院長メッセージ(社会福祉法人恩賜財団 大阪府済生会富田林病院) | 病院・総合病院・大学病院を探すならホスピタルズ・ファイル

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社会福祉法人恩賜財団大阪府済生会富田林病院

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宮崎 俊一院長
Miyazaki Shunichi

プロフィール1979年京都大学医学部医学科卒業後、カリフォルニア大学医学部研究員、国立循環器病研究センター心臓内科医員、心臓内科医長などを経て、2006年に近畿大学医学部内科学講座循環器内科学教授就任。2016年より現職。循環器のスペシャリストである以前に「内科医師である」という強い信念を持ち、ジェネラリスト育成に注力。断らない医療で富田林病院を再建に導くなど経営者としても手腕を発揮。

総合的な医療提供で地域住民に開かれた病院

金剛駅、富田林駅などから送迎シャトルバスが運行し、通院にも便利な「大阪府済生会 富田林病院」。社会貢献性の高い医療サービスを提供する公的病院として、40年以上の歴史を持つ地域の中核病院だ。同院に2016年に宮崎俊一院長が就任してからは、医師たちの意識改革を中心に、可能な限りすべての患者を受け入れるよう体制を整えてきたことで、地域住民が頼れる病院へと変化してきた。2020年秋、同敷地内に建設中の新病院への移転を控える同院の成り立ちや、院長就任後の取り組み、感染症対策、新病院への思いなどを、宮崎院長に語ってもらった。
(取材日2020年8月18日)

貴院の成り立ちと特色を教えてください。
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当院は1977年に富田林市と大阪府が共同で開設した富田林病院を前身とし、長らく指定管理という形で病院の管理・運営を恩賜財団済生会が行い、2018年から大阪府済生会が開設者となりました。日本の病院は大きく分けて「公立・公的・民間」の3つに分類されますが、当院が属するのは「公的病院」です。公的病院は、自治体から運営費の補填がある公立病院と同等レベルの感染症・災害対応も含んだ医療サービスの提供が要求される一方、医療を継続するための運営費や資金調達については自助努力が求められます。加えて困窮者の救済を掲げて明治時代に発足した背景を持つ済生会として、患者さんの医療費自己負担を軽減する無料低額診療事業も継続しています。新型コロナ感染症の影響で受診控えなどもある時世の中、公立病院とは違う土俵の上で、より社会貢献性の高い医療サービスを真摯に展開していることを、多くの方にご理解いただきたいと思っています。

院長就任の経緯と、就任後の取り組みについてお聞かせください。
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市立病院として長期にわたり赤字体質に陥っていた当院の立て直しのため、近畿大学医学部で循環器内科教授を務めていた私に白羽の矢が立ち、2016年に院長として着任しました。私は循環器内科の専門医師である前に「内科医師であれ」という考えを基本に持ち、最も大切な医療サービスは「住民の方に安心を提供すること」だという信念があります。院長就任後は当院の医師に対し、専門分野を持つことは重要なことだが、それだけを診るスペシャリストではなく総合的な知識・技術を持つジェネラリストとしての基本診療能力を持って、すべての患者さんに対応するよう伝えました。どんな症状であれ可能な限り受け入れて診断し、仮に当院での治療では不十分だと判断すれば近畿大学病院に送る。それが「富田林病院は、いざというときに必ず診てくれる」という安心感となり、診療に最大限の努力をするスタッフの存在を知ってもらう機会にもなると考えています。

チーム医療を推進していると伺いました。
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救急であれば内科系医師と外科医師の2人を中心に体制を整えていますが、日頃からコミュニケーションを密にすることで、いつでも連絡してヘルプを求められる関係性を築いてほしい、各科が横のつながりを強固にしてほしいと伝えています。というのも、病院にはジェネラリストもスペシャリストもどちらも必要ではあるものの、人数が限られていますよね。何か困難なことが発生したとき、たとえ互いの専門分野でなかったとしても、チームが「1人の人間」であるかのように機能することで可能性を広げていけると考えているからです。そのため、内科系医師への考え方同様、外科医師にもスペシャリストであることに加え、風邪や腹痛など内科の軽症患者に対応できるよう準備をしてほしいと望んでいます。看護師、検査技師らスタッフに関しては医師ほどの専門分科傾向はありませんから「全員で医療の質を上げていく」という気持ちで取り組んでくれています。

感染症への対応についてはいかがでしょうか。
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先ほども申し上げたとおり、基本的な考えは「地域の方に安心を提供すること」です。そこで考えて出た答えは、地域住民に安心を届けるためには、まず職員に安心してもらわなければならないということです。未知なるウイルスに対しての恐怖心は理解できますが、合理的ではない感情論に惑わされてはいけません。理性的・論理的に考察した上で、今ある最高レベルの感染防御策を導入するしかないと結論づけ、徹底した感染防御のトレーニングとマニュアル作りに努め、それを周知する方法を考えました。2020年3月以降は日本全国すべての地域の医療機関において、心理的な受診抑制が影響し、患者数が減少しているのが現実です。当院も外来や予約入院の患者数が大きく減っていますが、救急の受け入れ数や手術数に変化はありません。当院の職員には、感染症よりも恐ろしい病気は当然にあることと、徹底した感染防御をして患者さんを受け入れようと話をしてきました。

2020年秋に、新病院への移転を控えています。
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超高齢社会において、訪問医療・看護の充実化とQOLの向上が一つのポイントになると私は考えています。徐々に地域へと医療の舞台が移っていく中で、病院に必要なのはリハビリテーションだと思い、新病院はそうした未来を視野に入れた設計をしています。また「職員を大切にしている」という病院側のメッセージを込め、業務に専念できる職員に優しい造りであることを重視しました。新病院建設にあたり、支援してくださった方から「日本一の病院を」と期待をかけていただきましたが、私は日本一の病院ではなく、この地域における主たる安心を提供する病院をめざしています。そのためには診断能力・技術を含めた質の高い医療という基本を身につけたチームづくりを推進していきます。職員に優しい新病院は、当然ながら患者さんにも優しい施設となるはず。これまで施設・設備の制限によりできなかった治療などにも対応可能となる新病院に、ぜひご期待ください。

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