独立行政法人地域医療機能推進機構

東京山手メディカルセンター

メッセージ

近年、健康寿命を延ばすためにロコモティブシンドロームが注目されてきております。これには変形性膝関節症や脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、骨折などが大きく関連しています。当院ではこれらの治療に力を入れており、診療や膝痛教室などを通して高齢者の健康を支えていきたいと考えています。また、骨折などの救急も受け入れているほか、診療では保存治療、手術治療のそれぞれのメリットやデメリット、起こり得る合併症などを十分に説明した上で、治療を進めていくことを心がけています。新宿区には大学病院や大規模病院がいくつもある中で地域密着の姿勢を大切にしていますので、関節の痛みやけがなどでお困りの際には、当院もご利用ください。なお当院は地域支援病院であり、地域の医療機関と連携しています。初診の際はお手数ですが紹介状をお持ちください。

メッセージ

当科、脊椎脊髄部門では、腰痛や首痛などの治療や、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、頸椎症性脊髄症、背骨の曲がりなどへの手術を行っています。当院では、先進の3テスラMRIを備えており、正確な診断につなげるほか、手術ではなるべく内視鏡やMISt（脊椎最小侵襲手術）による患者さんの身体への負担の少ない手術を心がけています。また、ナビゲーションシステムを用いる手術では、東京大学の工学部を卒業した私の知識や経験も生かしシミュレーションを行うなど、より精密な手術をめざしています。足腰の痛みや手足のしびれなどは改善が望める場合もあるので、年齢などのせいだと諦めずに積極的に受診してください。

メッセージ

手指から肘までのほぼすべての整形外科疾患の治療を行います。けがや腫れなど障害部位が明らかな場合だけでなく、部位のはっきりしない痛みやしびれの場合でも、手指から肘までの範囲でお困りでしたらぜひ受診してください。具体的な疾患名を挙げますと、手指骨折、舟状骨骨折、橈骨遠位端骨折、肘関節部骨折、靱帯損傷、TFCC損傷、屈筋腱・伸筋腱損傷、神経・血管損傷、へバーデン結節、ブシャール結節、母指CM関節症、変形性肘関節症、手根管症候群、肘部管症候群、デュピュイトラン拘縮、重複母指、合指症などの先天異常、化膿性腱鞘炎、化膿性関節炎、関節リウマチ、SLE関節炎、骨軟部腫瘍、手指拘縮、肘拘縮などとなります。