名古屋市営地下鉄の今池駅8番出口から徒歩5分ほどの場所にある「すずかけクリニック」。福智寿彦院長は精神科が専門で、とりわけ、てんかんの治療に力を入れてきた。クリニックでは毎月症例検討会が開かれ、名古屋大学の脳外科のてんかんグループや、愛知医科大学の兼本浩祐先生、名古屋医療センターの神経内科のドクターらが集まり、密接に連携している。てんかんは診断が難しく、特に高齢になって発症した場合、認知症と間違われるケースも多い。しかし適切な診断と治療を受けさえすれば、発作をコントロールすることも期待され、そのためには家族や一般の医師が正しい認識を持つことが大切だという。同院は患者のプライバシーを配慮したつくりで、待合室はダークブラウンを基調とした落ち着いた雰囲気。患者は愛知だけではなく岐阜や三重、滋賀などからも訪れるという。てんかんと診断された場合は、治療後の就労や社会生活までフォロー。多機能垂直型診療所として、正しい診断、治療、人生を通してのサポートに努めている。 今池駅から歩いて5分ほどの場所にある「すずかけクリニック」 てんかん治療に力を入れている同院 てんかんについて正しい情報を伝えていきたいと話す院長 デイケア・ナイトケア施設も完備されている 種々の機器を取りそろえ、各種検査にも対応している
医療法人福智会 すずかけクリニック