副理事長メッセージ(社会医療法人社団蛍水会 名戸ヶ谷あびこ病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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社会医療法人社団蛍水会名戸ヶ谷あびこ病院

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高橋 一昭副理事長
Kazuaki Takahashi

プロフィール1980年千葉大学医学部卒業後、同大学第一外科学教室入局。千葉県がんセンターなど千葉市内の病院で外科の研修を受けた後、千葉大学で麻酔・救急部に所属する傍ら免疫学教室で腫瘍免疫学の研究にも携わる。1989年より名戸ヶ谷病院外科勤務。2013年より名戸ヶ谷あびこ病院病院長。2017年より現職。日本外科学会外科専門医。日本救急医学会救急科専門医。

急性期から在宅までトータルなケアを実現

眼下に広がる手賀沼から、天気の良い日には遠く富士山まで見渡せる眺望の良さも魅力の一つである「社会医療法人社団蛍水会 名戸ヶ谷あびこ病院」。ここは我孫子市の二次救急医療を担うべく開設された病院だ。高橋一昭副理事長は、柏にある同法人の「名戸ヶ谷病院」で外科医師として東葛北部の救急医療に長く携わってきた。かつては、我孫子市内の救急の受け入れ体制が十分でなかったため、搬送先探しに多くの救急隊が苦労している姿を数多く見てきたのだという。現在同院では、救急は断らないという方針で、我孫子市内の救急搬送の多くを受け入れている。高橋副理事長は、外科医師として治療に携わり、また副理事長として法人運営に邁進する傍ら、救急医療の標準化をライフワークとして救急隊の指導なども行っている。そんな高橋一昭副理事長に病院の特徴や今後の方向性などについて聞いた。
(取材日2019年2月1日)

こちらの病院の成り立ちについて教えてください。
1

当院は「救急は断らない」という基本のもと、我孫子市の第二次救急病院として2012年に開設されました。我孫子市は歴史のあるとても良い街なのですが、かつては市内の救急体制があまり十分ではなかったのです。私は1987年から本院の名戸ヶ谷病院の救急医療に携わってきました。その間、多くの救急隊から我孫子市の救急患者さんの半数以上はどうしても市外に搬送せざるを得ないという話を見聞きしていたのです。そこで、法人としてこれまで培ってきた救急医療のノウハウを生かし、我孫子市でも医療を提供していこうと考えたのです。また、我孫子市の救急を担う病院であると同時に、より公共性の高い病院をめざして地域に医療貢献していきたい思っています。

救急医療のほかに診療面で力を入れている分野を教えてください。
2

一つは脳神経外科です。脳神経外科、脳卒中、血管内治療、それぞれの分野の専門の医師が常勤しており、脳卒中や脳血管障害に対して総合的な治療が可能となっています。手術が必要な未破裂脳動脈瘤やくも膜下出血などに関しても、開頭術・外科的手術と血管内治療、双方からのアプローチが可能で、症状や病変が起きている場所などによって、より適切な治療を選択しています。外科では、早い時期から腹腔鏡手術や胸腔鏡手術などを行ってきています。もう一つは小児科ですが、特に小児救急に力を入れています。全国的な問題でもあるのですが、我孫子市の場合も小児救急の受け入れ先が少なく、県外に搬送されることも多いのです。我孫子市内の患者さんは市内あるいはせめて県内で対応するのが本来の姿ですので、本院の小児外科とも連携しながら我孫子市内の小児救急を担っていきたいと思います。

訪問診療にも力を入れていると伺いました。
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そうですね。我孫子市の医療を考えれば、今後は在宅医療もさらに必要になってくると思います。現在は3人の医師が当院で手術や治療を担当した患者さんの在宅診療を行っています。病院で診ていた医師がご自宅でも診られれば、患者さんたちも安心していただけます。入院でも在宅でも、同じ医師が同じ視点でずっと経過観察し、医療を継続させることが大切です。当院ではカルテの電子化が進んでいますので、各自が端末機器を持参して訪問先でもカルテなどを見ながら診療しています。やがては遠隔診療にもつなげていきたいと思います。我孫子市は東西に長く、昔ながらの町並みも残っており、移動に時間がかかることも多いのですが、できるだけ多くの患者さんへ訪問できるよう工夫しています。今後は、地域で在宅医療を行っているクリニックの先生方とも連携して、顔の見える関係を作っていきたいと考えています。

地域連携や本院との連携について教えてください。
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その地域に病院が一つしかないと、その病院が何でも受け入れざるを得ません。ですが、東葛北部医療圏には特徴のある病院が複数存在しています。それぞれの個性を生かしながら連携、役割分担をすることで、地域の限りある医療資源やベッドを有効活用していきたいと考えています。それは、診療科はもちろん、治療をひとつとっても、患者さんが最適な医療を受けられるように、病病連携を図っていきたいと思います。本院についても、密に連携をとっています。今年、本院が新築移転します。移転をしても、建物自体はまだ使用できる場所もありますので、これを機に回復期リハビリ病棟、地域包括ケア病棟として病院の機能を残す予定です。そうなりますと、急性期から早期リハビリ、回復期リハビリ、在宅に移行するまでの療養期、在宅診療まで一つの法人としてトータルな医療を提供できるようになりますので、より地域の医療体制を充実していければと考えています。

最後に今後の展望をお願いいたします。
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これからも全人的医療、患者さん本位の医療に努めていきます。また、講演活動などを通じて地域の方が医療ついて知っていただく機会を増やしていければと思います。がんや糖尿病など生活習慣病の予防と早期発見の重要性、そして小児救急は親御さんもまだ知らないことも多いですので、母親学級を開いて小児医療についても正しく知っていただきたいと考えています。私はこれまで外科医師として救急医療に携わってきたこともあり、救急医療の標準化をライフワークとしています。病院、地域などで救急の医療格差が大きいのが現状ですが、その格差をなくして一人でも多くの患者さんを救えるよう、救急隊などへの指導、教育に努めたいと思います。この地域では、急性期から回復期リハビリ、そして介護までトータルにケアできる体制がグループで整っていきますし、今後も求められている医療を提供していき、ゆくゆくは「我孫子モデル」を構築できれば考えています。

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