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最終更新日:2023/02/03

地方独立行政法人大阪府立病院機構
大阪急性期・総合医療センター

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消化器外科

診療科・部門紹介

すべての消化器がんにロボットや腹腔鏡を活用した精緻で低侵襲な手術を提供

地域のがん診療を支える「地域がん診療連携拠点病院」として、高度ながん医療に取り組む同院。消化器外科は、消化器内科、画像診断科と密に連携し、食道がん、胃がん、大腸がん、肝胆膵がんをはじめとしたあらゆる消化器疾患患者に適切な治療を提供。院内各科と協力し、心疾患や腎機能障害等の併存疾患があっても安心して手術や化学療法が受けられることが強みだ。ロボット支援手術や腹腔鏡手術など負担が少ない低侵襲手術を積極的に実施。がんやがんの疑いで地域の医療機関から紹介される患者は、初診日に造影CT検査を施行し、初診から診断、治療方針決定、手術までを迅速に実施する「エクスプレス対応の外来」があることが大きな特徴だ。

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手術支援ロボットを駆使し、患者の体への負担が少ない手術に努める

スタッフ紹介

責任者

Dr1

本告(もとおり) 正明主任部長

1997年大阪大学医学部卒業。2006年大阪大学大学院医学系研究科大学院修了。国立大阪病院(現・国立大阪医療センター)外科、大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)消化器外科などを経て、2015年3月より大阪急性期・総合医療センター消化器外科、2020年4月より現職。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医。食道がん・胃がん治療が専門。

メッセージ

当院には、手術支援ロボットが2台あり、積極的にロボット支援手術を施行しています。食道がん、胃がん、直腸がんに加えて、2022年5月から結腸がんにもロボット支援手術を実施しています。従来の腹腔鏡手術で用いる鉗子(かんし)は体内で曲げられませんが、手術支援ロボットのアームには関節機能があり体内で自在に曲げることができます。手ぶれもなく、術野を3Dで10倍に拡大して見ることができるため、従来の腹腔鏡手術より、精緻な手術が行えます。また、当院は「がんゲノム医療連携病院」として、標準的な抗がん剤治療だけでなく、標準治療のなくなった患者さんに対しても先進的な治療が提供できるように取り組んでいます。私は食道がん、胃がんの治療を専門にしています。食道がん、胃がんの手術後は嚥下・消化・吸収機能や体力・筋力が低下します。医師、看護師、管理栄養士、言語聴覚士、理学療法士がチームを組み、手術直後だけでなく術後外来通院中も患者さんをサポートします。どうぞ安心して当院を受診してください。

スタッフ

Dr2

友國 晃副部長

2002年大阪大学医学部卒業後、大阪大学医学部附属病院、大阪急性期・総合医療センターなどで勤務。大阪大学消化器外科学助教(肝胆膵)、大阪国際がんセンター消化器外科医長(肝胆膵)を経て、2019年から現職。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医。肝臓・胆道・膵臓領域の悪性/良性疾患が専門分野。

メッセージ

当院は、消化器外科と消化器内科、画像診断部門が毎週カンファレンスを行い、一人ひとりの患者さんの治療方針やスケジュールを事前に話し合うなど緊密に連携・協力することで、検査や診断・治療をスムーズに提供できるよう努めています。病状が複雑で、手術も難易度の高いものが多い肝臓、胆道、膵臓の病気ですが、当院では高度な手術を積極的に行うだけでなく、症例によっては腹腔鏡下での肝切除や膵切除も実施しております。また、胆石症など良性の病気への緊急対応も行っておりますので、肝胆膵の病気のことなら何でも当科の医師にご相談ください。

Dr3

賀川 義規副部長

2002年富山医科薬科大学卒業後、大阪大学医学部附属病院、市立豊中病院などで勤務。関西労災病院下部消化管外科副部長を経て、2020年に大阪急性期・総合医療センター消化器外科副部長に就任し、2022年から外来化学療法室室長を兼任。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医。ロボット支援手術を含めた大腸がんの診断、手術、治療が専門分野。

メッセージ

個々の患者さんに適した治療を実践しています。当センターでは2012年から直腸がんのロボット支援手術を開始しました。2020年に新型ロボットを導入し、2022年には2台体制となり、現在では結腸がんと直腸がんのすべての大腸がんに対し、ロボット支援手術が標準となりました。永久の人工肛門を回避するため直腸がんを切らずに治す治験などの先端医療にも積極的に取り組んでいきます。また、早期社会復帰や就労支援にも力を入れています。多角的なサポートで患者さんとご家族に満足いただける大腸がん医療を追求し、「先生に出会えて良かった」と思っていただける医療を実践しています。

Dr3

宮崎 安弘消化器外科副部長

2002年熊本大学医学部卒業。東京厚生年金病院外科、市立堺病院外科、大阪大学臨床医工学融合研究教育センター次世代内視鏡治療学共同研究部門、大阪大学消化器外科を経て2019年より現職。専門領域は消化器外科、肥満・糖尿病外科、内視鏡外科。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、医学博士。

メッセージ

当院では、肥満症・糖尿病の減量・代謝改善手術を専門に行う外来を毎週火曜の14時から開設し、内科医・精神科医・管理栄養士の先生方とともに肥満症治療チームを結成し、総合的に肥満症の診療を行っています。BMIが32を超えるような高度肥満症の患者さんにとって腹腔鏡下スリーブ状胃切除術が有用な治療法の一つです。もちろん、どのような場合でも手術が適しているわけではありませんが、病状や生活状況に合わせて栄養指導と内科的治療など総合的な治療を進めた上で行う本手術は、非常に高い効果が期待できます。いきなり手術というわけではないので、まずは診察とアドバイスを求めるだけでも大丈夫です。お気軽にご相談ください。

対応できる疾患

  • 食道がん、胃がん、十二指腸がん、小腸がん、大腸がん、肝臓がん(肝がん)、膵臓がん(膵がん)、胆石症、胆のう炎、胃粘膜下腫瘍、肝腫瘍、膵腫瘍、直腸がん、結腸がん、胆のうがん、高度肥満症

紹介医療機関の先生方へ

当科ではがんやがん疑いの初診患者さんに「エクスプレス対応の外来」を受診してもらい、初診日に造影CT検査を含めた必要な検査を実施し、病期診断、治療方針の説明を行い迅速に治療を開始します。また、消化管狭窄等で早めの受診や入院が必要と考えられる際にはできる限りの対応をいたしますので地域医療連携センターにご連絡ください。標準治療がなくなったがん患者さんには遺伝子パネル検査を行い、治験参加への道を探すがんゲノム医療も実施しています。地域の先生方には2016年より毎月、当科と消化器内科が診療や疾患のトピックスを発送しています。地域の患者さんや先生方のために安心で安全な医療を提供できるよう努力しております。

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