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医療法人永仁会 入間ハート病院

(埼玉県 入間市)

永田 雅良 理事長

最終更新日:2020/11/25

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多彩な診療と画像診断、健康管理に取り組む

圏央道入間インターチェンジからすぐの場所にあるのが「入間ハート病院」だ。介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、グループホーム、検査専用施設、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所など、病気の予防から治療、介護福祉までを幅広くカバーする永仁会グループの中核となる同院は、内科系を中心に14にもなる幅広い診療科と専門の外来を持つことに加え、精度にこだわった画像診断や人間ドック、健康診断などに取り組むことで、地域の人々の健康な生活を支えることをめざしている。そんな同院の院長と同法人の理事長を務める永田雅良先生に、最近リニューアルを終えてさらに充実した診療体制に整えた同院について、話を聞いた。
(取材日2019年8月1日)

病院を紹介していただけますか?

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当院は、1996年に開院した永仁会グループの母体となる病院です。永仁会では、当院の他に所沢PET画像診断クリニックや当院に併設されている健康管理センター、介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、訪問看護ステーション、デイサービスや通所リハビリテーション、地域包括支援センターなどを運営し、医療と介護福祉をワンストップで提供することで、地域の皆さまの健康な人生を支えることをめざしています。その中で当院は、一般内科と循環器科、整形外科などをはじめとする多彩な診療科に加えて専門の外来を設置し、大学病院などとも連携することで、幅広い病気の治療に対応しています。また、MRIやCT、超音波などの画像診断や健康管理センターでの人間ドック、健康診断などの予防医学的なことにも力を入れて取り組んでいます。病床が23床ありますが、主にグループ内の老人保健施設や老人ホームに入所している方を対象にしています。

特徴は、どんなところでしょうか。

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まずは、画像診断です。今年、新棟が完成したのですが、その際には新鋭の3テスラと1.5テスラのMRI、低被ばくの320列マルチスライスCTを導入しましたし、グループ内の所沢PET画像診断クリニックでは、PET-CTが2台にMRIやCTもあり、それらの検査を行っています。さらに当院には、放射線科を専門とする常勤の医師がいることに加えて、防衛医科大学の教授や准教授をしていた先生方も非常勤で来てくれて読影を行っていますので、画像診断の読影のレベルは高いと自負しています。また、胃と大腸の内視鏡検査にも取り組んでおり、がんなどの早期発見に努めています。さらに健康診断と人間ドックにも力を入れており、併設されている健康管理センターでは、生活習慣病やがんなどの早期発見を目的とした人間ドックから乳がん検診、地域企業や地元市民の健康診断まで幅広く取り組んでいます。

他にはありますか?

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外来診療については、内科や循環器科、消化器科、呼吸器科、整形外科などの14の診療部門に加えて、心臓血管や糖尿病、乳腺などを専門とする外来も設置しています。それら専門の外来を担当するのは、ほとんどが近隣の大学などで教授や准教授をしていた先生です。当院では、手術や救急の対応はできませんが、それらが必要なときには地域の大学病院や基幹病院にお願いし、それ以外の診察のときは、高精度の画像診断と専門の医師による診察で、大学病院並みの外来診療を提供することをめざしています。開業医ですから、かかりつけ医ではないということはありませんが、もう少し専門性が高いというか、大学病院の外来に行くのは時間がかかって大変だけど、当院ならそんなに時間もかからずに、大学病院と同じようなの診察が受けられるという大学病院と地域の診療所の橋渡し的な位置づけです。また、グループ内の各介護施設のバックアップ的な役目も担っています。

今年完成したリニューアルで、変わった点を教えてください。

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これまでは外来の待合室が狭く、そこで2〜3時間も患者さんを待たせてしまうことがあったのですが、今回の改装で広くて居心地の良い待合スペースにして、さらには、自分の順番がスマートフォンで、外や自宅などにいてもわかるシステムも導入しました。また、リニューアルに伴い、透析センターとリハビリテーションフィットネスセンターを新たにオープンしました。透析センターは、今のところ11床ですが、全室個室になっているのでプライバシーも保たれた状態で快適に人工透析を受けることができます。リハビリテーションは急性期ではなく、けがや脳卒中を発症してから時間がたっているけどリハビリを続けたいという慢性期の方や認知症の進行抑制などに加え、グループ内の老人保健施設などに入っている方や地域の方のロコモティブシンドローム予防などを目的としています。また、人工透析を受けている方のリハビリテーションにも対応しています。

診療や病院の運営において、心がけていることは何ですか?

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一番は、地域の人たちの役に立つには、どうすれば良いのだろうということです。先進の医療機器を備えて、画像診断がしっかりとできるということは、地域に役立つだろうと思いますし、介護が必要な方々の医療面のサポートをしていくことも大切です。また現在は、大学病院や基幹病院へは、紹介状がないと行きにくいようになっています。大学病院へ行かなくても当院に来れば、高度な画像診断と、専門医による診察を受けられることも大切だと考えています。今後も、病床数を増やすということは考えておらず、それよりもベッドを持っている近隣の中規模の病院と連携をして、救急をしている病院ならお願いをして、その代わり画像診断が必要な時や検診の際には当院を利用していただくというように、地域で連携をしながら包括的な医療を提供していけるようにできればと考えています。

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永田 雅良 理事長

1976年慶應義塾大学医学部卒業後、同内科に入局。済生会宇都宮病院、慶應義塾大学病院内科呼吸器循環器科、国立埼玉病院内科循環器科医長、カナダモントリオール心臓病院研究生、社会保険埼玉中央病院内科医長を経て、1990年永田病院副院長。1996年医療法人永仁会入間ハート病院院長。2003年9月医療福祉法人永仁会理事長就任。同年12月医療法人永仁会理事長就任。日本循環器学会循環器専門医。医学博士。

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