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回復期から生活期まで
多職種連携で支えるリハビリテーション

医療法人生寿会 五条川リハビリテーション病院

(愛知県 清須市)

最終更新日:2026/06/25

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  • 保険診療

回復期リハビリ病棟、療養病棟を有し、入院中から退院後の通所・訪問リハビリまで行う「五条川リハビリテーション病院」。患者の自宅復帰、社会復帰に向けシームレスなサポートを担うのは50人以上のリハビリスタッフたちだ。多職種が連携しながら専門性を発揮し、個々の患者に寄り添うことが同院の強みとなっている。リハビリの特色や心がけについて、回復期病棟看護師長の浜田智栄子さん、リハビリテーション科科長代理PT(理学療法士)の佐久間泰彦さん、同科ST(言語聴覚士)リーダーの梶浦摩子さん、同科主任OT(作業療法士)の林由恵さん、同科主任PTの加藤智久さん、同科主任PTの山田康幹さん、統括介護主任の國島速人さん、リーダーMSW(医療ソーシャルワーカー)の森清香さんに話を聞いた。(取材日2026年4月28日)

風通しの良い職場環境で互いに相談・提案し合い、患者とその家族を多角的かつ包括的にサポート

Q回復期病棟の役割や強みについて教えてください。

A

回復期リハビリ病棟のスタッフ

【浜田さん】急性期治療を終えた方々が入院する回復期病棟には、ご高齢で複数疾患を持つ方が多いです。病態と、ご本人、ご家族の気持ちに寄り添いつつ、多職種で話し合って治療、ケアを進めます。当院は職種の垣根が低く、互いに相談しやすいことが特色です。
【佐久間さん】回復期は急性期と生活期をつなぐ段階であり、患者さんの生活背景もくみ取って復帰に向けて支える役割があります。当院では、回復期リハビリスタッフの多くが生活期リハビリを兼務していますので、退院後の生活をより具体的にイメージしたリハビリを提供できると思います。入院中の横の多職種連携はもちろん、退院後の縦の連携もしっかりしていることが当院の強みです。

Qスタッフさん同士の連携体制についてお聞きします。

A

多職種で連携しながら最適なケアの提供をめざしている

【梶浦さん】私は脳血管疾患や高次機能障害の患者さん、がん患者さんに対し、言語リハビリ、摂食・嚥下のリハビリを担当しています。対象疾患でなくとも病棟からの依頼があれば評価して食事の際のリスクを伝えるなど、スタッフ同士、風通しの良い関係性ができていると感じます。
【林さん】食事、入浴、更衣など日常生活動作に介入しています。身体機能に介入するPT、高次脳機能障害に介入するSTや実際の生活場面で関わる病棟スタッフと、一人ひとりの患者さんにどのような方法がベストかを話し合い、ご家族にも現状や今後の見通しをお伝えしています。個々のスタッフの専門性や経験値が高いので、複数の選択肢を提案することができます。

Q透析患者に対するリハビリも対応されているそうですね。

A

リハビリテーション科主任PTの加藤智久さん

はい。透析患者さんは筋肉が落ちやすく寝たきりとなるリスクが高いため、運動機能を高めるリハビリが重要です。 当院では、外来通院の患者さんには筋力トレーニングや動作訓練などを行い、在宅復帰をめざす回復期の患者さんには、階段昇降や入浴など日常生活に戻るための訓練も取り入れています。継続が大切なため、退院後も自宅で無理なく続けられる運動を患者さんの能力に合わせて指導しています。 また、長期療養の患者さんにとっても、身体機能を維持し、介助量を増やさないためのリハビリは欠かせません。透析患者さんは皮膚がデリケートで傷が治りにくいため、特に足に傷を作らないよう細心の注意を払っています。

Q通所・訪問など生活期リハビリについても教えてください。

A

左から山田康幹さんと國島速人さん

【山田さん】退院して生活環境が変わることで、病院でできていたことができなくなってしまうこともあります。そのため、通所や訪問によるリハビリの継続はとても重要です。また、通所では送迎スタッフによるご家族との対話も大事。何げないお話から得られる情報がリハビリに生かされることもありますね。リハビリの継続に加え、外出など活動を広げることも視野に入れていきます。
【國島さん】通所リハビリは、1~2時間の短時間型と、昼食、入浴のサービスを受ける長時間型があります。中には孤独感を抱える方もおられますので、通所リハビリでスタッフと話すことで少しでも癒やしを感じてもらい、笑顔になっていただけたらと思っています。

Qリハビリを通じての地域とのつながりも強そうです。

A

シームレスなリハビリに取り組んでいる

【森さん】私はMSWとして患者さんの入院、退院支援に関わっており、院長をはじめスタッフの皆さんが役割を尊重してくれています。ご本人の病気の状態、ご家族の希望、自宅の状況などさまざまな要因を考慮しつつ多職種連携し、できるだけご希望に沿って社会的サービスもご提案しています。当院は地域との連携も強く、クリニック、包括支援センター、ケアマネジャーさんなどから寄せられるさまざまな相談が受け入れにつながっていると思います。
【佐久間さん】地域イベントへの参加や出前講座も行っていますので、お困り事はお気軽に相談ください。もし入院されても、また住み慣れた地域に戻るまでサポートさせていただきます。

患者さんへのメッセージ

【佐久間泰彦リハビリテーション科科長代理PT】カンファレンスでは患者さんごとに、例えばトイレ動作の自立など、毎月目標を立てます。退院時を見通した上で現在の課題と専門職種ごとの役割を明確にして、その方の能力を最大限に引き出せるよう、多職種チームの総合力で入院中から退院までシームレスなリハビリに取り組んでいきます。
【浜田智栄子回復期病棟看護師長】外来、入院、そして退院後も通所・訪問と患者さんとは長いお付き合いになります。これまで築いてきた患者さんとの信頼関係を大切に、今後も皆で、当院の理念「みんなで創るやさしい医療と介護、ひとり一人を大切に」を実践していきたいと思っています。

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