全国の頼れる病院・総合病院・大学病院を検索
病院・総合病院・大学病院7,983件の情報を掲載(2024年4月26日現在)

  1. TOP
  2. 埼玉県
  3. 越谷市
  4. 越谷レイクタウン駅
  5. 医療法人社団高志館 レイクタウン整形外科病院
  6. 小川 真人 副院長

医療法人社団高志館 レイクタウン整形外科病院

(埼玉県 越谷市)

小川 真人 副院長

最終更新日:2023/07/31

20230616 main z50512 20230601 000320230616 main z50512 20230601 0003

地域に必要な、整形外科の専門的診療を提供

越谷レイクタウン駅北口より徒歩約8分の場所で、地域に必要とされる整形外科の診療に取り組んでいるのが、「レイクタウン整形外科病院」だ。膝関節や股関節に加え肩、足、脊椎の慢性的な痛みや外傷など、生活の質に大きく影響する整形外科疾患に対し、専門的な診療を提供している同院。整形外科の各分野を専門とする医師がそろい、薬物やリハビリテーションによる保存療法に加え、手術にも対応することで、人々が関節などの痛みに悩まされることなく、健康的に生活が送れるようサポートすることをめざしている。そんな同院の副院長で、「患部を実際に自分の手で触って、感じ取ることが大切だと考えています」と話す小川真人先生に、同院のことや力を入れている診療について話を聞いた。(取材日2023年6月1日)

最初に病院を紹介していただけますか?

20230616 1 187286 20230608 3

当院は、股関節や膝関節の痛みでお困りの方に対する専門的な手術やリハビリテーションなどによる治療を中心に肩や脊椎の痛みや、足首から足趾までを対象とする足の外科、スポーツ障害や外傷、骨粗しょう症の治療などに取り組んでいる整形外科を専門とする病院です。私自身は、股関節や膝関節、足の外科、肩関節を専門としています。一般的には、股関節なら股関節、膝関節なら膝関節だけを診ているところが多いのですが、私たちは下肢アライメントといって、下肢全体を、特に立った時の腰椎から足趾までのバランスを診ることを重視しています。実際に、悪いところに痛みがあるというケースだけでなく、ほかに悪い場所があって、体重のバランスが崩れていることで痛みが出ているということは決して少なくありません。当院の医師たちは、そのような考え方を持って診療にあたっています。これは、特徴の一つだと思います。

力を入れているのは、どのようなことでしょうか?

20230616 2 187286 20230608 1

まず、膝関節と股関節の痛みの原因となっている変形性膝関節症と変形性股関節症の治療です。これらに対しては、痛み止めなどの薬物治療やリハビリテーションなどの保存療法を先に行い、思ったように改善が期待できなければ手術を検討することになります。手術には、関節を人工のものに置き換える人工関節置換術や、骨を切ってO脚やX脚を矯正して体重がかかる関節の場所を変え、痛みを取ることをめざす高位脛骨骨切り術などがあります。これらは、患部の状態や患者さんの希望によって選択をしますが、人工関節は運動にあまり向かないほか、人工のものを体に入れるのがどうしても嫌だという方もいます。また、高位脛骨骨切り術にも方法がたくさんあってどれを選ぶのかは結構難しいのですが、当院では院長や私、ほかにも専門の医師がいて、ディスカッションを重ねてより良い方法で行うことができるよう努めています。

ほかに力を入れていることはありますか?

20230616 3 z50512 20230601 0026

一つは、関節鏡による手術です。主に、膝の前十字靱帯損傷や半月板損傷、肩の腱板断裂や脱臼などスポーツに関係するけがが対象になりますが、大きく切開をするのではなく小さな穴を数ヵ所開けるだけで治療ができますので、術後の痛みも少なく、早期の回復が望めます。もう一つは、足の外科です。足の外科は足首から足趾までが対象で外反母趾や扁平足などがありますが、これを専門的に診れる医師は全国的にも多くありません。当院には、私と私の師匠で大学教授だった先生の2人が、対応しています。さらに、肩にも人工関節があり、これをするには制限がありできる医師は多くありませんが、当院では私ともう1人の医師が行うことができます。脊椎疾患も専門の医師が2人いて、幅広く診療しています。ほかに、リハビリテーションが充実しているのも特徴で、30人弱の理学療法士が術後の入院のリハビリテーションと外来リハビリテーションに取り組んでいます。

診療の際に心がけていることを教えてください。

20230616 4 187286 20230608 2

やはり、患部を触らないとわからないです。よく、エックス線撮影の画像だけで説明を受けたという話も聞きますけど、私は患部を触って、自分の手で感じ取ることが大事だと思っています。自分の手で直接触ることで、腫れていたり、熱を持っていたり、関節であれば何か引っかかる感じがする。膝であれば、曲がり具合とか伸び具合など、これらのことは実際に触ってみないとわからないんですね。ですから、私が手で患部を触るのは、おそらく内科の先生が聴診器を当てるのと同じだと思います。私たちは聴診器は持っていませんけど、直接触ることでわかることがあって、それを患者さんに伝えることは、心がけています。もう一つは、患者さんが多い中でなかなか時間は取れないのですが、その中でもできるだけ丁寧に接することです。その上で、何に困っているのかをできるだけ的確に聞き出して、それに対処する方法を考えることは大切にしています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

20230616 5 z50512 20230601 0027

私自身の展望としては、若い医師に入ってきてもらって、私の技術や知識、経験を伝えること。私もすぐにメスを置くことは考えていませんが、それでも年を取ってきましたので、これまでに私が教わってきたことや自分自身で身につけてきたことを次世代に伝えていくのは、重要な責務だと考えています。病院としては、そんなに背伸びをするようなことはせず、これまでどおりに真摯に診療に取り組んでいくことで、地域の皆さまに貢献していくことが、何よりも大切だと思っています。そして、当院では決して手術ばかりをしているのではなく、リハビリテーションなどにも力を入れていて、実際に手術の必要もなく過ごしている患者さんも少なくありません。当院の良いところの一つはハードルの高くないところだと思います。外来が混んでいることが多く、受診が大変なこともあるかもしれませんが、体に痛みなどがあり困っているのであれば、お気軽に訪ねてきてください。

20230616 main z50512 20230601 0003

小川 真人 副院長

2004年獨協医科大学卒業。獨協医科大学病院やその関連病院勤務などを経て、2021年より現職。専門は、足・股関節・膝関節の変性疾患の骨切り術・人工関節手術、肩・膝・足の鏡視下手術、スポーツ整形外科。日本整形外科学会整形外科専門医。

access.png