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医療生協さいたま生活協同組合 ふれあい生協病院

(埼玉県 川口市)

忍 哲也 院長

最終更新日:2024/08/28

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地域で安心して暮らす、その支えに

2023年8月に開設された「医療生協さいたま生活協同組合 ふれあい生協病院」は、急性期医療を担う「埼玉協同病院」とタッグを組んで地域医療に取り組んでいる病院だ。まだ真新しい雰囲気が漂う院内は木の温かなぬくもりを感じる内装で、陽光をふんだんに取り入れる造り。すべての空間がゆったりと作られている印象で、患者はもとより付き添いの家族や介護者の心も和ませてくれる空気に満ちている。54床の地域包括ケア病棟、在宅医療部門を強化し在宅療養支援病院として24時間365日往診可能な体制を構築、各種検診などをもっと身近で快適に受けられるよう健康増進センターを増強、患者が使いやすいよう「埼玉協同病院」から外来診療機能を移すなど、地域の誰もが安心して暮らせることの支えとなるべく急性期医療と家庭や施設の間にあって地域の安心材料となる存在をめざしている。開設間もなく活気あふれる病院について、快活な印象と優しい人柄がにじみ出ている忍哲也院長に聞いた。(取材日2024年6月24日)

全体的に明るく温かな雰囲気の病院ですね。

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当病院は2023年8月に生まれた新しい病院です。組合員や患者がかかりやすい病院でありたいと思っており、地域の各病院や診療所・クリニック、医療施設などと連携を図っています。特に隣接する急性期医療を担う「埼玉協同病院」とは互いに役割分担をしながら、さまざまな分野で協力・連携しています。当院は54床の地域包括ケア病棟を持ち、平日は500人規模の専門科が入る外来診療や、健康診断、在宅医療などを行っています。「埼玉協同病院」とはほとんど一心同体のような関係ですので、急に具合が悪くなった時や不安な時、困った時、いつでも何でもご相談いただければ、検査や診断の上でどちらの病院でどのような医療を行うことが患者さんやご家族、介護者の方々にとって適切か判断し、より良い医療をご提供させていただきたいと思っています。

埼玉協同病院から外来診療機能が移管されたのですね。

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医療を取り巻く環境や制度は大きく変わりました、埼玉協同病院のような急性期医療を担う大規模病院は、その機能をさらに特化させて主に手術や入院の必要な治療を行わなくてはなりません。ですので、従来どおり気軽に受診していただけるよう外来診療機能を当病院で受け持つことにいたしました。消化器内科、糖尿病内科、循環器内科、呼吸器内科、脳神経内科、腎臓内科、外科、小児科、泌尿器科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科があります。外来エリアはコンパクトでわかりやすい形になっています。重症の方や入院や手術などの加療が必要になった場合には、埼玉協同病院の救急部門と協力して迅速に対応させていただきますのでご安心ください。また同じ法人内の介護老人保健施設やケアセンターなどとも連携し、「医療と介護の複合体」として地域の幅広い医療ニーズにお応えします。

地域包括ケア病棟は地域に必要な存在だと思います。

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当病院には54床の地域包括ケア病棟があります。地域の在宅患者の方々の暮らしを支え、地域で安心して暮らしていただくためにも大切な存在だと考えています。例えば在宅療養している患者さんの一時的なお預かりの場合では、介護している方の介護負担軽減や休養、在宅介護環境を再構築や改善するためなど、幅広い事情に対応しています。また埼玉協同病院などでの急性期治療後に在宅復帰をめざすにあたり、もう少しリハビリを実施したほうが良いときや、まだ自宅や施設の受け入れ態勢が整っていないとき、受けたい医療サービスを検討中のときなど急性期の治療と退院後の生活の間をつなぐための存在としても活用できます。埼玉協同病院だけでなく近隣の急性期病院からの紹介も多いです。高齢の患者さんだけでなく、人工呼吸器などの日常的な医療ケアが必要な患者さんも受け入れていますのでご相談ください。

在宅医療部門や健康増進センターも強化されているのですね。

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これまで埼玉協同病院で訪問診療を行っていた患者さんを引き継ぎ、さらに体制をパワーアップさせています。在宅療養支援病院として24時間365日往診できる体制を作り、いつでも緊急時の相談に応じられるようにしています。また地域での在宅医療へのニーズは年々高まっていますので、訪問診療を担う医師や職員の育成も行いたいと思っており、もっと若い医師方や職員に積極的に取り組んでもらいたいと考えています。身近な方の介護が必要になった時、ふれあい生協病院がいざとなったら頼れるから自宅で介護してみようか、そんなふうに思っていただけたらいいですね。健康増進センターも埼玉協同病院から機能を移しました。広さは従来の約1.5倍となり、胃がん・乳がん・子宮がん検診などを含むすべての健康診断を、専用のエリアでスムーズに受けていただけるようになっています。

地域の方々へのメッセージをお願いします。

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地域の方々に、ふれあい生協病院があるから安心、ここにこの病院があってよかった、そう思っていただける存在になれたらこんなにうれしいことはありません。何かお困りの時に頼りにしていただけたり、一番に頭に思い浮かべてもらえるよう、今後も職員一同一生懸命精進してまいります。ありがたいことに、患者さんや家族、介護者の方々から感謝の言葉をいただくこともあり、それが職員の大きなモチベーションになっています。どんなに些細に思うことでもなんでも結構です。体のことや生活のこと、困り事は何でもご相談ください。私たちで対応できないことは、適切な医療機関をご紹介しますし、必要な時は行政サービスにもつなげます。何かしら解決に近づけることができると思いますので、お気軽にご相談ください。

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忍 哲也 院長

1996年岐阜大学医学部卒業。卒業後より埼玉協同病院勤務。2023年8月ふれあい生協病院設立と同時に院長就任。日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会肝臓専門医。健康法は、きちんと朝食をとること。いわゆる菌活に挑戦中で、自らぬか漬けを作って家族にも振る舞っている。

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