岡崎市美合町にクリニックを構える「宮川ホームケアクリニック」は、地域住人の在宅医療に取り組む。宮川尚之院長は自身も若い頃結核を患い病気療養をした経験を持つ。その後、透析病院で勤務をした際、「治療ができなくなった患者さんが最終的に大きな病院へ移り最期を迎えるという現実を目の当たりにした」という。そういった経験から、大きな病院へ一極集中する現在の医療の在り方に疑問を抱き、「もっと在宅医療でできることがあるのではないか」という思いを強くし、2013年に開院。精神科の非常勤医師含む医師2名、治療管理に関する専門性の高い知識と技術を持つ看護師1名、事務員8名と、地域の訪問看護師たちで協力して医療に向かう(2019年4月現在)。一旦病気を患うと、どうしても「患者」という視点で接してしまいがちだが、宮川院長は「その人がもともと社会で必要とされ活躍していた共同体そのものを最期まで大切にしたい」と話す。 一丸となって真摯に診療に向き合う「宮川ホームケアクリニック」 患者宅への訪問も可能 多職種連携を図り、スムーズな医療提供をめざす 在宅用の各種ポータブル機器がそろっている 優しい人柄と豊富な経験が魅力の宮川尚之院長
宮川ホームケアクリニック