート管理画面のイメージ

確認、連携ミスを防ぐ管理システムを導入

時間も空間も異なる環境で働く病院スタッフのコミュニケーションミスをなくすため、同院が独自に設計、実装しているのがレポート管理システムだ。例えば「肺がんの疑い」など、速やかな対応が必要な重要な検査結果や所見が出た場合、確実に次の治療プロセスに進んでいるかを関係者がチェックできる機能を導入している。入力されたデータにアクセスしやすい環境を医療DXによって実現。治療に漏れがないか、治療の進行状態などについて、患者に関係する医療従事者がリアルタイムで確認できるシステムになっている。複数の目による二重・三重のチェック機能により、安心や安全に配慮した質の高い医療の提供に努めている。

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