院長メッセージ(一般社団法人巨樹の会 赤羽リハビリテーション病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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一般社団法人巨樹の会赤羽リハビリテーション病院

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杉田 之宏院長

プロフィール1980年順天堂大学卒業。パーキンソン病などの変性疾患を中心とした神経疾患について学んだ後、知識を生かすべく2013年より同職に就任。精神科医だった祖父と父親の影響を受け、神経内科医の道へ。薬による治療がメインの神経内科において、リハビリの重要性を啓発すべく注力。今後の目標を「主要な疾患ばかりでなく、今まで置き去りになっていた神経疾患に対するリハビリをさらに進めたい」と語る。

都心におけるリハビリテーション施設の要

東京都北区の住宅街にある「赤羽リハビリテーション病院」は、2013年4月に開院した回復期リハビリテーションの専門病院だ。病院全体を覆っている雰囲気は明るく、ウェルカムホール隣のリハビリ室から楽しそうな声が聞こえ、行き交うスタッフや患者の笑顔と相まって、ここが病院であることを忘れてしまうほどだ。同院のモットーは「手には技術、頭には知識、患者様には愛を」。医師、看護師、リハビリ療法士が、患者の生活の質の向上に焦点を当てた医療を実践し、365日1日3時間のリハビリテーションの成果により高い在宅復帰率を達成している。院長を務めるのは神経内科を専門とする杉田之宏先生。診療の特徴や患者の家族へのフォロー体制などを詳しく聞いた。(取材日2015年12月24日)

病院の役割や特色はどんなところでしょう。
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東京23区内におけるリハビリテーション病院は、他の地域に比べればまだまだ足りません。その問題解決の第一歩として、できるだけ都の中心に近い場所に病院を、と開院したのが当院です。新しい病院から紹介や、入院患者のお見舞いをきっかけに来院してくださる方もだいぶ増え、徐々に地元に根を張ることができているように感じています。当院には、神経内科、脳神経外科、内科、循環器科などの医師がそろっており、幅広い分野への対応が可能です。言語聴覚士が多く在籍することから、高次脳機能や認知症などのリハビリにも力を入れています。嚥下障害や誤嚥性肺炎などの症状については、嚥下の内視鏡検査を担当する耳鼻科の先生を招くなど柔軟に対応。入退院などをサポートする医療連携室では、退院後、自宅での暮らしに必要となる介護サービスの準備を密に支援しており、退院される方の大多数が在宅に戻られています。

高い在宅復帰率の実現するための工夫はありますか?
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まずは「しっかり治す」ことが大前提です。年齢や体力にもよりますが、1日3時間のリハビリを365日実施し、身体機能や伝達機能、嚥下機能の回復、QOL(生活の質)の向上に努めています。そして、退院前には必ず自宅の環境を拝見し、その環境で生活するのに必要な能力を考えた上で、それに合わせたリハビリメニューを組み立てます。これは、患者のリハビリに対するモチベーションを保つことや、ご家族の心配をぬぐうためです。例えば、リハビリの結果かなり動けるようになったとしても、段差が多いなど自宅の環境が悪くて退院したら寝てばかり、というのでは意味がありませんよね。ご家族の面会についても、患者の運動能力をちゃんと理解していただけるようしっかりご説明しています。障害が残って自宅での暮らしに手助けが必要な場合には、退院前に患者・家族双方にとって適切な介護方法を指導するようにしています。

実際の治療や、入退院のサポート体制はいかがでしょう。
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入院時には医師や看護師、療法士が診療し、患者がどれぐらい動けるのか、生活能力はどうかを確認します。その上で、生活の安全確保と能力をいっぱいに使ってもらうことを考えて、入院時の目標を決定。リハビリメニューはもちろん、病棟生活における移動習慣や補助体制を決めて、入院の始まりとなります。1週間ほどリハビリを進めたら、今度は薬剤師や栄養士などを加えた打ち合わせを実施。現状と今後の見通しを確認し、最終的に到達したい「ロングゴール」と、そこまでのステップとしていくつかの「ショートゴール」を設定し、患者がうまくクリアしていけるよう、全員でサポートしていきます。当院は、患者の受け入れ前に急性期病院との連携を、受け入れ後に退院に関する手続き全般を行う医療連携室を完備していますので、入退院のフォローもおませください。ケアマネジャーと連携しながら、在宅での介護体制をしっかり整えてから在宅へ送り出しています。

院長に就任されて以降、心境の変化などはありましたか。
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少し前までは、急性期病院の先生たちから患者を紹介される際「この人は家に帰れそうだからリハビリをお願いします」と言われることが多かったのですが、近年では家に帰れるかどうか分からない方もどんどん送ってくださるようになりました。合併症を抱えて来る患者も増え、回復期リハビリテーションの役割は非常に拡大していると感じています。こうした時代の流れの中でやりがいを感じる瞬間は、急性期病院で「この状態で家に帰れるかな……」と心配された方が、リハビリの結果、自宅に帰れるまで回復してくれたとき。以前、大学病院や救急病院で働いていた時の僕がそうだったように、急性期病院の医師の中にはリハビリの効果を実感されていない方もいらっしゃいますが、高齢の患者でもリハビリを行うことで帰宅できるまで回復するケースは本当に多いんですよ。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。
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リハビリテーションの力は非常に大きなものです。ここは「生きるか死ぬか」ではなく、在宅復帰に向けて努力する前向きな場所。僕らもなるべく楽しく過ごしていただけるように、質の高い医療に加え、相手が望んだことを提供する「サービス」ではなく、先に患者が望むところを考えて提供する「ホスピタリティー」を大事にしてやっています。リハビリは1対1で行うことが基本ですが、その周りには共に励まし合い、刺激をもらえる仲間がいます。当院ではそうした周囲とのコミュニケーションをモチベーションアップにもつながると考えており、グループでのレクリエーション活動もたくさん用意しています。合言葉は「楽しい環境でしっかりしたリハビリ治療を受けて、家に帰りましょう」。今まで回復をあきらめていた方も、ぜひ当院で自宅に帰ることをめざしてほしいですね。

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