最終更新日:2024/03/04
地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センター
- 大阪府大阪市住吉区万代東3丁目1-56
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遺伝診療センター
診療科・部門紹介
日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医や専門の遺伝カウンセラーが中心となって、遺伝に関する不安や相談に対応
遺伝診療センターでは、遺伝医療の専門職である臨床遺伝専門医や専門の遺伝カウンセラー、臨床心理士、看護師、各科の専門医師がチームとなって、遺伝カウンセリングを実施。遺伝性疾患への理解や遺伝学的検査の相談など、遺伝に関するさまざまな悩みや不安に対し、適切な遺伝情報の提供と心理的社会的支援を行っている。また同院では、がん遺伝子パネル検査を実施し、個々の患者の遺伝子情報に基づいたがんゲノム医療にも注力。2020年9月からは通院外患者の受け入れも開始した。遺伝性疾患の相談からがんゲノム医療まで幅広く対応しながら、患者とその家族の意思が尊重されたものとなるよう、丁寧にサポートしている。
遺伝カウンセリングの様子
患者の疑問に対して、納得がいくまでじっくりと一緒に考える
スタッフ紹介
スタッフ
澤田 甚一センター長
1987年大分医科大学医学部を卒業後、神経内科医として遺伝性神経難病に関心を寄せ、その発症機構や治療法に関する研究に打ち込むと同時に患者とその家族の支援にも注力し、難病をめぐる地域連携大切の構築などさまざまな取り組みにも参加。2018年4月より、遺伝学的検査を通してより質の高い医療の提供をめざして遺伝診療センターのセンター長に就任。日本神経学会認定神経内科専門医、難病指定医。
永井 真理子さん
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻遺伝看護・遺伝カウンセリングコースを卒業。2023年より大阪急性期・総合医療センターの遺伝診療センターに入職。遺伝性疾患、遺伝について正しい情報の提供と同時に、心理的・社会的不安に寄り添い、患者自身が「どんな選択が自分らしいのか」を考えることができるよう、サポートに尽力している。
紹介医療機関の先生方へ
当センターでは、がん、神経・筋疾患、先天性代謝異常症、染色体異常症など遺伝性疾患に関わる問題に対し、チーム医療による遺伝カウンセリングを実施しています。遺伝医学の発展に伴い、多くの病気が遺伝子レベルで解明されつつある現代において、遺伝情報は重要な個人情報であると同時に、重要な医療情報でもあります。当センターでは、検査を必要とする人に遺伝学的検査が行き届き、医療の質の更なる向上に役立てられることをめざしています。遺伝性疾患への不安を感じておられる方やがんゲノム医療に興味のある患者さまがおられましたら、当センターの主治医または遺伝診療センターにご相談いただければと思います。